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熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子

FLC日記 2015年8月12日(水) 雨(土砂降り)
突然ですが、これは何の野菜の苗だかわかりますか?
ヒントは、セリ科の植物(野菜)で、『清正人参』と呼ばれていました!
SMAPの歌にもある、あの野菜ですよ!!
熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_17581772.jpg
ちょっと、ヒントが多すぎて、すぐにわかっちゃいましたかね!(笑)
正解は、こちら!!
『セロリ』です。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_1803813.jpgあのちっちゃな苗が、こんなにも立派なセロリになるんですね!
でも、ただの『セロリ』ではありません。
「大島農園」さんが育てる、熊本セロリ『清正人参』です!
ここまで成長するには、多くの手間ひまと、半年以上の歳月を要するんですよ!
12月上旬の収穫に向けて、元気に育つ「大島農園」さんの熊本セロリ『清正人参』の苗床の様子を取材してきました。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_188949.jpgここは、熊本県合志市(こうしし)にある、「大島農園」さんの熊本セロリ『清正人参』の苗床です。
“苗床”とは、定植(栽培地に植え替えること)するまでの期間、こうして集中的に管理しながら、苗を育てる場所のことです。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18243882.jpgこちらは最も幼い苗たち!
収穫時期をずらすため、3段階に分けて種まきをした『清正人参』たちが元気に成長していました。
収穫及び出荷は、12月上旬から1月(予定)です。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18261154.jpg収穫の様子がこちら!
どうですか?
本当に見事なセロリ(清正人参)でしょ?
「大島農園」さんでは、大島徹也さん(写真)とお父さんの大島忠さんの親子2代の“匠”で、至高のセロリを育てています。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18334345.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「大島農園」さんの熊本セロリ『清正人参』をネット独占販売いたします。
1株丸ごとでの販売ですよ!
1kg前後と、2kg前後(写真)の2商品での販売です。
初回出荷が待ち切れず、すでにたくさんのご予約を頂戴している人気商品です。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18385869.jpgセロリは、戦国武将の加藤清正公が、朝鮮出兵の際にその種子を持ち帰り栽培を始めたと言われています。
まだ、日本に無い植物で、同じせり科のニンジンに例えて、清正公が持ってきたニンジンつまり『清正人参』と言われるようになったようです。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18411454.jpg当時、清正公は肥後藩(現在の熊本県)を統治していましたので、熊本が、日本におけるセロリ発祥の地となっているのです。
もちろん、熊本城内では栽培されていないと思いますが・・・。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18454873.jpg本日苗床に伺うと、徹也さんのお母さんが、セロリの苗の移植作業を行っていました。
苗床の外は、バケツをひっくり返したかのような激しい雨が降っていました。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18482562.jpg熊本でのセロリ栽培は、毎年6月下旬の種まきからスタートします。
加藤清正公の誕生日で命日でもある6月24日あたりに行われるのも、なんだか因縁めいたものを感じずにはおれません。
「種まきして発芽したものを最初に移植したのが右の手前の幼い子たちよね。左側くらいに育つともう一度移植して、奥の子たちのように育てるのよ。だから、種まき→移植1回目→移植2回目→定植と、たくさんの手間ひまがいるのよ。」

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18551656.jpg「今日は右手前の1回目の移植で育った子たちを、2回目の移植作業をしてたのよ。こうして、指で穴をあけるでしょ・・・。」

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_1857231.jpg「そこに、苗を今の土ごと丁寧に入れていくの。」
その手際の見事なこと!!
何度も何度もシャッターチャンスを逃すほどのスピードです。
「ところで、どうしてそう何度も移植するんですか?」と尋ねると、

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_18593327.jpg「ほら!そこに最初に発芽させたのと、1回目の移植のものが並んでるでしょ?ごらんのとおり、全く土が違うのよね。種まきは、発芽用の土、そして1回目の移植で、発芽後の成長用の土、2回目の移植で、苗床に定植するまでの成長用の土が必要なの。だからこうして何度も移植するのよ。」

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_1916197.jpg『セロリ』は、定植後、収穫までたくさんの肥料を要する植物です。
苗床での育苗と同時進行で、ハウスの土つくりも進めています。
毎年必ず土壌検査を行って、必要な養分を補給していくのです。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_19181495.jpgこちらは、以前取材に伺った際の栽培地に有機肥料(堆肥)を散布する作業の様子です。
有機肥料をふんだんに与えた元気な土で、土壌バランスをしっかりと考えて『清正人参』は栽培されています。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_19223667.jpg最初に種まきをして育苗した苗たちから順番に、9月下旬からハウスに定植していきます。
まだ幼い苗たちは、約3か月の期間を経て、出荷できる大きなセロリへと成長していくのです。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_19243093.jpgマルチビニールを敷き、千鳥(交互)楡移植されたセロリの苗は、まだこの段階ではセロリと思えないほど小さいですよね。
しかし、これが収穫前になると・・・。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_19272848.jpg見事に成長した熊本セロリ『清正人参』たちです!
鮮やかなグリーンが、『清正人参』たちの勢いそのものですね!
今年も、12月上旬にはこの光景を目の当たりにすることができると思います。

熊本セロリ「清正人参」 9月下旬の定植へ向けて苗床の様子_a0254656_19314622.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「大島農園」さんの、熊本セロリ『清正人参』をネット独占販売いたします。
1株そのままをお送りいたします。
それは、セロリの本当の美味しさ(甘さ)を味わってほしいためです。
11月中旬より、先行予約受付をスタートいたします。
今年も、「大島農園」さんの熊本セロリ『清正人参』の成長の様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技などは、きちんと現地取材をしてご紹介していきます。
お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2015-08-12 19:35 | 熊本セロリ 清正人参 | Trackback | Comments(0)
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