FLC日記 2015年10月20日(火) 晴れ
「FLCパートナーズストア」では、今年(平成27年度)も、一般流通がない『菊池水源棚田米』をネット独占販売しています。
今期の出荷も10月下旬からの予定です。
先行予約の受付中です!!
水の源、菊池水源の清らかな水と棚田で育った、数量限定の希少なお米をぜひ一度ご賞味ください!!
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FLCパートナーズストア
『熊本の美味しい米』

生産者の後藤武臣さんです。
熊本県菊池市、菊池水源の棚田で、1級河川の「菊池川」の水の源からくる、新鮮で清らかな水にこだわり、『菊池水源棚田米』を生産しています。

後藤さんの棚田は、私が立っているところも含め、5枚です。
どれも曲がりくねった田んぼばかりですね。
もともと19枚あった小さな三日月形の田んぼを、区画整理で5枚にしました。

後藤さんの棚田越しに、阿蘇五岳の一つ「鞍岳(くらたけ)」の雄大な姿を望むことができます。
標高1118.6mで、熊本平野の東にある、阿蘇北外輪山の一角を占める山です。
菊池市方面から見る、その山並みは、女性の横顔のように見えませんか?
中央のとがったところが鼻、右がおでこ、左があごあたりです。
時には、大仏様と言われたり、弁天様と言われたりもしています。

阿蘇の外輪山を水源とする川の一つが1級河川の「菊池川」です。
この菊池水源は、その名の通り「菊池川」の水の源(みなもと)に位置する地区です。
後藤さんは、水の源からくる清らかな水に惚れこみ、この地でお米を育てています。

本日は、昨日に続き後藤さんの『菊池水源棚田米』の収穫(稲刈り)の様子をご紹介いたします。
棚田での米作りは、平地の四角い田んぼに比べ、労力を5倍とも10倍とも要すると言われています。
稲刈りも、まっすぐに進みながらできるのではありません。
曲がった田んぼに沿って、コンバインを操作しながら行っていきます。

刈り残していたところを行って戻ってきていた後藤さんが、急にコンバインから下りて戻りました。
「まっすぐな田んぼじゃなかと、どうしてもこぎゃんして刈り漏れの出るとたい。」

「そぎゃんとのあっとしゃが、こぎゃんして1回1回降りて、手で刈ってコンバインに入れにゃんとたいね。」
後藤さんの熊本弁わかります?
「そういうのがあると、こうして1回1回降りて、手刈りをしてコンバインに入れないといけないんだよ。」と言っています。

そういう後藤さんに、
「その都度降りて、手作業でしなければならないのなら、大変ですね!」と言うと、
「こんくらいのことは、大したこつじゃなか!」と後藤さん。

「この菊池川の下流でもたくさん米ば作りよるばってん、菊池水源からくる最初の水はここにしかなかとだけん、こんくらいのことは苦労の内には入らんばい!それば大変て思うなら、この棚田で米なんか作られんばい!」
後藤さんは、バリバリの“肥後もっこす”!超~頑固者なのです!!(笑)

「まぁ、ここはちょっとやおいかんばってんね!(ちょっと大変だけどね!)」
後藤さんはそう言って、倒れている稲のヵ所を稲刈りし始めました。
この場所は、8月25日に熊本県に上陸した台風15号で、稲が倒れているのです。

これは台風の直後の写真です。
昨日のブログでもご紹介しましたが、この下から2段目の田んぼの中央付近で、強風がつむじ風のように巻き、稲を様々な方向に倒しました。
昨日のブログはこちら!
FLC日記 2015年10月19日
菊池水源棚田米 稲刈りの様子2015(前編)

一番下の棚田は、こうしてほとんど無傷状態であることを見ても、2段目の棚田のその部分の稲の倒れ方は異常です。
その場で竜巻のようにグルグルと風が巻いたようでした。

「稲穂が膨らむまでは、だいぶ頑張ってくれたばってん、しっかり実を着けると頭ば垂れるけん、そのままそのまま押された方向に倒れたごたるなぁ・・・。」
後藤さんはそう言いながら、その場所の稲を慎重に収穫していきました。

「今年も、ほんに良くでけよったばってんなぁ・・・。そこだけたい!その真ん中の一角だけが、あぎゃんして倒れてしもうたとたい。ここまで来てからのことだけん、米に影響はなかばってん、この田んぼの分だけは、別にしようと思うとたい。」
「え?それはどういうことなんですか?」と尋ねると、

「この2枚目の田んぼの米は、倒れた稲の分も入っとるでしょ?だけん、別に乾燥してもみすりもするごつしようと思ってな。悪くはなかとばってん、ベストじゃなかろ?笠さんがとこに出すとに、俺が作ったベストの米ば出したかけん、これは別にするとたい。」

頑固者の後藤さんは、自分が育てた米にもとことん頑固にこだわっています。
お客様に購入いただくお米は、自分がベストの状態だと思えるものだけを出荷するのだとお話しいただいたのです。

菊池水源の清らかな水と、後藤さんの惜しまぬ手間ひまにより育てられた『菊池水源棚田米』は、一部こうして台風15号の影響が出たものの、今年も見事に育ち黄金色の輝きを放っていました。
現在は、稲刈りが終わり乾燥、もみすりの段階へと進んでいます。

「やっぱり、棚田が黄金色に色づくときれいかですねぇ~!」
3段目の棚田の見事な稲穂をほめる私に、
「そうだろ?この米ばぜひたくさんの方に食べてもらいたかとたい。今年もよろしく頼むばい!」
肥後もっこすの後藤さんが、わずかにほほ笑んだくれたように見えました。

「FLCパートナーズストア」では、今年(平成27年度)も後藤さんが育てた『菊池水源棚田米』をネット独占販売いたします。
一般流通のほとんどない、大変貴重なお米です!!

菊池水源から最初に流れ出る、清らかで新鮮な水と、後藤さんの惜しまぬ手間ひま、そしてたっぷりの愛情で育った特別なお米です。
もっちりとした食感とお米本来の甘みが大好評です。
現在、「FLCパートナーズストア」のホームページにて、平成27年度の新米の予約を受付中です。
数量限定の完全予約制での販売ですので、ご注文(ご予約)はお早めにお願い致します。
ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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