FLC日記 2017年3月26日(日) くもりのち雨

「昨年実った、結果枝は今年は使用しません。全て選定していきます。新しく芽吹かせる枝は、できるだけ、下の方から芽吹くものを使うんです。そうすることで、あえて弱い枝を芽吹かせて、確実にいちじくを実らせるように仕立てていくんです。」
「小春農園」専務の小原将輝さんがそう言いながら、剪定作業を終えた枝を見せてくれました。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『山あいの甘熟いちじく』をネット独占販売いたします。

こだわりの樹上完熟での収穫で、最も甘さが乗り、最高に美味しいいちじくを、完熟ならぬ『甘熟いちじく』と命名した、「小春農園」さんの『山あいの甘熟いちじく』は、「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
本日は、昨日に続き、栽培地にて現地取材してきた、「小春農園」さんの“匠の剪定作業”の様子を、ご紹介いたします。

ここは、熊本県山鹿市鹿北町の自然豊かな山あいにある「小春農園」さんの『甘熟いちじく』の栽培ハウスです。
ハウスは、あくまで雨風からイチジクの果樹や果実を守るためのもので、屋根を目的としたハウスです。

今年も、8月中旬からの収穫に向け、匠の剪定作業が行われています。
取材に伺ったのは、3月21日(火)です。
数日前から作業はスタートしていて、すでに剪定が終わっている果樹もありました。

「小春農園」さんでは、「一文字整枝法」と言う栽培方法で『甘熟いちじく』を育てています。
1本の果樹から両サイドに主幹を伸ばし、それを1列になるよう仕立てて管理する栽培方法です。

「小春農園」専務の小原将輝さんに剪定作業の様子を見せて頂きました。
「ほら笠さん!この下の芽を残して剪定するんですよ!弱い芽を芽吹かせるんです。」と将輝さん。
こうして毎年その作業を見てきましたが、なんとも不思議な話です。

こちらは、昨年12月21日の朝の、いちじくの落葉した様子です。
いちじくは、一定の寒さになると、こうして一気に落葉します。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

「小春農園」さんの『山あいの甘熟いちじく』の栽培の様子も、もう何年も収穫はもちろんのこと、落葉や、冬の剪定の様子など、こうしてその全てを現地取材してきました。

「この下から出る芽のちょっと上を剪定します。」と将輝さん。
「ホント不思議ですよね!なんだか、強くて良い芽の方がしっかり実りそうですが、そうじゃないんですよね!」と言う私に、

「そうなんですよねぇ~(笑)。そこがポイントで、上から芽吹く強い芽は、勢いが強すぎて、果実が1節1節に実らずに飛んでしまうんです。」と説明してくれました。
そこが、確実に着果枝を作る、匠の剪定なのです!

「ここは、一昨年の着果枝の残った部分です。ここで、剪定しているので、昨年そこの下から着果枝が芽吹き、いちじくを実らせました。まずは、その一昨年の残った枝を切ります。」

「そして、昨年の着果枝を、今年芽吹く下からの芽を残して切るんです。」
将輝さんは、先ほどの笑顔が一転して、匠の鋭い目と表情に変わり、手際よく剪定作業を行っています。

「よし!これでこの枝は完成です。基本はこれの繰り返しですね!」と将輝さん。
「2つ新しい芽が残っているように見えますが良いんですか?」と尋ねると、

「ええ!それは大丈夫ですよ。ほら!笠さんも毎年取材に来る、4月下旬からの芽カギ作業で管理するので、いくつか新芽が残っていても大丈夫です。」
こうして、惜しまぬ手間ひまをかけ、あの『完熟いちじく』は育つのです。

こちらは、一昨年の剪定作業の様子です。
「小春農園」代表の小原正宏さんと、息子さんで専務の小原将輝さんが匠の剪定作業を施しています。
「小春農園」さんでは、代表の小原さんの豊富な経験と卓越した技術に加え、大学で果樹栽培を専門的に学んだ知識が重なり、二人の匠が中心となって、様々な“本物”と呼べる農作物を育てています。

こちらは、現在大好評販売中の、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の収穫の際に撮った写真です。「小春農園」さんが育て上げた、『デコポン(肥後ポン)』は、弊社のリピート率ナンバー1の大人気商品です。

糖度と酸味のベストバランスの美味しさに加え、その見た目の美しさも品機の秘密です。現在は、蔵出し完熟デコポン(肥後ポン)『不知火』を大好評販売中です。

その他には、現在、大好評予約承り中の幻の白い『長生たけのこ』(写真:4月4日より出荷)や、究極の柑橘『せとか』も販売中です。さらには、『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』、『ザ・みかん』、『原木しいたけ』など、どれも“本物”と呼べるものばかりです。それらは全て、「FLCパートナーズストア」でネット独占販売しています。

『山あいの甘熟いちじく』も、もちろん大人気商品です。
この写真は、昨年の初回収穫の際に撮ったもので、初回から3回ほどはこれくらい大きなイチジクも含めパック詰めし出荷するので、今年もすでにたくさんのご予約を頂戴しています。

「FLCパートナーズストア」では、平成29年度も「小春農園」さんの山あいの『甘熟いちじく』をネット独占販売いたします。
8月中旬からの発送予定です。
これからも、匠の惜しまぬ手間ひまや、成長の様子など現地取材にてご紹介いたします。
今年の『山あいの甘熟いちじく』にもご期待下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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