FLC日記 2017年4月1日(土) くもり時々晴れ
「この山の頂上付近は、一昨年まで後ろにあるような雑木林だったんですよ。そこを昨年、父と私とで開いて、みかんの果樹を植えました。もちろん、今年はまだみかんは実りませんが、頂上付近はしっかり日も当たるので、しっかり手をかけ育てていけば、これからが本当に楽しみです!」
そう話すのは、匠の農家さん「社方園」園主の社方武路さんです。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、平成30年度の匠の農家さん「社方園」さんの熊本産晩生みかん『青島』のネット独占販売に向け、現地取材をスタートしました。
ちょっと大きめな畝(うね)を築き、そこにみかんの果樹が植えてありました。
まだまだ幼い幼木なので、収穫できるのは2年後ってところでしょうか!
ここは、熊本県山鹿市久原にある、「社方園」さんの熊本産晩生みかん『青島』の栽培地です。
本日は、昨日に続き匠の農家さん「社方園」さんのみかん山を開く話を紹介します。
この写真は、頂上に上る前に取材した、社方武路さんのお父さんで、「社方園」初代園主の社方義武さんが、ユンボを使ってみかん山を開いている様子です。
山の傾斜に沿って栽培されていたミカンを、きちんと管理しやすい形状の地形にするため、山を開いています。その様子は昨日のブログで紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!
「社方園」さんのみかんの栽培地はみかん畑と言うより、“みかん山”と言った感じです。
ユンボで開いているところは、6合目か7合目付近といったとこでしょうか、そこからさらに頂上へ向け道は続きます。
こちらが、今年も収穫し出荷したみかんの果樹たちです。
それぞれ、大きめの畝を立て、その下を車や運搬機が通れるようにしてあります。
「祖父が残してくれたみかん山を、父が道を作り、私の代でさらに管理しやすいように開いてきたんです。」と武路さん。
ちょっとお隣を例に挙げ恐縮ですが、山に沿って段を作って栽培してありますが、車や運搬機が通れなければ、その管理も収穫も大変な労力を要します。
「作業がしやすい環境を作るってことは、楽をするってことではないんです。その分、しっかりと手をかけることができるってことなんです。」武路さんは続けてそう話しました。
「こうして果樹と果樹の間を、きちんと確保することで、様々な業務が効率よくできます。やはり、きちんと管理し、手をかけないと、絶対に良いものはできないからですね!」
「例えば、収穫にしても、ここを運搬機が通れば、それにはリフトがついているので、こうしてグ~っとあがって、安定した足場で収穫ができます。脚立やはしごで無理しなくていいんです。」
「現在栽培しているみかんの果樹たちは、3本仕立ての栽培方法で育てています。でも、昨年頂上付近に植えたもの、そして、今年、今開いているところに植えるものは、主幹を1本で育てる予定です。」
「え?そんなことが可能なのですか?全く、想像がつきません。」と言うと、
「ハハハッ!そうですよね!ちょっとこの枝を起こして説明しますね。このように主幹を1本まっすぐ立てて、例えるなら、庭木の槙(まき)のようなイメージですかね。その様子は、これからそう仕立てていくので、また取材に来てくださいよ!」と武路さん。
「もちろんです!」と言うと、武路さんはさらに続けました。
「こんな感じになれば、手入れ(剪定)や収穫の手間も省けますよね。うち(社方園)は、ぶどうがメインですが、みかんにももっともっと力を入れていきたいんです。」
「社方園」さんと言えば、「FLCパートナーズストア」のお客様や、このブログ「FLC日記」をご覧いただく方は、よくご存じだと思います。
「社方園」さんは、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を生産する匠の農家さんです。
こちらは、袋かけ直前の6月中旬の様子です。
「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売していて、すでに今年のご予約をたくさん頂戴している大人気商品です。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
そして、平成30年度からの「社方園」さんの熊本産晩生みかん『青島』のネット独占販売に向け、こうして現地取材をスタートしたのです。
こちらは、頂上付近の昨年植えたみかんの果樹です。
「おぉ!これは飛竜台木ですね!」と言うと、
「さすが笠さん!飛竜台木で育てると、樹高も高くならずに良いんです。きっと、私がさっき言った方法で仕立てて、私の子供たちの代の頃に最もこの子たちが活躍してくれるようになるんじゃないですか!祖父が作り残してくれたみかん山を、父と私がしっかり手をかけれるように作り替え、さらに進化させて、子供たちへとつなぎたいですね~。」と武路さん。
「3人の息子さんたちの中で、どなたか接ぎたいと言ってるんですか?」と尋ねると、
「えぇ!中学生の長男がやりたいと言ってるみたいなんです。それを聞いた時は嬉しかったですねぇ~!」
武路さんは、そう言いながら、とても優しい笑みを浮かべました。
「では、頂上で1枚ポーズをとって写真を撮っておきましょう!今の話、私がいつか息子さんに伝えますよ!」と言うと、
「え?なんだか照れますねぇ~。でも、ぜひお願いします!(笑)」と言いながら、こうしてポーズをとってくれました。
照れながらも私のリクエストに応え、別アングルでも撮ったので、本日のブログの冒頭の写真は、その際に撮影したものです。
頂上まで登ると、昨日紹介した工事現場の展望よりも、さらに遠くまで見渡すことができました。
一ツ目池の向こうの「社方園」さんのぶどうの栽培ハウスも、頂上付近のみかんの果樹たちも一望できました。
「FLCパートナーズストア」では、平成30年度より匠の農家さん「社方園」さんの木箱熟成蔵出しみかん『山鹿のみかん』をネット独占販売いたします。
こうして、現地にて取材をして、その栽培の様子や惜しまぬ手間ひまをきちんとお伝えしようと思っています。
「社方園」さんの『山鹿のみかん』にご期待ください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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