FLC日記 2016年3月20日(日) 晴れ
「『原木しいたけ』を育てるためには、原木となるクヌギやナラノ木の伐採から、約2年かかるとたいね。その間、たくさんの作業をせにゃんけん、多くの手間ひまのかかるとたい。今日は、その中の“玉切り”と呼ばれる作業で、こうして原木ば同じ長さに切りそろえよるとたい。ピシャッと乾燥した良か原木ばい!」
「小春農園」代表の小原正宏さんは、そう話すとチェーンソウで原木を切り始めました。
「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの清流の里の『原木しいたけ』をネット独占販売しています。
『原木しいたけ』とは、主にクヌギやナラの木を原木とし、そこにしいたけの菌(コマ)を打ち込み栽培する方法です。
たくさんの手間ひまと、労力、2年もの長い年月を要するため、現在日本のしいたけ生産量の約2割にまで減少しています。
熊本県山鹿市鹿北町の「小春農園」さんは、その『原木しいたけ』にこだわりぬき、完全な無農薬、無肥料で安心・安全な最高級の『原木しいたけ』を栽培しています。
「FLCパートナーズストア」では、現在、大好評販売中です!!
森の旨みを詰め込んだ、“本物”の味わいをぜひご賞味ください。
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清流の里の『原木しいたけ』
11月上旬、「小春農園」代表の小原正宏さんと息子さんで専務の小原将輝さんが、クヌギを伐採している様子です。
私は、もう何年もの間、年間を通して「小春農園」さんの『原木しいたけ』栽培の様子を現地取材してきました。
原木となる、クヌギやナラの木を伐採した後は、しばらくはそのまま“葉枯らし”と言って、原木をしいたけ菌が育つ環境にするために乾燥させます。
しっかりと乾燥したこの春先に、原木を同じ長さに切りそろえ、それにしいたけ菌を打ち込む“コマ打ち”を行います。
その後、仮伏せ、本伏せを経て、伐採から2年後の秋口に、やっと栽培地に並べられて(ボタ起こし)、収穫の時を迎えるのです。
こちらは、昨年春先に“コマ打ち”をして、現在“本伏せ”をしている原木たちです。
伐採した原木の切り株からは、すでにクヌギが元気良く伸びてきています。
「小春農園」さんでは、『原木しいたけ』用のクヌギの栽培地を10ヵ所ほど持っていて、伐採後10年サイクルで伐採するローテーションをしています。
伐採した切り株から伸びるクヌギは、それまでの根っこがある分、新しく植樹したクヌギより成長が早く、10年ほどでまた伐採できる大きさまで育つのです。
しいたけの金は、紫外線に弱いため、“本伏せ”した原木には、このように“シバ”と呼ばれる、クヌギや竹の枝を乗せて守っています。
伐採から2年後の秋に、この原木を栽培地に移動させ、シイタケが育ちやっと収穫を迎えます。
現在の原木の様子をのぞいてみました。
この、白くなっているのがしいたけの菌です。
原木の切り口までしっかりとしいたけ菌が伸びてきているとても良い状態でした。
「今、本部セしている原木を見てきましたが、きれいにしいたけ菌が伸びてましたよ!」と言うと、
「笠さんも毎年こうして取材しよると、ホント詳しくなってきたね(笑)!ベストな時期に伐採して、ベストな時期にコマ打ちから本部セまでしてきたけん、良い原木ができとると思うよ!」
小原さんは思わず笑みがこぼれました。
小原さんの奥様の美子さんは、急斜面を上り下りしながら、伐採した原木に切りそろえるためのしるしを、チョークで残す作業をしていました。
「小春農園」さんでは、原木を105cmに切りそろえます。
これがそのしるしです。
小原さんのお父さんの奥様とお父さんの小原正法さんがその作業をし、小原さんと息子さんで専務の将輝さんがチェーンソウで切る作業を行っていました。
将輝さんもとても手際よくチェーンソウを使って“玉切り”作業を行っていました。
ある程度の太さの幹は原木として使用しますが、枝や細い幹は原木としては使用しません。
「伐採した幹は原木として、枝までも原木にのせる“シバ”として使うわけですから、『原木しいたけ』は全く無駄のない地球にやさしい農業ですよね!」と言うと、
「ハハハッ!そういわれると確かにそうですよね!」と将輝さん。
「原木とするのも、太いの細いのがあったほうが良いんです。収穫のシーズンになると細い原木からは、早めにしいたけが立って、太いのには遅めに立つので、収穫が長期にわったってできるんですよね。」
そのために、栽培地に立てるときに、原木の太さをそろえながら収穫しやすいようにしています。
『原木しいたけは、』伐採した原木は枝も含め無駄なく使うし、農薬や化学肥料も一切使用せずに育てるので、やっぱり地球にやさしいですね!
『原木しいたけ』を収穫するまでには、原木の伐採から、約2年もの長きにわたる歳月を要し、多くの労力、手間ひま、経験、技術が必要です。
生産農家さんも少なくなり、日本のしいたけ流通量のわずか2割にまで『原木しいたけ』は減少しています。
さらに、『原木“生”しいたけ』となると、店頭に並ぶものはほんの1割程度しかありません。
おそらく、みなさんがスーパーなどで目にする生しいたけは、ほとんどが「菌床しいたけ」と表記してあると思います。
「菌床しいたけ」は、おがくず等と肥料を使い“菌床”として栽培する方法です。
ハウスや建物の中で栽培され、温度や湿度管理をすることで、1年を通して収穫が可能です。
「FLCパートナーアズストア」では、その大変貴重な『原木“生”しいたけ』を、こうしてパックに詰めて販売しています。
最も自然に近い方法で育った「小春農園」さんの清流の里の『原木しいたけ』は、無農薬・無化学肥料栽培の安全性と、何よりその美味さで大人気の商品です。
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FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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