FLC日記 2016年11月25日(金) 晴れ時々くもり(初霜)
「今日から少しづつ収穫を始めます。もしよかったら取材に来ませんか?」
イチゴの匠「杉本農園」の杉本一博さんから連絡をいただき、さっそく現地取材に伺いました。
ここは、熊本県山鹿市にある、「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴ『さがほのか』の栽培ハウスです。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年もイチゴの匠「杉本農園」さんの、熊本産高級イチゴ『さがほのか』をネット独占販売いたします。
『さがほのか』は、鮮紅色のあざやかな色合いと、芳醇な香り、美しい円錐形の形状でとても人気の高いイチゴです。
収穫作業中の杉本一博さんです。
「杉本農園」さんは、イチゴ一筋16年の、匠と呼べる農家さんです。
杉本さんのお父さんの杉本憲治さんと、お母さんの洋子さんご夫婦の長年培ってきた経験と技術、さらには、イチゴ作りを専門的に大学で学んだ息子の一博さんとで、最高級のイチゴを育てています。
それにしても、ハウスの中は、とても甘い香りがしています。
もちろんその正体は、収穫したばかりの『さがほのか』です。
「杉本さん!こうして近づくとさらにすっごい香りですよ!」と言うと、
「ハハハッ!笠さんはいつもここに取材に来ると、そう言われますが、父も母も含め私たちはもうなんだか花がマヒして、そう感じないんですよね!まぁ、まだ今日から収穫を始めたばかりなので、最盛期になると、もっと香りがすごいと思いますけどね!」と杉本さん。
こちらは、毎年9月下旬(秋分の日前後)に行われる、イチゴの定植作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「杉本農園」さんのイチゴ栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
定植作業は多くの方にお手伝いに来ていただき、一気に行います。
時には、様々な作業を、私も手伝いさせていただきます。
真剣な顔をして、定植作業をしている私です(笑)
定植作業を終えると、それから収穫を終える4月下旬までは、ほとんど休みなしです。
こちらは、10月中旬に行われる、マルチ張り作業の様子です。
一般的に農作物を育てる場合、マルチビニールシートを先にはって作物を定植しますが、イチゴは定植後にマルチ張りを行います。
イチゴは自然界では、春から初夏にかけて果実を実らせる植物です。
しかし、最もイチゴのニーズの多い12月に出荷できるように育てるには、一度イチゴに寒さを感じさせそれから暖かくして花芽を芽吹かせる必要があるのです。
イチゴのことを知り尽くしている「杉本農園」さんは、その為のベストのタイミングで定植し、マルチビニールをはるのです。
さて、話を本日の現地取材の様子に戻しましょう!
これは、イチゴの花です。
開花の時期にもよりますが、こうして花が咲いてから、約1ヶ月かけ成長し、収穫を迎えます。
イチゴの交配(受粉)は、ミツバチたちによって行われます。
このミツバチは、毎年契約している養蜂農家さんからお借りしているものです。
もし、ミツバチがいなければ、交配作業を手作業で行うことになり大変です。
ミツバチは、ある意味「杉本農園」さんのスタッフの一員ですね。
現在赤く実っているイチゴたちは、1番花と呼ばれる花からできたイチゴです。
現在、花を咲かせているのが2番花、それから3番花、4番花・・・と続いていきます。
「杉本農園」さんの『さがほのか』栽培の場合、イチゴの果実を中央に集めて育てます。
葉っぱとの間には柵を設けています。
これは、イチゴの果実にしっかりと日が当たるようにするためで、この作業を“玉出し”と称しています。
「そこを見て下さい!欠株してるでしょ?今年は、イチゴの病気が全国的にはやっているようで、うちでもこうして少しやられたんですよ。だから、ランナーをあえて残して、欠株したところを埋めるように育てているんです。」と杉本さん。
こちらは、夏の時期のイチゴの苗床の様子です。
イチゴは、多年生植物で、ランナーと呼ばれるツルを伸ばし、そこに新しい株を作ります。
写真中央にある親株から伸びたランナーで、新しい株を育てているのです。
ハウスに定植し、収穫を迎えるこの時期は、ランナーは全て摘み取り、新しい株を育てることはしませんが、今年は欠株を補うために、あえてランナーで新しい株を作っていたのです。
「イチゴの品種によってその影響は差があるようですが、うちでは、こうして数えるほどしかありませんが、かなりひどいところもあるようで、おそらく今年はイチゴの価格が高騰するかもしれませんよ!」
「今日から収穫を始めたばかりなので、笠さんとこへの出荷は、ある程度の収量があってその中からしっかり選びたいので、12月の中旬からということでいかがでしょうか?」と杉本さん。
私は、もう何年もこうして取材をしてきて、「杉本農園」さんのイチゴ栽培に、100%信頼しています。
出荷スタートのタイミングは、今年も「杉本農園」さんにお任せすることにします。
『さがほのか』は、食味はしっかりとしていて歯ざわりよく、とてもさわやかな酸味に加え、甘さが前面に出ることも多くの方に好まれる特徴です。
最大の特徴は、なんといってもその芳醇な香りです。
果肉は、全体的に白く、中心部の空洞ができにくく詰まっているので、断面を見せてのお菓子(ケーキ)作りなどにも、大変重宝されるイチゴです。
「FLCパートナーズストア」では、「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴ『さがほのか』を今年もネット独占販売いたします。
「杉本農園」さんの判断を待ち、まもなく、先行予約受付をスタートします。
今年の『さがほのか』にもご期待ください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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