FLC日記 2015年5月14日(木) 晴れのちくもり
今年も、「小春農園」さんのみかん畑には、元気なみかんの花が咲きました!!
熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんは、豊かな森に囲まれた、壮大な敷地の日の当たる山の斜面を利用して、匠が育てる『ザ・みかん』を栽培しています。
『ザ・みかん』とは、全く飾らずみかんそのものの本当の美味さを楽しんでいただきたく命名された名前です。
ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」で、その“コクのある甘さ”で、リピート購入者が後を絶たない大人気商品です。
毎年、4月下旬から5月中旬にかけて咲くみかんの花を取材してきましたが、今年はなんだかちょっと違うんです!
本日、現地取材に伺うと、「わかりました!!ではさっそく始めて良いですか?」と、なんだか、元気な声が響いています。
「小春農園」専務の小原将輝さんが、これから行う作業の段取りを説明していたところでした。
元気な声の主は、この二人の若者!
熊本農業大学から農業実習に来ている、吉村晃一くんと、宮脇拓人くんです!!
とっても爽やかな好青年です!
「小春農園」さんでは、今年から農業実習生を受け入れ、5月1日~8日までの8日間、一緒に様々な作業を行って実習をしています。
私が伺った時は、休憩も兼ねてこれから行うみかんの果樹への肥料散布作業のやり方を教えているところでした。
二人は、「果樹コース」の1年生です。
実習も7日目の二人は、たくさんの作業を頑張ってきました。
「小春農園」さんでは、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
こちらは、弊社のリピート率ナンバーワンの大人気商品、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』です。
昔ながらの土壁の蔵で追熟させ、糖度と酸味がベストバランスで、現在大好評発売中です!!
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こちらは、現在の『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスの様子です。
ハウスと言えども、ボイラーを焚き加温をして育てるのではありません。
ハウスはあくまで雨風や、害虫、病気からデコポンを守るためのものです。
ここにも、吉村くんと宮脇くんが頑張った形跡がありましたよ。
地面の茶色いところがわかりますか?
これは「ピートモス」と言って、ミズゴケなどの植物を原料とした土壌改良剤で、この時期にデコポンの栽培地に与え、バランスの良い土を育てるために用いるのです。
ピートモスを散布する作業は、ほぼ二人で頑張りました。
その他には、究極の柑橘『せとか』の総状花摘み作業、そして、このみかん畑の壮大な敷地の草刈り作業などを行ってきました。
「小春農園」さんでは、除草剤を一切使用しません。
それどころか、「草生栽培」と言って、あえて下草を生やしながら果樹を育てる栽培方法を採用しています。
こちらは、4月中旬のみかんの果樹の移植作業を取材した時の写真です。
あえて下草を生やしていることで、仮に害虫や病気がきても、この下草にとどまり果樹への影響が少なく、最小限の農薬で育てることができるのです。
その下草は、時期をみて手作業で全て刈り枯らすことで、そのままそこで有機肥料とするのです。
もちろん、それだけでは“本物”と呼べる美味しい果実はできません。
そこで、ベストなタイミングで、さらに有機肥料を与えます。
その作業を本日行っていて、その段取りを二人は真剣な表情で聞いていました。
「今日与えるのは、このペレット状のぼかし肥料たいね。これは、信頼おける契約企業からを購入した、海藻類、植物粕、漁粕、骨粉、カニガラなどを、発酵させ作った他にない安全な有機肥料なんよ。」
実習中の講師である将輝さんが説明しています。
「少なくてもダメ!与えすぎてもダメ!みかんの果樹の樹勢を見て判断することが大事たいね。与える量もそうだけど、与えるタイミングもすごく重要で、例えば梅はそのタイミングを待ちあえると、果実が実る前に落果することもあるとたい!」
「梅のことは置いといて、今日はみかんの果樹に与えるけん、それぞれの樹勢ば判断して適正量を与えるようにするように!」
将輝さんの専門的な話と共に、的確な指示が飛んでいます。
そして将輝さんが手本を示します。
「これくらいの量をつかんで、万遍なくまくとたいね。この子のように花をたくさんつけている果樹は、今年頑張ろうと張り切ってるけん多めにあげるし、逆に弱っている果樹にも回復させるために多めにあげるとたい。」
受精が弱っている果樹も、こうして新芽が芽吹いていました。
毎年、ベストなタイミングで的確な量の有機肥料を与え続けることで、果実の隔年結果を避けることができるようになるのです。
吉村くんも宮脇くんも、きちんと自分の目で判断しながら、上手に肥料散布作業を行っていました。
もちろんこれだけで美味しいみかんはできませんが、二人の頑張りで今年の『ザ・みかん』にも期待が高まりました。
作業がひと段落したところで、講師である小原将輝さんをはさんで、吉村晃一くん、宮脇拓人くんで記念撮影!
3人とも本当に良い笑顔です!
とてもさわやかなみかんの花の香りと、それにも勝るさわやかな好青年の二人に、私がたくさんの元気をもらった今回の取材でした。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの、匠が育てた『ザ・みかん』をネット独占販売いたします。
10月上旬から収穫および出荷をスタートする、極早生みかんの「日南」から始まり、11月上旬からは、早生みかん『興津』、11月下旬の中世みかん『ひのみらい』と続き、12月上旬には晩生みかんの『青島』『金峰』と、2月下旬までの長期にわたり、“本物”と呼べるみかんを収穫、出荷していきます。
さらに今年からは、中世みかんの『石地』も新登場予定です!
これからも、現地取材にて、成長の様子や匠の技をご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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