FLC日記 2015年5月22日(金) 晴れ
今年も太秋柿の匠、「古川果樹園」さんの柿園に、『太秋柿』の元気な花が咲きました。
柿の花って見たことありますか?
これが『太秋柿』の花ですよ!
「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』を栽培する柿園は、熊本県山鹿市鹿北町岩野の柏ノ木にあります。
大自然に囲まれた、とてものどかな里山です。
となりの田んぼは、田植えに向けて耕運されていました。
『太秋柿』は、「梨のような食感、ぶどうのような甘さ」と称される、秋の果実の王様です。
「古川果樹園」さんの『太秋柿』は、糖度がなんと、驚きの18~20度!!最高級です!!
スイーツのような甘さと、シャリシャリの食感がたまりません!!
生産量は熊本県が日本一で、「古川果樹園」さんは、20年以上も前から『太秋柿』を育てる、まさに匠なのです。
「FLCパートナーズストア」では、「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』ネット独占販売しています。
収穫した『太秋柿』から、選び抜かれた極選の“プレミアム”な『太秋柿』です。
写真は、その中でも、さらに大きな果実の『太秋柿プレミアム“極”』です。
どれくらい大木かを、この写真でご覧ください。
私の手にのせてみました。
私は男性でもかなり手が大きい方ですが、手のひらが隠れてしまうほどの大きさです。
『太秋柿』は、四角い形の果実が特徴です。
「古川果樹園」さんの『太秋柿』は、毎年5月上旬から花を咲かせます。
花びらは4枚。
花のまわりには、果実のヘタとなる部分のガクがあります。
この時すでに、果実の四角い形を思わせるような形状です。
5月中旬には、“ビッシリ!!”という表現がピッタリなほど、たくさんの花が咲き誇ります。
花の香りはほとんどありません。
今年も、冬の“匠の選定作業”のおかげで、元気な花が咲きました。
たくさん咲き誇った花のほとんどは、こうして落ちてしまいます。
満開を過ぎたころには、まるで『太秋柿』の花を地面にちりばめたかのようです。
しかしこれは全く問題ない当然の現象です。
『太秋柿』の花の間を、たくさんのミツバチが飛び回っていました。
柿は自家結実性の植物で、1本でも結実しますが、受粉樹があった方が確実な受粉ができます。
「古川果樹園」さんの『太秋柿』の柿園にも、「富有柿」を受粉樹としてところどころに植えています。
こちらは、花びらの色が変わっているのがお分かりですか?
受粉した『太秋柿』は、花ごと落ちるのではなく、こうして花びらだけが枯れていきます。
花びらが落ちてもしばらくは、めしべが果実の中央に残っています。
花と果実を包み込んでいた“ガク”は残っていますね。
これが、最終的に『太秋柿』の果実の“ヘタ”と呼ばれる部分になるのです。
受粉ができて、着果した様子がこちらです。
『太秋柿』の赤ちゃんと言ったところですね!
でも、これからこれらの果実は、厳しい生存教を生き抜いていかなければならないのです。
生存競争と言っても、自然界のものではありません。
6月中旬、『太秋柿』の果実は、ゴルフボールほどの大きさに成長します。
その生存競争とは、“匠の摘果作業”のことなのです。
6月下旬、「古川果樹園」の古川孝人さんは、作業のほとんどを脚立の上で行います。
古川さんは、私が取材に伺うといつもこの笑顔で迎えてくれます。
古川さんがこの時期行う作業こそ、惜しまぬ手間ひまの“匠の技”です。
「古川果樹園」さんは、古川孝仁さんと奥様のアツ子さんのとっても仲良しのご夫婦の2人3脚で、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
けっしてまねできないほどの、惜しまぬ手間ひまをかけるのです。
『太秋柿』を実らせる枝の1本1本をひもで吊り下げて栽培します。
「こればしとかんと、良か『太秋柿』はでけんとたい!ばってん、こぎゃんして頑張った分は、必ず良か実になって答えてくれるけん、そう思うと楽しかばい(笑)」
奥様のアツ子さんは、匠の摘果作業を行っています。
「うちでは、着果しとる『太秋柿』の6割以上はこうして落とすとよ!だからこそ、その残りの4割ほどを大切に育てるために、お父さん(古川さん)が、枝を1本1本吊るのよ。」
10月初旬の、収穫前の様子です。
たったの4割弱に残した『太秋柿』を、大切に育て上げるために、全ての枝はひもで吊られていました。
開花が5月上旬からで、収穫が10月上旬なので、『太秋柿』を育てるのに、最も恐れるのが台風の被害です。
「古川果樹園」さんでは、柿園全体をネットで覆い、大切な『太秋柿』を守っています。
これは、稲刈りが終わったころの、収穫を迎える時期の写真です。
『太秋柿』の柿園全体をネットで覆うことには、2つの大きな目的があります。
1つ目は、自然豊かなこの地の野生動物や野鳥から、『太秋柿』を守るのです。
2つ目の理由は、強風(特に台風)から守るためです。
柿園全体をネットで覆うことで、その中は強風が和らぎ、『太秋柿』の果実の落下から守ることができるのです。
そしてさらに、そのネットを使ってエサを吊り下げ、枝がゆれて果実が落ちたり、傷ついたりすることから守っています。
私はこうして、年間を通して「古川果樹園」さんの惜しまぬ手間ひま、匠の技、『太秋柿』の成長の様子を取材してきました。
今年も、10月上旬にはお二人のこの笑顔が見れると思います。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「古川果樹園」さんの『太秋柿』をネット独占販売いたします。
「古川果樹園」さんが大切に大切に育て上げ、収穫した『太秋柿』からさらに選び抜いた“極選”の『太秋柿プレミアム』です。
これからも、『太秋柿』の成長の様子や、匠の技、惜しまぬ手間ひまなど現地取材を重ね、このブログでご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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