FLC日記 2016年11月21日(月) くもり時々雨
ここは、熊本県菊池市、菊池水源の“山奥”にある株式会社旬援隊の本社所在地です。
株式会社旬援隊では、ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営しています。
「FLCパートナーズストア」は、インターネットを通じ、全国のお客様に、熊本の“最旬”食材をご紹介し販売しています。
こちらは、現在大好評販売中の、香り高き柚子『あっぱれ』(大玉)です。
“わが家の専用農家さん”と称する、契約農家さんが育てた“本物”と呼べる農作物は、ここでしか買えないものばかりです。
こちらは、先ほど紹介した香り高き柚子『あっぱれ』の花が咲く5月中旬の頃の栽培地の様子です。
株式会社旬援隊代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売する農作物の、全ての作付地に年間を通して現地取材しています。
作物の収穫の様子はもちろんのこと、収穫後の手入れや、こうして花咲く姿、成長の過程などなど、それらのすべてを現地取材し、毎日更新するこのブログ(FLC日記)で紹介しています。
また、私自身も農業を営み、弊社の敷地内で育てる作物を“オリジナルブランド商品”として販売しています。
こちらは、その“オリジナルブランド商品”の1つ、無農薬・無化学肥料で育てた『水源キウイ』の収穫の様子です。
これは夏の写真ですが、株式会社旬援隊があるこの“山奥”は、1500坪の敷地面積があり、自ら鍬を持ち野菜を育て、13種類の果樹や様々な野菜、原木しいたけを完全無農薬で育て、烏骨鶏を飼育しながら、自給自足の生活を目指しています。
さらに近隣の畑や栗林などをお借りし、3000坪ほどを管理しながら、様々な作物を育てています。
こちらは、8月に行った『原木しいたけ』の“本伏せ”作業の様子です。
『原木しいたけ』とは、クヌギやナラの木を原木とし、しいたけ菌のコマを打ち込み、その原木の栄養でしいたけを育てる、最も自然に近い栽培方法です。
こちらは、ここの敷地内で育ち、収穫を迎えた『原木しいたけ』の昨日の様子です。
『原木しいたけ』の栽培には、原木の伐採から約2年もの歳月を要し、たくさんの手間ひまを要するため、日本のしいたけ生産量のわずか2割にまで減少しています。
現在、しいたけはその8割は、「菌床しいたけ」と言って、主におがくずなどをとこにしてしいたけ菌を売り込み栽培されたものです。
こちらは、昨日収穫した『原木しいたけ』のほんの一部です。
もちろん、こんなには一度に食べきれません。
そこで、保存ができるように「干しシイタケ」を作りました。
小さなものはそのままで、大きなものはこうしてスライスして、天日干しをします。
この『原木しいたけ』を栽培するのは、2年もの歳月と、多くの手間ひまを要します。
昨日、その最初の作業の“伐採”を行いました。
こちらは、同じ村に住む伊賀さんの畑わきにあるクヌギです。
「『原木しいたけ』を作るなら、あのクヌギを切っていいよ!」と言っていただき、伐採することにしました。
まずは、倒したい方向の幹を、このように三角に切り込みます。
伐採方法は、“わが家の専用農家さん”でもある、匠の農家さん「小春農園」さんにご指導受けました。
その様子がコチラ!
私は、自らの農業経験を活かし、時には農作業のお手伝いをしながら、時にはこうして様々な作業のやり方を教えていただきながら、現地取材をしています。
「小春農園」さんの清流の里の『原木しいたけ』は、私が育てたものとは全く異なります。
一切の妥協を許さず、惜しまぬ手間ひまで育てられた、それはまさに“本物”と呼べる逸品です。
「FLCパートナーズストア」のホームページで、ネット独占販売中です。
ぜひ、匠が育てた『原木しいたけ』をご賞味ください!
お鍋に入れても、しいたけが主役となる美味さですよ!
そんな、“匠”に指導を受けた私ですが、昨日の伐採作業中に思わぬハプニングが起こりました。
それは、3本目の伐採をしていた時、同じように三角に切り目を入れ、その反対側の少し上から切り倒そうとしていた時です。
このクヌギは、倒そうとしている方向とは、逆に重心があり(傾いていて)、チェーンソウがその重みで挟まれ、ピクリとも動かなくなったのです。
そんな時は、師匠(小春農園)さんでの取材を思い出し、ロープと木の枝でその場を乗り切ることとしました。
こちらが、その取材の際の様子です。
「小春農園」だいひゅの小原正宏さんがチェーンソウで切り、息子さんで専務の小原将輝さんがロープで倒したい方向に誘引しています。
その時、「小春農園」さんが使用していたロープの先のひっかける部分を即席で作りました。
頑丈な枝を選び適度な長さに切り、その中央にしっかりとロープを固定したのです。
これをクヌギの枝の分かれ目のとこに上手くひっかけて、倒したい方向にロープを引っ張ることにしました。
5回目のチャレンジで、何とか理想の場所に上手く枝をひっかけることができました。
その間に、もしもの事態に備え、車を移動し、風が吹かないことを祈っていました。
その試みは、上手く成功し、思う方向に見事にクヌギを倒すことができました。
後で、幹の切り口を見ると、切り抜くまではほんの数センチだったようで、チェーンソウが挟まっていたので逆方向に倒れずにいてくれたようでした。
それにしても、本当にギリギリのところでした。
最大の注意を払いながら行う作業ですが、これまで以上に慎重にしなけらばと痛感しました。
とりあえず、伐採作業を上手く終えることが出来ました。
さて、本日は『原木しいたけ』の伐採の様子を中心に、ここでの生活をご紹介しましたが、ここで育てる『原木しいたけ』はあくまで自己消費用として生産しています。
現在、ここで育てる“オリジナルブランド商品”としては、『水源キウイ』、『烏骨鶏のタマゴ』があります。
いずれも、数量限定の完全予約制での販売です。
その他には、もちろん匠の農家さんたちが育てた、旬の食材が目白押しです。
「小春農園」さんの、『ザ・みかん』をはじめ、最旬フルーツや朝採りの野菜、熊本の美味しいお米などを販売中です。
すべて、私が年間を通して現地取材して、その育つ様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技を目で見て、話を聞いてきたこだわりの商品です。
ぜひ、下記「FLCパートナーズストア」のロゴをクリックして、ホームページをご覧ください。
ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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