FLC日記 2016年11月29日(火) 晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も安全・安心、美味しいにこだわりぬく、「牛島農園」さんの熊本産高級イチゴ『完熟紅ほっぺ』を、ネット独占販売いたします。
朝採り、完熟、こだわりの減農薬栽培の熊本産高級イチゴ『完熟紅ほっぺ』です。
12月上旬から予約販売いたします。
本日は、収穫を少しづつ始めた、現在の栽培ハウスの様子をご紹介いたします。
ここは、熊本県菊池市にある、「牛島農園」さんのイチゴの栽培ハウスです。
ハウスと言えども、ボイラーを焚き加温して育てているのではありません。
温度調整は、ハウスの開閉のみで行っています。
伺ったのは、ちょうどお昼時で、「牛島農園」代表の牛島武文さんも、息子さんの牛島修さんもお昼休憩でご自宅に戻っていました。
しかし、この中では、多くのスタッフ(?)たちが頑張っています。
それがコチラ!
ミツバチたちです。
「牛島農園」さんでは、イチゴの収穫を終えるまでの間、契約養蜂農家さんからミツバチを借りて、ハウスの中を自由に飛び回らせています。
こちらがミツバチの巣箱です。
ミツバチが花と花を飛び回り、蜜を集めることで、イチゴは受粉(交配)します。
もし、ミツバチがいなければ、花の1つ1つに交配をして回らねばなりません。
その作業を一手に引き受けて頑張ってくれているのが、このミツバチたちです!
ですから、ある意味、「牛島農園」さんのスタッフの一員と言っても過言ではないと思います。
「牛島農園」さんでは、この時期一切の消毒や農薬の使用を行いません。
ですから、ミツバチたちもこうして元気に花から花へ飛び回ることができます。
現在咲き誇る花たちは、2番花と呼ばれるグループです。
イチゴは、花芽が順番に芽吹き、それぞれ30個ほどの花を咲かせます。
開花の時期にもよりますが、花が咲きミツバチたちによって交配が済むと、約1ヶ月ほどかけて成長し、イチゴの収穫を迎えます。
30個ほどの花が咲きますが、収穫するのは約3分の1で、成長の間に形や大きさを判断し、3分の2は摘果します。
イチゴの果実が成長する間は、しっかりと日が当たるように、竹串とひもを使って、葉っぱと果実を分けるようにして育てます。
それを“玉出し作業”と言います。
しっかりとお日様の光を受け、イチゴはこうして赤く色づいてきます。
「牛島農園」さんでは、美味しさにもこだわり、朝採りの完熟いちごを出荷しています。
まだ、本格的な収穫はできていません。
12月上旬から収量も増え、その中から選び抜かれたイチゴを、熊本産高級イチゴ『完熟紅ほっぺ』として、「FLCパートナーズストア」のお客様にご提供いただいています。
今シーズンも、すでにご予約をいただいている大人気商品です。
「牛島農園」さんでは、すでに、40年も前から、有機栽培に取り組み、キャベツ、白菜、水田ゴボウなどを、完全無農薬・無化学肥料のこだわりの有機栽培で育てています。
それらの有機栽培の野菜たちもまた、ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
しかし、イチゴだけは、無農薬ではなく、“減農薬栽培”で育てています。
こちらは、7月中旬の苗床の様子です。
イチゴは多年生の植物で、ランナーと呼ばれるツル伸ばし、そこに新しい株ができて増えていくのです。
こうして、親株から伸ばしたランナーで新しい苗を育てるのです。
その時期、どうしても病気になりがちなので、やむおえず農薬を使用します。
様々な研究をし、慣行栽培の農薬の量の半分のみ投与します。
収穫時期ではない、苗を育てる時期に半分の農薬だとは言え、農薬を使うことには変わりないので、あくまでも無の約栽培ではなく、“減農薬栽培”としています。
牛島さんは、必ずそれをお客様にわかるように伝えてほしい!と常々話します。
今年も、「牛島農園」さんのイチゴたちは、こだわりの“減農薬栽培”で、元気に育っています。
順調に育つイチゴの様子の現地取材を終え、牛島さんのご自宅に伺いました。
「牛島農園」代表の牛島武文さんです。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
いつもの笑顔で迎えてくれた牛島さんに、「ハウスの様子を取材してきました!今年も元気いっぱいのイチゴたちが育っていました!」と伝えると、
「それがね、今年は元気いっぱいというわけじゃなかとたい。今までずっと気温が高かったでしょ?全国的にイチゴに「炭疽病」が出てるようで、大変らしいとたい。」とのこと。
「幸い、うちは炭疽病で枯れる苗も少なく、夏の間に多めに苗も育てとったけん、枯れたとこはそれらを補植してるけん良かばってん、ひどかとこは半分以上苗が枯れたっていうばい。だけん、年内は特にイチゴが高騰するかもしれんねぇ~。」
「寒くなると、炭疽病は出らんごつなるとばってん、念のためこの時期もまだ苗ば作りよるとたいね。苗床も見てきた?」と牛島さん。
現在の苗床の様子がコチラです。
「全国的にそんな病気が流行っている中、どうして牛島さんのとこは、あんなに元気に育ってるんですか?」と尋ねると、
「笠くんはよく知ってる通り、この時期は一切農薬は使わんたい。だけん、温度管理で炭疽病が出らんごつ頑張ったたいね。もちろん、仮に炭疽病が入ってもそれに勝ち抜くだけの元気な苗ば作っとったというのもあるたいね。ハウスは夏の間締め切って高温にして滅菌消毒ばしたし、そのあとは元気に育つように有機肥料をしっかり与えた土つくりもしてきたけん。それで何とか助かっとるとかもしれんね。」
「農薬はこの時期、使わんって決めとるし、笠くんとこのお客さんも減農薬栽培で育てたイチゴば待ってくれとるとだけん、その分知恵と工夫で育てていかにゃんたいね!」
「収量が増えてから、その中からしっかり選び抜いたものだけを出したかけん、今年もやっぱり12月上旬から数量限定での出荷になるかな。」
牛島さんは、最後にそう笑顔で話してくれました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「牛島農園」さんの『完熟紅ほっぺ』をネット独占販売いたします。
安全・安心、もちろん美味しさへの強いこだわりを持った、『完熟紅ほっぺ』は、12月上旬からの出荷予定です。
まもなく、ホームページにて先行予約の受付をスタートします。
今年の「牛島農園」さんの『完熟紅ほっぺ』にもご期待ください!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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