FLC日記 2016年9月24日(土) 晴れ
「この時期は、しっかりと温度と水管理をして、デコポンの果実を大きく成長させるんです。今年もかなり順調に成長していますので、12月下旬には数量限定での出荷が可能だと思いますよ!」
匠の農家さん「小春農園」専務の小原将輝さんが、笑顔でそうお話しいただきました。
熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスに伺いました。
まだ、青々としたデコポンですが、しっかりとデコポンの特徴の果実の上部のデコがありますね!
本日紹介する「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』(写真)は、熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」の数ある商品の中で、リピート率ナンバーワンを誇る大人気商品です。
誰もが箱を開けた瞬間に、まずはそのあまりの美しさに圧倒されます。
デコポン特有の、かわいらしい形状に加え、簡単に手で皮がむける食べやすさ!
果実は種がなく、糖度と酸味のベストバランスで、お子様からご年配の方にまで、幅広い層にご愛顧頂いています。
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスは、熊本県山鹿市鹿北町の、豊かな森に囲まれた、日の当たる山の斜面に建てられています。
これは、「小春農園」さんのみかん畑から撮影しました。
「小春農園」さんでは、木造ハウスにて、『デコポン(肥後ポン)』を栽培しています。
ハウスと言えども、あくまで雨風や病気・害虫から守るためのものです。
ボイラーを炊き、加温して育てているのではありません。
温度調整は、ハウスの開閉のみで、当然自然の風がハウスの中を吹きます。
そこで、「小春農園」さんでは、『デコポン』を、こうして1玉1玉すべてひもで吊り下げて育てます。
成長の過程で、枝が折れたり、果実がぶつかってキズつくのを避けるためです。
この惜しまぬ手間ひまが、あの美しいデコポンを育て上げるのです。
「小春農園」専務の小原将輝さんにお話をうかがいました。
「笠さん見て下さい!今年の果実も順調ですが、来年へ向けての新芽(夏芽)もすごく元気に芽吹いていますよ!」
これがその新芽です。
この枝に来年花が咲き、結果枝となるのです。
「いつも父が言っていますが、「果樹栽培は毎年コンスタントに高品質のものを作って初めて評価される!」と言うのをきちんと実践できそうです。」と将輝さん。
将輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんとの親子の匠のツーショットです。
4月上旬の、“命を吹き込む花芽剪定作業”の取材の際に撮影しました。
小原さん曰く、「この花芽剪定でデコポンの善し悪しの7割は決まるとたい!」
ですから、「小春農園」さんでは、この作業を“命を吹き込む花芽剪定”と称しているのです。
二人の匠の花芽剪定により、命を吹き込まれたデコポンの果樹たちは、4月下旬から5月上旬にかけて花を咲かせます。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培の様子も、こうして年間を通して、もう何年も現地取材してきました。
それにしても、花びらが大きく開いた本当に元気な良い花です。
着果後、匠の摘果作業を経て、1玉1玉ひもで吊り下げられたデコポンは、今年も元気に成長中です。
このひも吊り作業は、小原さんの奥様の美子さんが中心となって行います。
「小春農園」さんでは、将輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんの豊富な経験と卓越した栽培技術、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには、大学で果樹栽培を専門に学んだ、将輝さんの新たな知識が重なり、3人の“匠”を中心として、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
「今のデコポンの大きさを伝えたいので、手タレをお願いします!」と将輝さんに伝え、大きさがわかるように手を添えていただきました。
「大きいものも小さいものもありますが、これくらいが今の平均ですね。」と将輝さん。
「肥料を与えるのは、8月までで、これからは温度と水管理をきちんと行っていくので、まだまだ果実の肥大は続きますよ!」
「ん?どうしてこれからは肥料を与えないのですか?」と尋ねると、
「あまり遅くまで肥料を与えると、着色も遅くなり収穫も伸びて、ベストな美味しさにならないんです。その辺りは、父の経験によるものと、私も大学で学びましたので、毎年この時期からは肥料は与えずに育ててるんです。」
「なるほど!それでは、今年もあの最高な美味さのデコポンが育ってるんですね!」と言うと、
「お任せください!絶対に今年も笠さんも「美味い!」と言う味に仕上げますから!」
将輝さんは、自信にあふれた満面の笑みでそう答えてくれました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの“柑橘王”ことデコポン(肥後ポン)をネット独占販売いたします。
すでに、今シーズン(平成28年度)の『デコポン(肥後ポン)』は、たくさんの先行予約を頂戴しています。
収穫まで、約3ヵ月です。
これからも、現地取材でその成長の様子や惜しまぬ手間ひまをご紹介いたします。
今シーズンの「小春農園」さんの柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』にご期待ください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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