FLC日記 2017年8月11日(金) にわか雨のち晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、水にこだわる匠が、手のかかる棚田で、惜しまぬ手間ひまと愛情たっぷりに育てられた、『菊池水源棚田米』をネット独占販売しています。


『菊池水源棚田米』は、その名の通り、熊本県菊池市、菊池水源の棚田で生産される大変希少なお米です。
こちらは、稲刈り時の様子です。
遠くには、阿蘇五岳の1つ“鞍岳(くらだけ)”の雄大な姿を望むことができます。

平成28年度の『菊池水源棚田米』も、定期購入のお客様分を除くと、残りわずかとなりました。
白米、玄米をそれぞれ、10kg、20kg、30kgで販売中です。
ご注文はお急ぎください!
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ここは、熊本県菊池市、菊池水源にある棚田です。
まずは、高台から見た、本日の棚田の景色をご覧ください。
「FLCパートナーズストア」でネット独占販売する、後藤武臣さんの『菊池水源棚田米』の田んぼは、中央の堆肥センターの左側、最も南の斜面にあります。
中央を走る、曲がりくねった道路を挟んで棚田が広がっています。

その道路に沿うようにして、水路が続いています。
この水路には、美味しいお米作りには欠かせない、清らかで新鮮な菊池水源の水が流れています。
後藤武臣さんは、この水に惚れ込み、こだわり、この手のかかる棚田で『菊池水源棚田米』を育てています。

田植えから約2ヶ月が過ぎ、平成29年度の『菊池水源棚田米』は元気に成長中です。
後藤さんの田んぼは、全部で5枚です。
どれも、曲がりくねった田んぼです。

こちらは、一番上の田んぼです。
もともとは、19枚もの小さな三日月型の田んぼを区画整備で、5枚にしたのです。
「こぎゃん曲がりくねった田んぼばってん、前に比べたら随分と作業のしやすくなったばい!」と田植えの際に後藤さんがお話いただいたことを思い出しました。

こちらが田植えの取材の際に撮った1枚です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

もちろん、後藤さんの『菊池水源棚田米』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
稲刈りのみならず、稲刈り後の冬の様子や苗床作り、苗床での苗の成長、田植え、稲の成長の段階や、花咲く様子(写真)、黄金色に輝く稲穂などその全てです。

棚田での米作りは、平地の四角い田んぼに比べ、労力を5倍とも10倍とも要すると言われています。
例えば、この“クロギリ”(畔の草を刈ること)でも、かなりの重労働です。
それでも、後藤さんがこの棚田でお米を育て続けるのは、ここに菊池水源から最初に流れ込む、清らかで新鮮な水があるからなんです。

この菊池水源は、その名の通り“水の源(みなもと)”に位置する地区です。
1級河川の「菊池川」の、源流から最初に流れ出す清らかな水が、この地でのお米作りの水となっています。

この棚田一帯を見下ろす高台には、「原井出(はるいで)」と呼ばれる、大きな用水路があり、そこから棚田に枝分かれして、清らかな水を送り込んでいます。
この「原井出」が作られたのは、なんと江戸時代、将軍徳川綱吉のころです。

水の便が悪かったこの地域一帯を救うべく、河原杢左衛門(かわはらもくざえもん)が、菊池川の上流から水を引く井出を計画し、4年余りの歳月をかけ、総延長11kmにもなる「原井出」を作り、現在はコンクリートで整備され使用しています。
絶えることのない、菊池川源流からの水は、とにかく透き通っています。
清らかな新鮮な水で、こうして手を浸すと、源流らしくとてもヒンヤリとしています。

「お米の命は“水”。この菊池水源の水は、名水百選にも選ばれた菊池川の源(みなもと)の水たいね!この良か~ぁ水のあるけん、どぎゃん手のかかろうが、俺はこの棚田で米ば育てよるとたい!」
後藤さんはいつもそう話します。

最高の水に負けない、土作りのための労力も惜しみません。
これは4月の様子で、後藤さんの棚田は一面れんげの花畑です。
稲刈り後に蒔いたれんげが芽吹き、こうして花を咲かせています。
れんげは、土作りのためだけに、コストをかけ手間ひまをかけ育てられたものです。
花が咲き終わる5月中旬頃、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み有機肥料とする、ための「緑肥」なのです。

本日の取材の帰りに、後藤さんのご自宅に伺いました。
「田んぼの写真ば撮ってきたとだろ?今年もよ~く育ちよったろ?水の管理ばピシャッとしながら、秋までしっかり育てにゃんて思いよるたい。」
後藤さんがそう話しました。

「今は田んぼの水を抜いて、根を伸ばさせる時期なのですか?」と尋ねると、「その時期は終わったとばってん、また雨の降るって予報の出とるけん、今調整しよるとたい。」とのこと。

「うちの田んぼは棚田たいね。雨のことば考えんで、水ば入れ過ぎとくと、土手のくえる(崩れる)とたい。そぎゃんこつも考えながら水管理ばせにゃんとだけん、やおいかん(熊本弁:一筋縄ではいかない)とばい。まぁ、俺の目の黒かうちは、俺がピシャッと管理するけん、今年も安心して任せときなっせ!」

後藤さんの熊本弁わかりました?(笑)
まぁ、ざっくり話すと、今年も水管理を徹底しながらきちんと育てているので、俺に任せとけ!ってことです。
もちろん、全て信頼しお任せしようと思っています。

後藤さんの棚田は10月上旬には、今年も黄金色の輝きを見せてくれると思います。
平成29年度の『菊池水源棚田米』作りも極めて順調です。
今年も、稲の成長の様子や惜しまぬ手間ひまなど、しっかりと取材してまたこのブログでご紹介いたします。
ぜひ一緒に成長の様子を見守って下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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