FLC日記 2016年6月8日(水) 晴れ時々くもり
「FLCパートナーズストア」では、ぶどうの匠「社方園」さんの、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を今年もネット独占販売いたします。
初回出荷は、毎年決まってなんと7月7日です。
夏が始まったばかりの、7月7日ですよ!
こちらは、昨年ダントツの1番人気だった、5房の3色詰め合わせです。
日本全国に、たくさんのぶどう農家さんがありますが、7月7日に、黒ぶどう、白ブドウ、赤ぶどうの3色のぶどうをきちんとそろえて出荷ができる生産者はそう多くはないと思います。
「社方園」さんでは、7月7日から9月上旬位まで収穫及び出荷をします。
本日は、初回出荷を迎える栽培ハウス(写真)と、8月中旬から収穫を迎えるハウスの現地取材の様子をご紹介します。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
上の写真は、冬の剪定作業の様子です。
こちらは、3月上旬の芽吹く頃の写真です。
「社方園」初代園主の社方義武さんと息子さんで現在の園主の社方武路さんの親子の匠が中心となり、“本物”と呼べる至高のぶどうを育てています。
こちらは、現在の様子で、8月中旬より収穫を迎えるぶどうたちを、武路さんが摘粒作業を行っています。
父(義武さん)の豊富な経験と、高い技術を伝承しつつ、自らも大学でぶどう栽培を専門的に学び、さらに進化を遂げた最高級のぶどうを育て上げる匠です。
この房への、匠の摘粒作業が終わりました。
言葉は悪いのですが、こんなにもスカスカの状態ですが、これがまるで石垣を組んだかのようなびっしりとした房になるのです。
「良い粒をきちんと残しながら、収穫時のこの房をきちんとイメージして、同間隔で1粒1粒を残していくんです。収穫時には、この小さな粒がこんなにも大きくなるからですね!」
武道さんが1粒の大きさを示してくれました。
それがこちらです!
分かりますか?
ブドウの房を立てて撮影しています。
ぎっしりと詰まった果実が、はち切れんばかりにパンパンとしているので、タテに置くとぶどうの房がこうして立っているんです。
「今からどんどん成長していくための、2回目のジベレリン処理を父と母がやってるので、笠さんも見てきたらどうですか?」
武路さんにそう言っていただき、さっそく行ってみました。
「こんにちは!作業の様子を見せてください!」そう言う私に、
「笠さんはホントマメに取材に来るなぁ~!感心するばい。」と義武さん。
「あれ?ジベレリン処理は、1回目とやり方が違うんですね!」と言うと、
「2回目は専用の機材ば使ってするとたい。」とのこと。
こちらが、1回目のジベレリン処理の様子です。
着果間もないころに、ぶどうの房ごと、ジベレリンを溶かした液体につけることで、種なしぶどうになるのです。
「これが2回目のジベ処理の機材たいね。ここの溶液ば吸い上げて、このカップのフチから出てくる仕組みになっとるとたい。2回目のジベ処理で、玉太りば良くするとたいね。」
カップのフチからは、中央に向かってたくさんの引き出し口から、勢いよく水が出てきていました。
ジベレリンとは、植物に内生する“植物ホルモン”の1種です。
もちろん、人体には全く影響のない安全なものです。
「社方園」さんでは、処理漏れをしないために、1回目でクリップをつけ、2回目のジベレリン処理が終わるとそのクリップを外していきます。
その徹底した管理が、高品質の秘訣の1つです。
ジベレリンは、種なしぶどうを作る他に、植物の成長促進作用、種子や芽の休眠打破、熟期促進などの作用があります。
多くの農作物栽培にも利用されていて、実用面では、本日ご紹介した種なしブドウの生産、トマトの果実肥大・熟成促進、野菜・花弁の発芽・開花・成育促進などに広く使用されています。
何度も申しますが、ジベレリンは全く人体に影響はなく安全なもので、作業もこのように素手で行っています。
安全な証拠に、アマガエルはすぐ横の葉っぱでひなたぼっこをしていましたよ。
「笠さん!見てもらうとわかるごつ、今年は特に房も玉太りもピシャッとつんのとるけん、作業もしやすかし、良かぶどうのでくっばい。」と義武さん。
義武さんの熊本弁わかりませんよね!
補足しながら解説します。
義武さんが言うには、
「見てみるとわかるように、今年はそれぞれの収穫時期の異なるハウスで、ブドウの房や玉太りが特にきちんとそろっているので、遅れている房を残していろんな作業をすることなく、こうして徹底できるので作業もしやすく管理するので、良いぶどうができるだろう!」と言っているのです。
「それにしてもよくこんなにもそろいますよね!」と言うと、
「ハハハっ!つんなっとるとじゃなくて、つんなわせたとたい!(そろっているのではなく、そろわせたとたい!)」
「笠さんが見てきたごつ、的確な時期に的確に手ばかけて、こぎゃんつんなうごつしてきたとたいね。それがとても難しかことでもあり、とてもおもしらかことでもあるとたい。こぎゃんして良かとのできよると思うと、ワクワクするな!」義武さんは思わず笑みがこぼれました。
こちらは、今年最初に収穫を迎える、現在の栽培ハウスの様子です。
ぶどうの1房を育て上げるには、6回ほど手をかけねばなりません。
収穫前の最後の作業が、袋かけです。
こちらは、昨年の袋かけ作業の際の様子です。
「社方園」さんでは、ぶどうの果実がこうしてしっかりと色づいたのを確認して袋かけ作業を行います。
それから1粒1粒がさらに成長し、あのギュッと詰まったぶどうになるのです。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。
1粒1粒の大きさもさることながら、その美味さ!その輝き!
口にほおばると、ぶどうの甘味が口の中で爆発する!と言う表現がぴったりの、まさに最高級のぶどうなんです。
毎年、全国の多くのお客様が楽しみにしていてくれる大人気商品です。
でも、一番楽しみにしているのは、他ならぬ私かもしれませんね!(笑)
まもなく、先行予約の受付をスタートいたします。
これからも、このブログ及びホームページをお見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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