FLC日記 2016年7月13日(水) 雨(豪雨)
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、早野徹さんの『樹上完熟の朝採りトマト』の平成28年度の販売に向け、準備を進めていましたが、『樹上完熟の朝採りトマト』の販売は平成29年度よりとさせていただくこととしました。
早野徹さんの『樹上完熟の朝採りトマト』のは、出荷が追いつかないほど、道の駅などの直売所でも大人気です。
出荷は、6月上旬から7月中旬までの、最旬の時期のみ!
こだわりの樹上完熟で、トマト本来の美味さを、しっかりと味わうことができるトマトです。
最近、ありがちな糖度を重視するトマトではありません。
わかりやすく言えば、「トマトらしいトマト!」と言ったところでしょう!
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、早野徹さんのトマトを栽培する連棟建てのハウスです。
6月中旬に撮影した写真です。
しっかりと手をかけ育てられたトマトたちは、その樹勢の良さが一目でわかりますね!
ハウス内に立てられた支柱に、ワイヤーをはりめぐらせ、トマトをきちんと誘引して栽培しています。
成長させる予定の高さまで成長したトマトは、この時期、すでにトマトの芯(生長点)は、止めてありました。
生産者の早野徹さんです。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
「今日はすでに収穫を終え、今は脇芽カギをしていたとこです。」と、早野さん。
「と言うことは、脇芽にはトマトを実らせないということですか?」と、尋ねると、
「えぇ!その通りです。うちでは、主幹から伸びた枝にしか実らせません。ですから、どうしても収量は限られてきますね。」
「トマトは、下から順番に実ってくるんです。主幹からのみ実らせることで、そのトマトの果樹が順番に、まずは下に実ったトマトを全力で育てるんです。全力を注ぎ育ったトマトを、順番に収穫していきます。役目を終えた枝はこうして切り除き、次のトマトに全力を注げるようにしながら栽培しています。脇芽からも実らせると、その徹底管理ができなくなるから、脇芽は全てかいでいきます。」
トマトは、ナス科の植物で、トマトの花は、雄しべと雌しべの両方を備えた「両性花」です。
同じ花の花粉が同じ花の柱頭に受粉することで実を付けます。
また、早野さんのトマトは、大きいものは1玉が400gほどに成長するため、誘引は専用の機材を使って行っていました。
これは上の方で、余裕がありますが、地面近くの主幹はこの穴にいっぱいいっぱいになるほど太く成長するとのことでした。
「早野さん!収穫を終えたところならば、今日は赤いトマトは無いですよね・・・。」と言うと、
「そうだね。でもどうして?」と早野さん。
「早野さんが、トマトを手にしている写真を撮りたくて・・・」と言う私に、
「それなら、探してみましょうか!ほら、笠さんも探してみて!」
そう言って、早野さんと二人、ハウスの中を探し回り、やっと赤く色づき始めているトマトを発見しました。
それらを手に撮影しました。
「でも笠さん!こんなに汚れたままの服で良いの?芽カギをしてると、どうしてもトマトの幹に触れ、こうして樹液がついたりして汚れちゃうんだよね~。」と早野さん。
「そうやって頑張っている姿が良いんですよ!」と言うと、早野さんらしい笑顔で撮影することができました。
「FLCパートナーズストア」では、早野徹さんの『樹上完熟の朝採りトマト』を、ネット独占販売いたします。
ただし、平成29年度よりの出荷とさせていただきます。
来年6月上旬から、こだわりの『樹上完熟の朝採りトマト』を販売いたします。
来年は、作付面積を増やして栽培いただく予定です。
甘さを追求したトマトではなく、トマトが本来持つ、甘さ、酸味、うま味のバランスの良い、私が大好きな味のトマトです。
このブログを読み、『樹上完熟の朝採りトマト』を楽しみにされていた方々には、本当に申し訳なく、心よりお詫びいたします。
これからも、しっかりと現地取材して、このブログで紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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