FLC日記 2017年2月24日(金) くもりのち晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、平成29年度も、「小春農園」さんの、幻の白い『長生たけのこ』をネット独占販売いたします。

今年も、早ければ3月下旬からの出荷予定です。
朝採り、即日発送で全国のお客様にお届けいたします。

これが、幻の白い『長生たけのこ』です。
熊本県山鹿市鹿北町の「長生(ながそ)地区」にある、粘土質の赤土の特別な土壌でのみ育つたけのこです。
人気の秘密は、その白さもさることながら、とにかくやわらかい食感です!!
しかも、一切農薬を使用せず、除草剤ももちろん使うことなく、有機肥料をふんだんに与えた元気な土で育てられた安全・安心なたけのこです。

生産者の「小春農園」代表の小原正宏さんです。
昨年の3月下旬、幻の白い『長生たけのこ』の初収穫の際に撮影しました。
「小春農園」さんは、一切の妥協を許さず、惜しまぬ手間ひまをかけ、様々な“本物”と呼べる農作物を育てる匠の農家さんです。

「そっちから見るとよくわかるやろ?たくさんの竹の切り株があるたい。毎年たくさんの親竹を伐採して、“たけのこ畑”ば活性化(若返らせる)せんといかんとたい。その積み重ねで、毎年美味いたけのこが収穫できるわけたいね!」
小原さんがその時そう話してくれたことを思い出しました。

「小春農園」さんでは、年間を通して徹底管理し作り上げた竹林を、「たけのこ畑」と称しています。
たけのこができるのではなく、育てているのです。
微妙に太陽の光が射す空間をプロデュースしているのです。

また、“たけのこ畑”と称するからには、しっかりと土つくりも行ってきました。
有機肥料に加え、土壌調査をし不足しているミネラルを与えます。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材し、毎日更新するこのブログで紹介しています。

もちろん、「小春農園」さんの幻の白い『長生たけのこ』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して取材してきました。
こちらは、昨年の伐採作業の様子です。
小原さんの息子さんで「小春農園」専務の小原将輝さんと二人で、その作業は行われていました。
今年ももちろん、伐採作業の様子を現地取材してきました。

「小春農園」さんでは、5か所の“たけのこ畑”を所有していて、この日は、ご自宅に一番近い“たけのこ畑”の伐採作業が行われていました。
倒れている竹は、伐採したものです。
それにしても、かなりの数の親竹を伐採していますね!

「おはようございます!上から降りてきちゃいました!」と言う私に、
「滑らないよう気をつけてくださいね!」と将輝さん。
この日は、将輝さんの後輩の松本さんと共に伐採をしています。

将輝さんたちのところまで下りてゆき、
「小原さんはまだ病院ですか?」と尋ねると、
「えぇ!でも、おかげさまで順調に回復して、週末には退院します!」とのこと。
小原さんは、長年無理してきたひざを、たけのこ掘りが始まる前に完全に治そうと、手術をして今リハビリ中です。

「今年は、松本君に手伝ってもらって、伐採作業を頑張ってます。もう、この“たけのこ畑”が最後です。もちろんやることは今年も一緒ですよね!たくさんの古い親竹を伐採して、毎年活性化して、計画的に、“たけのこ畑”を作り上げるんです。」とのこと。

「笠さん!見上げてみてください!古い竹が分かりますか?」と、将輝さん。
「竹の節の下の部分で、1年目の若い親竹はわかりますが、上を見てもわかるんですか?」と尋ねると、

「そうですね!節の下が白いものは1年目だとすぐわかりますが、2年目以降はだんだん黒くなって、節のとこだけではその古さの判断ができなくなるんです。でも見上げると、葉っぱのつき方でわかるんですよ!」

「そこから見ると、真ん中あたりのちょっと細い竹があるでしょ?その葉っぱの色は、黄色くなっていますよね!それが古い親竹の証拠なんです。たけのこは、2年目、4年目、6年目・・・と、偶数年の親竹から出てきます。でも、うちでは、6年目の親竹からたけのこを出すことはしません。こうして伐採をしながら、毎年毎年若返らせているんです。」将輝さんがそう説明してくれました。

伐採は、親竹の古さと、バランスを見て行います。
これは、すぐ近くに新しい親竹があるので伐採しているのです。
伐採した竹は、全て“たけのこ畑”から持ち出します。

そのために、竹の根元が下になるように、きちんと誘導して伐採します。
また、松本さんに指さしていただきましたが、古い親竹は、随分下の方から葉っぱが落ちていました。
これでは、良いたけのこができません。
これが、“たけのこ畑”を活性化し若返らせるということなのです。

今回伐採作業を取材した“たけのこ畑”は、「FLCパートナーズストア」で販売している、幻の白い『長生たけのこ』の“たけのこ畑”ではありません。
昨年の伐採作業の際に、その違いを小原さんに説明していただきました。
「笠さん!これよこれ!この赤土こそが、あの真っ白なたけのこを作り出すとたい。」

熊本県山鹿市鹿北町の「長生(ながそ)地区」にある、粘土質の赤土の特別な土壌で育つたけのこは、その驚く白さと共に、やわらかい食感で、幻の白い『長生たけのこ』と称されています。

左は、「小春農園」さんが、同じように徹底管理で育てた、他の“たけのこ畑”のたけのこです。
その特別な赤土の土壌こそが、真っ白なたけのこを育てるのです。
しかも、これだけ大きなたけのこでも、筋張っていなく、とってもやわらかいんです!!

幻の白い『長生たけのこ』の美味さは、収穫(たけのこ掘り)での、匠の技にも秘密があります。
この写真の中央にはたけのこが出始めています。
「小春農園」さんでは、このようにまだ、一瞬たりとも太陽の光を浴びていない、穂先(たけのこの先端の葉っぱ)がこのように黄色い、土の中のたけのこを、掘り上げ弊社のお客様の商品用として出荷します。

3月上旬から、先行予約の受付をスタートする予定です。
早ければ、3月下旬からで、4月いっぱいまでの、期間限定、数量限定の完全予約販売です。
今年の幻の白い『長生たけのこ』にも、ぜひご期待ください!
収穫の様子やその時のたけのこを探し出す匠の技など、今年も現地取材でご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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