FLC日記 2016年10月7日(金) 晴れ時々くもり
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も、「安藤農園」さんの無農薬で育てた『フレッシュブルーベリー』を販売いたしました!
販売期間は、6月上旬から8月末まで!
今年も、全国のたくさんのお客様にお届けしました。


ここは、熊本県菊池市大平にある「安藤農園」さんの無農薬で育てるブルーベリーの栽培場です。
好天に恵まれた昨日、収穫を終えたブルーベリー畑を取材に伺いました。

晩生のブルーベリーは、8月中旬位まで収穫しますが、現在は、全てのブルーベリーの収穫を終え、お礼肥えをもらった果樹たちが、元気にイキイキとしていました。
果樹栽培においては、収穫後、次の年の栄養を蓄えさせるため、お礼肥えを施します。

こちらは、以前取材に伺った“お礼肥え”の様子です。
8月下旬に、こうして手作業でお礼肥えをします。
「安藤農園」の安藤博人さんです。
「収穫を終えたブルーベリーの果樹たちに、『ありがとう!』の気持ちを込めて、御礼肥えをするんだよ。でも、絶対にやり過ぎては逆効果になるので、適量を的確な時期に上げるのが大事だね!!」
安藤さんがそう話してくれたことを思い出しました。

与えているのは、“菜種油粕”です。
「安藤農園」さんは、無農薬、無化学肥料でブルーベリーを栽培しています。
もちろん、除草剤なんて一切使用しません。

奥様の則子さんは、膨張ネットが絡んでいる草を、手作業で刈っていました。
「草刈り機だと、どうしてもネットまで切ることがあるでしょ?だからこうして先にネットを外しておくの。」
安藤さんご夫妻は、とっても仲の良いおしどり夫婦です。

なにせ、自分らが育て販売しているブルーベリーに、「菊池 おしどり夫婦のブルーベリー」と名前を付けるくらいですから!(笑)
安藤さんご夫妻は、自分たちが「安全で美味しいブルーベリーを食べたいから!」と言う思いから、無農薬、無化学肥料で育てるブルーベリー栽培を始めました。

それが、評判が評判を産み、口コミで広がり販売を始めたのです。
私は、その美味しさと、栽培の取り組み姿勢に惚れ込み、何とかお願いして、「FLCパートナーズストア」でネット独占販売しています。

こちらは、5月下旬の摘果作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

もちろん「安藤農園」さんのブルーベリー栽培も、もう何年もこうして年間を通して現地取材してきました。
昨日、また取材に伺うと、草刈り機の音がしています。
てっきり、博人さんがいるのだと思っていたら、則子さんが頑張っていました。

「こんにちは!」と声をかけると、則子さんが作業の手を休め、近くまで来てくれました。
「てっきり博人さんが草刈りしてると思いました!」と言うと、
「そうなのよね!いつもは主人がするんだけど・・・。」と則子さん。

「私だってできるのよ!でも、今日は仕方なくやってるの。主人はお家で療養中!」
「療養中!!いったいどうしたんですか?」と尋ねると、
「ちょっと足にバイ菌が入って、腫れちゃってね・・・。ついこないだまでは、歩くことも不自由してたのよ。今は、随分回復して、大丈夫なんだけど、まだ休ませてるってわけ!」
「では、あまり心配せずとも大丈夫なんですね?」と言うと、

「ありがとう!主人は大丈夫よ!でも、私の方が大丈夫かしら?今日、取材に来るって思ってなかったので、破れた帽子をかぶっていない?また、ブログに載せるでしょ?ちゃんとしてるかしら?」
則子さんは、そんな冗談を言っています。

「以前、破れた帽子の私をわざと載せたでしょ!友達がそれを見て大笑いしたのよ!!」
「ハハハっ!そんなこともありましたね。今日は帽子は大丈夫です。でも、手袋の先は破れてますけどね!」と言うと、則子さんは、
「また、この写真のせるつもりでしょ!!」と言いながら、大笑いしていました。

「冬の剪定作業の前に、草刈りをしておこうと思ってね!笠さんに教えてもらったように、あまり短く刈り込まないから、背の高い草が生えなくてほんと良かったわ!」と則子さん。

それは、以前、弊社の契約農家さんの「小春農園」専務の小原将輝さんにうかがった話をお伝えしたのです。
「小春農園」さんでは、“草生栽培”と言って、あえて下草を生やしながら果樹を育てています。
時期を見て、草刈り機で草を刈り、そのまま有機肥料とするのですが、あまり短く刈り込むと、背の高い草が生えやすいので、草の背丈を抑えたかったら、ある程度の長さで刈ると良いですよ!と教えていただいた話をお伝えしたのです。

また、草生栽培をすると、それらを有機肥料とするばかりか、病気や害虫がその草にとどまり、果樹への影響も少なくなります。
さらに、害虫を食べる良い虫たちもその草に住むことができるのです。

「うちでは、農薬は一切使わないでしょ?だから、その話を聞けて本当に良かったと思ってるわ!」と則子さん。
「良かったと言えば、今年のブルーベリーも評判がすごく良く、もうすでに、来年の初回発送分でご予約を頂戴してるんですよ!」と言うと、

「え~!そうなの!それは嬉しいわね。なんだか、すごくやる気が出てきたわ!来年も、安全で美味しいブルーベリーを育てなきゃね!そうそう!極早生の果樹には、もう花芽が出始めてるから、帰りに写真をとっとくといいわよ!」
取材を終え変える私に、則子さんは笑顔でそう話してくれました。

こちらがその花芽です。
おやおや、葉っぱはずいぶんと虫にかじられていますね!(笑)
でも、これも、無農薬栽培の証でしょう!
よ~く見て下さい!
その犯人は、どうやら枝のところにいるようですよ!

安藤さんご夫妻は、笑顔の絶えないとっても素敵なご夫婦です。
今回の取材では、博人さんにお会いすることができませんでしたが、これからも仲良しご夫婦の二人三脚で、安全で美味しいブルーベリーを育てることでしょう!

「FLCパートナーズストア」では、「安藤農園」さんの無農薬で育てた『菊池 おしどり夫婦のブルーベリー』を平成29年度もネット独占販売いたします。
これからも、その育つ様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技など、現地取材をしてご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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