FLC日記 2015年9月24日(木) 雨のちくもり時々晴れ
熊本県菊池市七城町砂田にある、野中逸雄さんの『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼの様子を取材してきました。
毎年、10月10日前後に稲刈りを迎える田んぼは、稲穂が膨らみ頭(こうべ)を垂れていました。
ここ(七城町砂田地区)で育つ『砂田米』は、“天下第一の米”と称されて将軍家や皇室への献上米としての歴史があります。
『砂田米』は、江戸時代には、“美味しいお米”の代名詞とされていました。
七城町は、日本有数の米どころです。
とりわけ、“砂田地区”は、田んぼに砂が混ざった独特な土壌で、水はけがよく肥料が効きすぎない、お米作りに適した土壌です。
現在は、稲刈りに向け、田んぼへの給水を止め、田んぼを乾燥させ始めています。
そうすることで緑の葉っぱも黄金色に輝き、収穫(稲刈り)を迎えるのです。
こちらは、昨年9月9日の稲刈りの際の様子です。
この日は、台風の影響からか、とにかく強風が吹き荒れていました。
野中さんの田んぼの稲たちも、強風に押し倒されそうになりながら、しっかりと立っています。
稲刈りをしている野中逸雄さんです。
私は、稲刈りはもちろんのこと、稲刈り後の冬の田んぼも、れんげの咲く様子も、苗床も田植えも、稲の花咲く様子などなどすべて、現地取材をしてこのブログでご紹介しています。
稲刈りの際、野中さんは刈り取った稲をそのまま細かく裁断して田んぼにまいています。
稲刈り後、時機を見て田んぼに鋤き込みそのまま有機肥料にするのです。
野中さんは、この“稲ワラ”と“れんげ”以外には何も足さず、何も引かずにお米を育てています。
4月下旬、野中さんの田んぼはれんげが咲き誇り、まるでれんげのお花畑のようです。
この光景を見れば、一般の方はここでお米を育てるなんてことは考えもしないと思います。
“れんげ”は、収穫するために栽培するのではなく、全て有機肥料とするために種を蒔き育てました。
花が終わる5月中旬ごろ、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み有機肥料とします。
それを、「緑肥」と言います。
お隣の田んぼでは、冬の時期牧草用の植物を植えていました。
この時期その牧草は刈り取られ、きれいに整地してありました。
この砂田地区でも、農家さんによって栽培方法は様々です。
稲根狩りを終え、田植えまでの時期に多くの農家さんは裏作としていろんな作物を育てています。
その代表的なものは、こちらの“麦”ですね。
その他にも、ゴボウ、タバコ、各種野菜などが栽培されています。
しかし、まもなく収穫を迎える野中さんの田んぼは、今年ももちろん裏作はしていません。
裏作を作り収入を得るどころか、コストや手間ひまのかかる“れんげ”の種を蒔きそれを鋤き込み土つくりをしているのです。
毎年変わらぬ、“稲ワラ”と“れんげ”を有機肥料とする米つくり(土つくり)で『砂田のこだわりれんげ米』を作り続けています。
以前(5月中旬)に、れんげの鋤き込み作業をしている野中さんに、そのこだわりについて伺いました。
「俺の田んぼでは、米以外にはなんも作らんばい。冬の時期はお米のための土つくりの時間たい。自分が食べるとに、安全で美味か米ば食べたかたい!だけん、田んぼでは“稲ワラ”と“れんげ”にこだわって、お米だけば育てよるとたい。」
野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』は、以前は有名百貨店にも卸していました。
しかし、現在は、自分や家族、親せきや知人のために育てています。
ですから、一般流通はありません。
その貴重な『砂田のこだわりれんげ米』を、「FLCパートナーズストア」では、特別にお譲り頂き、ネット独占販売しています。
野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』を、私は、“ご飯がごちそうになるお米”と呼んでいます。
安全、安心へのこだわり、“稲ワラ”と“れんげ”だけで土を作るこだわり、そして何より一切の妥協を許さない惜しまぬ手間ひまによって育てられたお米です。
平成26年度の『砂田のこだわりれんげ米』は、もちろん完売しています。
まもなく、平成27年度の“新米”の先行予約の受付をスタートいたします。
売り切れ必至の貴重なお米です!!
出荷(販売)は10月中旬からの予定です!!
今後も、弊社ホームページ、このブログをお見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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