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原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)

FLC日記 2016年10月25日(火) くもりのち雨

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_17231993.jpg熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、平成28年度も「小春農園」さんの『原木しいたけ』をネット独占販売いたします。
今年も、11月上旬からの出荷予定です。
現在の栽培地の様子を、現地取材してきました!

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_17303229.jpgここは、熊本県山鹿市鹿北町の「小春農園」さんの、『原木しいたけ』の栽培地です。
豊かな森に守られた、清らかな水と澄んだ空気の里、山鹿市鹿北町の切り深い森の中に、その栽培場はあります。
この小道を進んだ先に、まもなく収穫を迎える『原木しいたけ』が育てられています。
ご覧ください!
こちらが、『原木しいたけ』の栽培場です!
原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1736965.jpg
こちらの写真は、ほんの一部です。
広い広い森の中に作られた栽培場は、とても1枚の写真では収まりきれません。
「小春農園」さんでは、このような栽培場を、数ヵ所所有しています。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_17385750.jpg収穫や管理をきちんと行うために、こうしてボタ木(原木)を、きれいに立てて並べています。
『原木しいたけ』とは、主にクヌギやナラノ木を原木とし、そこにしいたけの菌(コマ)を打ち込み、最も自然に近い形で栽培する方法です。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_17462943.jpg以前取材した、収穫を迎えたしいたけ(一番下)です。
しかし、『原木しいたけ』は、たくさんの手間ひまと、労力、2年もの長い年月を要するため、現在日本のしいたけ生産量の約2割にまで減少しています。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1805990.jpgしかし、「小春農園」さんは、最も自然に近い形で栽培された、無農薬・無化学肥料の安全性と、朝採り新鮮な『原木しいたけ』にこだわりぬき、最高級のしいたけを育てる匠の農家さんです。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18131227.jpgこちらは、本日の『原木しいたけ』の様子です。
気温や湿度等の発芽条件を満たし、この時期からしいたけが芽吹き始めます。
この時期だと、これから1週間ほどで成長し、収穫を迎えますが、ここにいたるまでは、約2年もの歳月と多くの手間ひまを要しています。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18184983.jpg2年前、2014年11月11日の『原木しいたけ』を育てるための原木の伐採作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1821912.jpgもちろん、「小春農園」さんの『原木しいたけ』の栽培の様子も、もう何年もこうして現地取材してきました。
「小春農園」代表の小原正宏さんと、息子さんで専務の小原将輝さんが、伐採作業をしています。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18252334.jpg伐採された原木は、その場で春先まで乾燥させます。
全ての原木がこうして同じ方向に倒されています。
それは、この後の、玉切り、コマ打ち、仮伏せ、本伏せと言う栽培工程を効率よく行うためです。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18335926.jpgこの時、伐採されていたクヌギは、10年物の樹木でした。
「小春農園」さんは、『原木しいたけ』の原木とするための、このようなクヌギの林が10ヵ所ほどあり、そこを10年かけてローテーションしながら、伐採と成長を繰り返しています。
こうして、クヌギを伐採しても、春先には切り株から新芽が芽吹き、根が十分にはっている分、その後の成長も早く、10年後には伐採できる大きさにまで育つのです。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18392674.jpgとてもわかりやすい株がありました。
右の大きな幹は、伐採後の春にすぐに芽吹き成長したものです。
その後も、新しく芽吹くため、左の細いものも育ち、さらにもっと細いものは今年芽吹いた枝(幹)だと思われます。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18501733.jpg「10年かかって育ったクヌギをこうして伐採して、その原木を2年間の手間ひまをかけて『原木しいたけ』を栽培するとたい。だけん、2年後のこの時期を“約束の秋”とでも言っとこうか!」小原さんが、休憩中にそう話されたことを思い出しました。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_18564345.jpg「小春農園」さんの『原木しいたけ』は、安全性と何よりその美味しさで、「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
こちらは、『原木しいたけ』の中の、ジャンボシイタケ『トリプル1』です。
『トリプル1』とは、“1番”最初(1年目)の原木から育ち、“1割”しか採れない貴重な大きさで、“1級品”の旨み、食感、味わいを持つ、3つの“1”から命名された、特別な『原木しいたけ』です。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_196401.jpg『トリプル1』が育つのは、毎年、本格的な寒さが訪れる、12月下旬となってからです。
冷え込みが続き、しいたけがゆっくりとゆっくりと成長することによって、しいたけのカサが開くことなく、これほどまでに大きくなるのです。
しかし、収量は全体のわずか1割程度!
収穫を始めた1年目の原木で、しかもある程度大きな幹の原木からでなければ育ちません。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1985739.jpg『トリプル1』の美味しさを表現するなら、“森のアワビ”と言ったところでしょうか!
大きくて肉厚なことで、アワビさながらの食感を味わうことができます。
有名ホテルのレストランや、高級和食店、料亭などにおいてもご利用いただいている逸品です。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_19125897.jpg昨シーズンは、3週間待ちが当たり前となった、大人気商品です。
3週間待ちでも、お届けできたのならよかった方で、シーズン終わりにはたくさんのお客様からのご注文をお断りしなければいけない状況(完売)が続きました。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1916513.jpg完売と言えば、『原木しいたけ(乾燥)』も現在、完売とさせていただいております。
昨シーズンの『原木しいたけ』を乾燥して保管していたのですが、あまりの売れ行きに、次の収穫及び乾燥を待たずして、保管分がすべて売り切れてしまったのです。
販売の再スタートは、『原木しいたけ』の収量が増え、乾燥作業を終えるまでもう少々お待ちください。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_19222627.jpg本日、「小春農園」さんの『原木しいたけ』の栽培地に現地取材に行ってきました。
さんざん歩き回り、まもなく収穫を迎えることのできる大きさまで成長しているものを、数本見つけることができました。
後程お話をうかがうと、今朝、収穫を終えたばかりだったようで、少しずつ立ってきているので収穫をスタートしたけど、笠さんとこに出すためには、ある程度の収量の中から選び抜きたいので、販売はもう少し待って!とのことでした。

原木しいたけ 平成28年度も11月上旬からの出荷にむけて現在の栽培地の様子と2年間の栽培記録(前編)_a0254656_1929053.jpgなんとも待ち遠しいかぎりですが、「小春農園」さんの“本物”をお届けしたいという、強いこだわりゆえとご理解ください。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『原木しいたけ』をネット独占販売いたします。
すでに、お電話ではたくさんのご予約を頂戴しておりますが、ホームページでの受付スタートまでは、もうしばらくお待ちください。
明日は、『原木しいたけ』の伐採以降、収穫を迎えるまでの栽培の様子をご紹介する予定です。
お楽しみに!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2016-10-25 19:34 | しいたけ 原木しいたけ | Trackback | Comments(0)
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