FLC日記 2015年10月14日(水) 晴れ

スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』は、ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
今年は、例年より1か月も早く、11月中旬より収穫がスタートします。
本日は、スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』の現在の様子をご紹介いたします。

熊本県菊池市赤星の「稲田農園」さんのスナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』の栽培ハウスに伺いました。

今の時期は、脇芽を伸ばさせずに、スナップエンドウをどんどん高く成長させる時期です。
しかし、昨年もこの芽カギ作業を取材しましたが、昨年より1ヶ月も早いのです。
それには、ある理由がありました。

「稲田農園」の稲田光児さんが、“芽カギ作業”を行っています。
「こんにちは!」と声をかけ、元気に成長しているスナップエンドウたちを見ながら、ハウスの中に進んでいきました。

「稲田さん!この時期に“芽カギ”って早くないですか?それに、ハウスのビニールは、もしかして台風15号の影響ですか?」と尋ねると、
「そうたい!台風でキュウリが全滅したけん、今年はスナップエンドウを早めに育てよるとたい。」

「今でこそ、こうしてハウスの支柱がたっとるばってん、8月25日にはビニールはおろか、支柱も傾いたり倒れたりで、それはそれは悲惨な光景だったばい。そん時はほんなこて(本当に)復旧できるとだろか?って思ったばい。」と稲田さん。

こちらは、同じ菊池市でパイナップルを栽培している「田代農園」さんの、台風直後の様子です。
8月25日、熊本県に上陸した台風15号は、各地に甚大なる被害をもたらしました。
このような単棟のハウスはもとより、風速50mにも耐えうるという連棟建てのハウスをも崩壊していったのです。
現在は、「田代農園」さんのハウスも復旧しています。

こちらは例年この時期のスナップエンドウたちの様子です。
通常なら、スナップエンドウの種をポットにまいて、“苗床”で育てている時期なのです。

“苗床”とは、栽培する畑に定植するまで、集中して管理し苗を育てる場所のことです。
今年、「稲田農園」さんでは、苗床を作らず、栽培ハウスに直播で種をまきました。

「台風直後は唖然としたよ。もちろん台風対策で、ビニールはきれいに巻き上げとったとばってん、ビニールはおろかハウスの支柱までめちゃくちゃだったけんね。収穫し始めたばかりのキュウリが全てダメになってねぇ・・・。でも、すぐに頭ば切り替えて、「スナップエンドウば早くつくろう!!」って思ったとたい。」

「破れたビニールは邪魔にならん限り、その辺にはけさせて、支柱を戻して、キュウリの苗を全部抜いて、スナップエンドウ使用に有機肥料を与えた土つくりをして、畝ば立ててスナップエンドウの種を直播したとたい。」

「直播だと、発芽線時のリスクはあるとばってん、おかげで4つ蒔いたら大体3本は発芽してねぇ~。その発芽を待つ間に、残りの2本のハウスの復旧もできたしね。だけん、少し時期をずらしてあと2本のハウスにもスナップエンドウば作ることにしたとたいね。」

「まぁ、収穫し始めたばかりのキュウリが全部だめになったのは、かなりまいったよ。ばってん、これも農業の一つであり、自然災害は仕方のなかこつたいね。だけん、頭ば切り替えて前向きに頑張ろうって決めたとたい。」

「稲田農園」さんは、とにかくとことん手をかけてスナップエンドウを育てる匠の農家さんです。
これは、収穫を迎えたスナップエンドウたち。
注目すべきは、スナップエンドウと額との間に花びらが一切残っていないこと!

スナップエンドウが実るまでには、まず花が咲きます。
その花の花びらは、実るスナップエンドウにこうしてくっついてしまうことがあるのです。
そうなると、そこに湿気がたまり病気やキズなどになる可能性が出てきます。

そこで、その時期に「稲田農園」さんでは、こうしてその残った花びら1つ1つを惜しまぬ手間ひまで取り除いていくのです。
だからこそ、「稲田農園」さんのスナップエンドウは美しく育つのです。

そしてその中から、選びに選び抜いた“極選”のスナップエンドウだけを、スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』として、「FLCパートナーズストア」にご提供いただいてます。
だからこそ、多くのリピート購入のお客様を持つ大人気商品なのです。

「実は、俺が育てたキュウリはこの辺の学校給食に提供するはずだったとたい。安全で美味しいもの!って評価ば頂いてね!!それも全部だめになったばってん、終わったことば悔やみよっても仕方なかけん。またしっかり手ばかけて、今度はスナップエンドウに全力ば尽くすばい。」
稲田さんは、目の奥に力強く前を向いた光りを放つ、強い瞳でそうお話しいただきました。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「稲田農園」さんのスナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』を、今年もネット独占販売いたします。
野菜嫌いのお子さんでも、これならいくらでも食べると大評判いただいた、まさに名前の通り、シャキとして甘い最高級のスナップエンドウです。
また、スナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』の販売前には・・・。

「葉っぱなのにマメの味がする!」『ビーンズリーフ(新芽豆葉)』の販売も致します。
生でも、炒めても、茹でても、美味しく召し上がることができる、マルチ食材で、中華料理では高級食材として珍重されているものです。
今年も、「稲田農園」さんのスナップエンドウ『シャキ甘“菊光”』及び、『ビーンズリーフ(新芽豆葉)』にご期待ください。
これからも現地取材でその成長の様子などご紹介していきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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