FLC日記 2015年10月28日(水) 晴れ

「究極の柑橘『せとか』は、この時期あえて寒さを感じさせることで色づいてくるんです。今年は、樹勢もよく玉太りも良いですね!収量も増えると思いますので、昨シーズンに“完売”で、お断りしたお客様に、まず案内してくださいね!」

「小春農園」専務の小原将輝さんがそう話しながら、究極の柑橘『せとか』のハウスを案内してくれました。
「FLCパートナーズストア」では、今シーズンも「小春農園」さんの究極の柑橘『プリンセスせとか』をネット独占販売いたします。


「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんが育て上げた究極の柑橘『せとか』からさらに選び抜かれた“極選”の『せとか』を、『プリンセスせとか』として販売いたします。
出荷は、2月上旬からの予定です。
昨年の『プリンセスせとか』は、完売後もご購入いただいたお客様から、「どうしてももう一度食べたい!!」と、多数のリクエスト購入のお電話を頂戴したほどの大人気商品です。

『せとか』は、全ての柑橘類の良いとこどりをしたような柑橘で、非の打ち所がないと言われ“究極の柑橘”と称されます。
最大の特徴は、やわらかいトロットロの果肉の食感です。
果肉は1粒1粒がトロトロで甘く、爽やかな酸味もあり、種はなく、簡単に手で皮がむけるので、まさに“究極の柑橘”なのです。

熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。
大自然に囲まれた、のどかな山里の日の当たる斜面を利用して、究極の柑橘『せとか』を栽培しています。
しかしこの時期、ハウスのビニールははっていません。
青く見えるのは、防虫及び遮光のためにハウス全体を覆うように張っているネットです。

ハウスに入ると私はすぐに気づきました!
「昨年より、着果数が多くないですか?」と尋ねる私に、
「さすが笠さん!その通りですよ。うちの『せとか』の果樹たちは、まだ完成形ではないので、昨年に比べ果樹自体が大きく成長したので、着果数も増やしてるんです。」と将輝さん。

ちなみに、これは昨年の同時期の同じようなアングルの写真です。
明らかに着果数が少ないですよね。
それに、果樹自体が一回り成長しているように見えます。

私は「FLCパートナーズストア」で販売する作物の、全ての作付地に伺い、年間を通して毎年取材をしています。
販売する作物の育つ様子や、各農家さんたちの苦労や惜しまぬ手間ひまをきちんとお伝えするためです。

「将輝さん!この一番下のは、もう食べれるほどに色すいてるように見えますね!」と言うと、
「ハハハッ!それくらい今年は順調に育ってるってことですけど、収穫はまだ4ヶ月も先の2月ですよ!『せとか』は、こうして色づき始めてからももう一回り成長します。花は他の柑橘類と同じで、4月から5月にかけて咲くので、収穫までのスパンはかなり長いですね!」と将輝さん。

『せとか』は、この様な白くてとてもかわいらしい花を咲かせます。
こうしてまとまって咲く総状花と単生の花が混在しています。
『せとか』は樹勢が弱いと、葉っぱを持たない花が咲く場合があります。

しかし、「小春農園」さんでは、4月上旬の花芽剪定で、良い花芽を残し、樹勢もしっかり保てていて、そんな花はほとんどありません。
これぞ匠の技です!!

将輝さんは、果樹(とりわけ柑橘類)の栽培を大学で専門的に学びました。
その技術で、この中から必要な芽を選びだし、不要な芽を的確に剪定していくのです。
それにしても、選定作業に似つかわしくないごつい手袋でしょ?

その手袋のわけがこちらです!
こうした鋭いとげが『せとか』の果樹にあるのです。
そのとげは、着果後の摘果作業の際に、果実に影響を及ぼしそうなものはこまめに切って、果実をきれいに育てています。

さらには、『せとか』の果実が実る枝1本1本をこうしてひもで吊るして育てています。
『せとか』が成長の過程で、枝や葉、果実同士でぶつかって果皮に傷がつかないように、すべて絶妙なバランスで吊り下げるのです。
それらの技術(匠の技)と惜しまぬ手間ひまによって、『プリンセスせとか』は育て上げられていくのです。

こちらは、今年2月中旬の収穫の様子です。
正輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんが、収穫をしています。
やはり、現在の果皮の色とは明らかに異なる鮮やかなオレンジ色をしていますね!

「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの長年、果樹栽培をしてきた豊富な経験と、卓越した技術、そして奥さまの美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには大学で専門的に果樹栽培を学んだ、専務の将輝さんの新たな知識や技術が重なり、最高級の『せとか』を毎年育てています。

「今年も、しっかり手をかけて育ててきたので、かなり順調ですよ。まもなくハウスにビニールをはり、寒さ対策をし、温度と水の管理を徹底的にして、最高の『せとか』に仕上げますので、期待していいですよ!」
今回の取材の最後に、将輝さんは自信にあふれた笑顔でそう話してくれました。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』をネット独占販売いたします。
収穫した『せとか』からさらに選び抜かれた“極選”の『プリンセスせとか』です。
すでに、「今年も初回出荷分で送ってください!」と多数のご予約を頂戴しているほどで、完売間違いない大人気商品です。
出荷は、2月上旬からの予定です。
収穫までの期間も、また現地取材してこのブログでご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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