FLC日記 2016年12月8日(木) くもり時々晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの『ザ・みかん』を、今年もネット独占販売しています。
「小春農園」さんでは、生産したみかんを『ザ・みかん』と称し販売しています。
全く飾らずみかんそのものの本当の美味さを楽しんでいただきたく命名された名前なのです。
現在は、中世みかんの『ひのみらい』を大好評発売中です。
『ザ・みかん』のM・Lサイズと2Lサイズの2パターンを、それぞれ2kg入り(袋)、5kg入り(箱)、10kg入り(箱)での販売で、大変リピート率の高い「FLCパートナーズストア」の人気商品です。
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「FLCパートナーズストア」
『ザ・みかん』
「小春農園」専務の小原将輝さんから、「晩生みかんの収穫作業が、いよいよ終わりになりそうなので、取材にお越しください!」との連絡を受け、一昨日さっそく取材に伺いました。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんのみかん畑です。
自然豊かなこの地の、陽の当たる山の斜面を利用して、『ザ・みかん』は栽培されています。
「おはようございます!」と声をかけると、将輝さんが収穫の手を休め、私がいるところまで登ってきてくれました。
「笠さん大丈夫ですか?ひざを骨折してたんでしょ?」と将輝さん。
実は私、11月7日に転んで、ひざを強打しあまりにも腫れが治まらないので病院で診てもらうと、骨折していたんです。
「あまり大丈夫ではないですが、大丈夫です!」と言うと、
「え?本当に大丈夫なんですか?(笑)」と将輝さん。
「先生には「本当はギブスで固めた方が良い!」と言われたのですが、そうなると自分の農作業もできなくなるので、包帯とサポーターで固めてます。」と言うと、
「ここまで登ってくるのも大変だったでしょ?」と将輝さん、
「正直、そうなんですが・・・、毎年こうして収穫の様子を取材しているので、絶対今年も来たかったからですね!」
こちらは、8月上旬の摘果作業の様子です。
将輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんが、匠の摘果作業を行っています。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
こちらは枝吊り作業の様子です。
ここで栽培しているみかんの果樹は、樹齢が幼いため果実が実り成長すると枝が折れる可能性があるため、こうして1枝1枝ひもで吊り下げて育てるのです。
多くのみかん農家さんは、果樹園全体にマルチビニールを敷き、果樹に水分を極力与えずに甘いみかんを育てようとします。
乾燥に強いみかんの果樹は、水を与えないと果実が甘く育つからです。
しかし「小春農園」さんはその方法を採用していません。
10月中旬の極早生みかん『日南』の収穫取材の際に撮った写真です。
小春農園さんでは、みかんの果樹に自由に水分を与えています。
また、“草生栽培”といって、雑草をあえて伸ばし地面の乾燥を防ぎながら、時期を見て草刈りしてそのまま有機肥料としています。
この広い広いみかん山を、手作業で草刈りするのですから、途方もない労力を要します。
刈り取ったそれらの雑草の有機肥料だけではなく、ペレット状の有機肥料を与えています。
これは、海草や魚粉、カニガラなどを菌によって発酵させ作られたもので、とても発根がよくなります。
農家さんによっては、水分の摂取を抑制するため、根っこを伸ばさないようにする、認可されたホルモン剤ではありますが、ホルモン剤を投与する方法もとられているようです。
「小春農園」さんでは、全く逆の方法でみかんを育てています。
しっかりと根がはり、水を十分に与え、有機肥料で作り上げた土で育つ元気なみかんの果樹は、5月中旬頃、このようにたくさんの花を咲かせます。
そのまま自由に着果させて、たくさんのみかんの果実が育ちます。
水を与えずに甘いみかんを育てるのではなく、たくさん果実を実らせることで、果樹の水分が足りない状態を作り、甘くて味の濃い美味しいみかんを育てているのです。
「小春農園」さんでは、みかんの果樹が「水分がない!」と言うストレスで、果実を甘くさせるのではなく、「水が足りないからもっと頑張ろう!」と言う、みかんの果樹の本来の姿を利用して、甘くて美味しいみかんを育てているのです。
しかし、そのままでは甘くとも小さなミカンがたくさん実ってしまいます。
そこで、夏の時期に、匠の判断でタイミングを見計らって、キズがあるみかんを中心に一気に3分の1にまで摘果します。
また、親子の匠の鋭い観察力で、それぞれの樹勢に合った数にまで落として、甘く、大きく育てていくのです。
「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの豊富な経験と卓越した栽培技術、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには、大学で果樹栽培を専門に学んだ、将輝さんの新たな知識が重なり、3人の“匠”を中心として、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
すべてのみかんの品種を、一気に摘果作業をして栽培するのではありません。
一昨日収穫の様子を取材した、晩生みかんの『金峰』や『青島』は、むしろ摘果を行いません。
収穫時期が遅い晩生みかんは、果実が大きく成長します。
その上、摘果をすればさらに大きなみかんになってしまうからです。
その分、しっかり数をなりこませて、味も大きさもしっかりと作り上げるのです。
また、晩生みかんは収穫前に、カルシウム剤を散布して最後の仕上げを行います。
果実や葉っぱについている、白いものがそのカルシウム剤です。
リンゴやミカンと言った果実を生産する農家さんの多くは、収穫後の果実の鮮度を保つため、樹上でカルシウム剤を散布します。
みかんの場合は、カルシウム剤を散布することで、浮き皮(果実と果皮の間に空洞ができること)を避け、美味しいみかんに育てることができます。
もちろん、食品としても認められている「カルシウム」なので、食しても全く問題ありません。
出荷の際に回転するブラシにかけるだけで簡単に落ちます。
みかんのヘタの部分やくぼみなどに残る場合もありますが、カルシウム自体全く害はないので、そのまま出荷します。
水も十分に与え、有機肥料で育った「小春農園」さんのみかんの果樹は、清らかな水、安全で力強い土、大自然の中の太陽の光、それに惜しまぬ手間ひまでしっかりと美味しいみかんに育て上げました。
「小春農園」さんの『ザ・みかん』は、みかんが本来持つ果皮のワックス層もしっかりしているので、ただブラシをかけるだけで果皮もとてもきれいなみかんなのです。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの匠が育てた『ザ・みかん』をネット独占販売しています。
大変リピート率の高い「FLCパートナーズストア」の人気商品です。
みかんが持つ本来の力を信じ、元気な果樹と匠の技で育てられた『ザ・みかん』です。
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FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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