FLC日記 2016年6月12日(日) 雨のちくもり
「樹上で赤く完熟したトマトが、やっぱり美味しいんです。一般流通だと、なかなかそうはいきません。約1週間後に完熟するよう、青いトマトを収穫して出荷しています。でも、笠さんとこ(FLCパートナーズストア)ならば、樹上完熟の朝採りトマトを出荷できそうですね!」
早野徹さんが、とてもうれしそうにそう話してくれました。
熊本県山鹿市鹿北町にある、早野徹さんのトマトを栽培する連棟建てのハウスに伺いました。
熊本の旬の食材をネット販売している、「FLCパートナーズストア」では、早野徹さんの『樹上完熟の朝採りトマト』の販売に向け、現在全力準備中です。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子、農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、現地取材しこのブログで紹介しています。
こちらは、3月中旬のトマトの苗床の様子です。
苗床とは、定植するまでの期間、こうして集中管理して苗を育てるところです。
早野さんは、こだわりのトマトを、こうして育苗から行い栽培しています。
生産者の早野徹さんです。
「うちでは、化学肥料は一切使用してないんですよ。有機肥料(たい肥)をふんだんに与えた元気な土で、大事に育てているんです。」と早野さん。
「本当に元気な土で育っているんですね。それにしても、葉っぱもすごく青々としていて、何よりトマトの幹がすごく太いですよね!」
「ハハハっ!そんなとこを見てるんですね(笑)!確かにそうかもしれません。トマトの栽培ではいろんな方法があるかもしれませんが、うちでは、脇芽を全部かいで、本木から実るものだけを育てているんです。」と早野さん。
「これが、脇芽ですよ。こうして、毎日見回って、脇芽は全て、1本1本手作業でかいでしまうんです。やはり、元気な土だと、脇芽もどんどん出てくるんで大変ですけどね!」
こちらが脇芽カギ作業の様子です。
「でもそうなると、収量は少なくなっちゃいますよね!」と言う私に・・・
「確かにそうなりますね。でも、やっぱり美味しいトマトを育てたいじゃないですか!」
「トマトは、こうして下から順番に実っていくんです。その中でも、本木に近い場所から順番に色づいていきます。脇芽から実らせないことで、徹底した管理もできるんですよ。もちろん、収穫もその様子をしっかり見ながら行うので、品質を一定にして出荷できるんです。これは、『桃太郎トマト』なので、本来は樹上完熟で出荷できるように開発された品種なんですが・・・」
「一般的な流通を経て、スーパーなどの店頭に並ぶ場合は、これくらいの熟しかたの時に収穫して出荷していくんです。すると、店頭に並ぶ頃までに、熟していききれいに色づくんです。」
「あんなに青い段階で収穫しても味は変わらないんですか?」と尋ねると、
「そらぁ~全然違いますよ!私も生産したら出荷しなければならないので、やむおえずそうしていましたが、やっぱり樹上で完熟させた方が断然おいしいですよ。」
「だから、笠さんに『樹上完熟のトマトを販売したい!』ってお話しいただいた時には、すごくうれしかったですよ。私が育てた本当の味のトマトをお客様に食べていただける!ってね!」
早野さんは、満面の笑みでそう答えてくれました。
早野さんは、トマトの他に、キュウリや秋ウコンも栽培しています。
3月上旬に伺ったのは、無農薬・無化学肥料で栽培した天日干し『秋ウコン』の取材に伺ったのでした。
その際に、トマトの苗床も見せて頂き、早野さんの栽培の仕方やこだわりなどを聞いて、その後も現地取材を重ね、『樹上完熟の朝採りトマト』の販売を準備してきました。
出荷日を決めて、完全予約制での販売をすることと、出荷後翌日もしくは翌々日にお客様に届けることを条件にして、弊社で『樹上完熟の朝採りトマト』として販売する運びとなりました。
「FLCパートナーズストア」では、早野徹さんの『樹上完熟の朝採りトマト』の販売に向け、現在全力準備中です。
お買い得な、4kgの箱入りや、4個入り(大、小)、2個入り(大、小)のラインナップを販売予定です。
早野さんの『樹上完熟の朝採りトマト』の美味しさや、トマトの栄養や機能性などまたあらためてこのブログでご紹介したいと思います。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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