FLC日記 2016年7月16日(土) くもり時々雨
『デコポン』は、熊本を代表する柑橘類の1つです。
あの、独特なかわいらしい形状に加え、酸味と糖度のバランスの良い果汁の美味さは、“柑橘王”と称されています。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」の数ある商品の中で、リピート率ナンバーワンを誇るのが、本日紹介する「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』(写真)です。
熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスに取材に伺いました。
こちらは、摘果作業を終えた『不知火』の栽培ハウスです。
「小春農園」さんでは、『不知火』と『ひのゆたか』と言う2種類の『デコポン(肥後ポン)』を栽培しています。
今年も12月下旬の初出荷に向け、1玉1玉丁寧にひもで吊られて元気に育っていました。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
今回の取材でも、「小春農園」専務の小原将輝さんに、現在の作業工程や成長の様子などをうかがってきました。
「『不知火』は、摘果作業が終わり、ちょうど今日ひも吊り作業が終わったとこです。」と、将輝さん。
「小春農園」さんでは、木造ハウスにて、『デコポン(肥後ポン)』を栽培しています。
ハウスと言えども、あくまで雨風や病気・害虫から守るためのものです。
ボイラーを炊き、加温して育てているのではありません。
温度調整は、ハウスの開閉のみで、当然自然の風がハウスの中を吹きます。
こちらは、4月下旬から5月上旬に咲く、デコポンの花です。
開花から、収穫までは約8ヶ月を要します。
その間に、デコポンが風に揺れ、傷ついたり、実る枝が折れたりしないように、「小春農園」さんでは、全てのデコポンをひもで吊るして栽培します。
ハウスの柱や、ハウス内に張り巡らされたワイヤーからひもをたらし吊るすその作業は、最も暑い7月中旬から8月上旬にかけて、何度も何度も脚立を上り下りしながら行われる、過酷な手作業です。
「笠さん足元を見て下さい。たくさんのデコポンが落ちていますが、これらは全て摘果作業で落としたものです。摘果作業を終えたハウスから、主に母が中心となり、ひも吊り作業をするんです。」と将輝さん。
「小春農園」さんでは、将輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんの豊富な経験と卓越した栽培技術、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには、大学で果樹栽培を専門に学んだ、将輝さんの新たな知識が重なり、3人の“匠”を中心として、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
本日ご紹介している、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の他には、『原木しいたけ』、究極の柑橘『せとか』(写真)、『ザ・みかん』、幻の白い『長生たけのこ』、『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』、などなどすべて超一級品!
ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
8月中旬からは、『山あいの甘熟イチジク』の収穫も始まります。
いちじくは樹上で完熟させないと本当の美味しさになりません。
そこで、完熟ならぬ“甘熟”にこだわった朝採りいちじくを即日発送でお届けします。
すでに、今年のご予約を頂戴指定ほどの大人気商品です。
まもなく、弊社のホームページで先行予約の受付をスタートします。
そしてこちらは、現在の『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスです。
「これが摘果をした跡ですね。ここから夏芽が芽吹いてきます。今年のことだけではなく、来年以降のことも考えながら摘果作業をするんですよ。」と、将輝さん。
「『不知火』の栽培ハウスは、摘果が終わり、ひも吊り作業まで終わっていますが、『ひのゆたか』は、これからなので、そちらも取材していきますか?」
将輝さんにそう言われ、ハウスを移動しました。
『ひのゆたか』の栽培ハウスでは、まだまだたくさんのデコポンの果実が枝にありました。
「これから、下草を刈って、『ひのゆたか』の摘果作業です。基本的には『不知火』も『ひのゆたか』も栽培方法は同じですが、作業のタイミングが違い、微妙な栽培技術を要するのが『ひのゆたか』ですね。」と、将輝さん。
一般的に『デコポン』と呼ばれているのは、『不知火』と言う品種です。
『不知火』は、収穫後の追熟が必要ですが、『ひのゆたか』は追熟を必要とせず、樹上完熟で糖度と酸味のベストバランスを味わうことができる特別なデコポンです。
熊本限定栽培品種のデコポンで、将輝さんはその開発者の先生から大学時代に直接指導を受けた愛弟子です。
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
「笠さん!せっかくなので、デコポンの摘果作業を少しお見せしましょうかね!摘果はハサミを使わず、手でそのまま落としていきます。もちろん、それと同時に不要な枝の剪定作業もしなければいけないので、鋏も使いますけどね。」
将輝さんは、そう言いながら、匠の判断で摘果作業を始めました。
本日は、少々長くなりましたので、その様子はまた後日、このブログで紹介したいと思っています。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの“柑橘王”ことデコポン(肥後ポン)をネット独占販売いたします。
12月下旬には、今年も将輝さんのこの笑顔での収穫が行われると思います。
その頃のハウスは、収穫を迎えた『デコポン(肥後ポン)』たちが、デコポン色の輝きを放ちます。
12月下旬より、熊本限定栽培品種の、樹上完熟デコポン『ひのゆたか』、続いて、3月下旬からは蔵出し完熟デコポン『不知火』と切れることなく12月下旬から6月中旬までの販売です。
これからも、その成長の様子、匠の技などを取材しご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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