FLC日記 2016年8月30日(火) 晴れ時々くもり
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』をネット独占販売いたします。
写真は、『太秋柿プレミアム』の化粧箱入りです。
太秋柿の匠「古川果樹園」さんが、大切に大切に育て上げた『太秋柿』から、さらに選び抜いた“極選”の太秋柿を「FLCパートナーズストア」では、『太秋柿プレミアム』として販売いたします。
『太秋柿』は、梨のようなサクサクっとした食感!ぶどうのような糖度18度をも超える甘さ!で、秋のフルーツの王様と呼ばれています。
とりわけ、「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』は、さらに糖度が高く、すでに今年も、全国のお客様からたくさんのご予約を頂戴している大人気商品です。
毎年、10月10日前後に初収穫及び初出荷を行います。
「FLCパートナーズストア」では、9月中旬より先行予約の受付をスタートしますが、すでに待ちきれないお客様がお電話でご予約を頂戴しているのです。
そしてみなさん、
「熊本地震大変でしたね・・・。「古川果樹園」さんは大丈夫でしたか?」
と、ご心配のお声をいただいています。
こちらは、本日の様子です。
おかげさまで、大きな被害はなく、匠は今年も惜しまぬ手間ひまをかけ、順調に成長していますので、ご安心くださいませ。
本日、その様子を現地取材してきましたので、ご紹介いたします。
熊本県山鹿市鹿北町岩野の柏ノ木にある、「古川果樹園」さんの『太秋柿』の栽培場(柿園)です。
こちらは、“下の段”と呼ばれている柿園で、ここの他にももう1ヶ所の柿園があります。
自然豊かなのどかな田園風景の中にある、ネットに囲まれたところが「古川果樹園」さんの柿園です。
本日、私が最初に伺ったのは、“上の段”の柿園です。
「古川果樹園」の古川孝人さんが、枝吊り作業を行っていました。
「古川果樹園」さんでは、柿園全体をネットで覆い、大切に大切に至高の『太秋柿』を育て上げます。
柿園全体をネットで覆うのには、大きく2つの理由があります。
まずは、果実を野生動物(とりわけ野鳥)から守るため。
もう一つは、台風などの強風から果実や枝を守るためです。
ネットで柿園全体を覆うことで、強風でもかなり風が弱まります。
昨年、熊本県に上陸した台風15号の50mを超える強風でも、被害を最小限に抑えることができました。
「ネットだけで、台風から守れるの?」とお思いになった方は多いはず!
もちろん、ネットがあれば風が和らぎ、強風から柿園を守りますが、それだけでは無理です。
そこには、匠の惜しまぬ手間ひまがありました。
『太秋柿』が実る枝の1本1本を、ネットやワイヤーから垂らすひもで、こうして『太秋柿』が実る枝を、固定しているのです。
ご覧ください!
『太秋柿』が実る枝、1本1本が吊るされています。
『太秋柿』の成長の過程で果実に傷がつくことから守り、そして台風などの強風から、果実が落ちることを防ぐのです。
「古川果樹園」の古川孝人さんです。
「おはようございます!」と声をかけると、
「今年も枝吊りの様子ば取材に来たとだろ?それは、毎年見よるだろうけん、今年は思いもよらぬことのあったけん、それば紹介しなっせ!」と古川さん。
「思いもよらぬこと?」と首をかしげる私に、古川さんは一つの『太秋柿』の果実を見せてくれました。
「ほら!これこれ!!笠さんは、毎年、見てきたけん、この時期にこぎゃんキズがあることは今までなかったって知っとるよね?」と古川さん。
こちらは、8月上旬の枝吊りと摘果作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
古川さんが摘果した傷ついた『太秋柿』を見ても、私はその原因が全く分かりませんでした。
「病気でもないし、野鳥でもないですよね・・・。枝にあたったのでもなさそうですね。なんだか外から傷つけたような感じですが、いったい何なのですか?」と尋ねると、
「嘘のような話ばってん、8月7日にこの辺りで雹(ひょう)が降ったとたい。それにやられてこぎゃんしてキズ着いてしまったとたいね。俺も、随分長い間生きとるばってん、8月に雹の降るなんて初めてばい。あら、これもいかんごたるね!」
古川さんはそう言いながら、また一つ摘果しました。
「えぇ~!!8月に雹が降ったのですか!!!」と言うと、
「そぎゃんたい!それも、小梅位のサイズのが、10分くらい降り続いて、積もるほどの勢いだったとばい!幸い、昼過ぎだったけん、俺も母さん(古川さんの奥さん)も家の中だったけん、ケガもせんだったばってん、車のフロントガラスが割れたって話も聞いとるばい。」
「うちでは、こぎゃんしてネットばかけとるけん、それもクッションになって幸いしたとばってん、8月に雹なんて予想もせんでしょうが!この近くの、知り合いの梨農家さんは、梨に袋ばかけとっても、ほとんどに傷が入って、今年は収穫も出荷もできんばいって、嘆いとらしたばい。相当な勢いで落ちて来とるとだけん、果実に傷のつくたいね・・・。」
「まさかの雹で、傷のつくと『太秋柿』もその時すぐにはわからんでも、こうして成長していく過程で、どぎゃんしたっちゃ、そこから傷んでくるとたい。だけん、それば見つけたら、もう全部摘果せんといかんとたいね。」
私も、長年こうして「古川果樹園」さんの太秋柿栽培を現地取材してきましたが、こんな傷を見るのは初めてです。
本日の取材の様子は、まだまだご紹介したいことがたくさんありますが、少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで!
匠も思いもよらぬ、8月の雹の被害がありましたが、ご安心ください!
「古川果樹園」さんの果樹園を覆うネットが、今回も随分と助けてくれたようです。
こうしてきれいに残った『太秋柿』を今年も収穫まで大事に育てあげます。
「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』は、もうすでに今年のご予約を多数頂戴しています。
本格的なホームページでの受け付けスタートは、9月中旬以降を予定しています。
現在は、お電話でのみご予約を承っております。
明日は、本日の取材の続きをご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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