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水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)

FLC日記 2015年5月4日(月) 雨時々くもりのち晴れ
キウイフルーツの花を見たことありますか?
株式会社旬援隊では、完全無農薬・完全無化学肥料で、『水源キウイ』を育てています。
今年は、5月1日に開花し、たくさんの花が咲き誇っていますよ。
まずは、そのキウイの花をご覧ください!!
水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1725214.jpg
白い花びらで、約5~6cmほどの花です。
とても甘くていい香りがします。
ちなみにこれは、キウイの雌花です。
中央の丸い部分(子房)が、いずれキウイフルーツとなるところです。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_17341624.jpgここは、熊本県菊池市、菊池水源の山奥にある、株式会社旬援隊の本社社屋です。
本社と言っても、私の叔父と叔母が退職後田舎暮らしをしたいとここに家を建て25年ほど暮らしていた後を、私が譲り受け、事務所を作り、株式会社旬援隊をはじめました。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1825136.jpgここの敷地は1500坪ほどあり、この山奥で自然と共に生き、自ら畑を耕し、13種類の果樹と原木しいたけを育て、烏骨鶏たちを飼育しながら、自給自足の生活を目指しています。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1821162.pngまた、株式会社旬援隊では、ネットショップ「FLCパートナーズストア」で、匠の農家さんが育てる“旬の食材”を販売しています。
どれも、ここでしか買えない“本物”と呼べる逸品ばかりです。
ホームページは下記をクリックするとすすめますので、ぜひのぞいてみて下さい。
「FLCパートナーズストア」ホームページ
水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1875086.jpg


水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1891046.jpgまた、自ら育てた作物も「FLCパートナーズストア」で、オリジナルブランド商品として販売しています。
栗の王様『利平栗』(写真)、春の山菜『ふきのとう』『タラの芽』、『烏骨鶏のタマゴ』、そして、本日紹介する『水源キウイ』です。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1812484.jpg開花を確認して、まだ4日目だというのに、もうこんなにもキウイの花が咲き誇っているんですよ。
でも、とっても困ったことがあるんです。
キウイは雄花と雌花を別の株につける雌雄異株の植物です。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_18191964.jpgここには、4カ所のキウイ棚があって、メスの木が6本と、オスの木が5本です。
困ったことに、毎年決まって雌の木に咲く、雌花が先に開花するのです。
もちろん、雌雄異株のキウイは、雄花の花粉を雌花に受精させないと、果実が実りません。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1835454.jpg自然界では、昆虫などが媒体となり、花粉を運び受精します。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、中央に“マルハナバチ”が写っていますよ。
マルハナバチは、行動範囲も広く、とても働き者なので、ここでも大切にしています。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_18392698.jpgキウイも、雄花と雌花の開花のタイミングのずれに対応すべく、1本の花芽が1本から3本あり、開花の時期をずらして咲き、上手く受精をして生き残る(子孫を残す)すべをもっているのです。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1841595.jpgしかし、ここでは、キウイを栽培しているのですから、大きくて美味しいキウイを育てようと頑張っています。
3つの雌花の最初に咲く大きな花に、受粉をして実らせると、大きくて美味しいキウイになる可能性が高いので、その花に確実に受精(交配)をしなければなりません。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1915076.jpgところが、ここの雄花ときたら、雌花よりずいぶん遅くに開花を迎えるのです。
これではどんなに良い雌花が咲いてもけっして受精は行えません。
遅い年では、1週間も開花が遅れることがります。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1935466.jpgそんな時には、この山奥よりも早く開花するキウイを自宅の庭で栽培している知人に頼み、雄の枝を分けて頂き受粉を促します。
虫たちだけには任せておれないので、雄花を手にとり雌花に交配作業をするのです。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1974856.jpgしかし、下の段のキウイ棚にある雄花が、昨年から花を付けだし、今年はなんと雌花の開花より、1日遅れで開花したのです。
右の太い幹が雌株で、その左に2本の細い幹が雄株です。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_19121280.jpgこれは、今年の5月2日の写真です。
雄花が元気に咲いてくれました。
もちろん、この花にキウイの果実は実りませんが、この雄花がなければ雌花にもキウイは実りません。
雄花と雌花は、はっきりとその違いを見てとれます。
水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_19152027.jpg
雌花と違い、中央に子房がありません。
本日のブログの1枚目の写真と見比べて頂くとはっきりその違いがわかると思いますよ。
さぁ、これで一安心!と思いきや・・・

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_19242115.jpgなんと、昨日、今日とあいにくの雨・・・。
これでは、虫たちは飛び回ることができません。
明日は、天気が回復しそうなので、虫たちだけに任せることなく、自ら交配(受精)作業を行うことを決めました。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_1928792.jpg4月中旬には、キウイの果実が着果してこのような小さな実をつけます。
着果を確認したら、それからしばらくは怒涛の摘果作業が続きます。
かなりハードな作業ですが、今年もしっかりと摘果をして、大きくておいしいキウイ作り上げたいと思います。
その様子はまた後日、このブログでご紹介いたします。

水源キウイ 2015開花宣言!その2(雄花と雌花&交配のお話し)_a0254656_19332312.jpg収穫を迎えるのは、約半年後の11月下旬です。
今年も、果実が黄色のゴールド種と、緑のグリーン種の2種類を、完全無農薬で、完全無化学肥料の安心・安全な『水源キウイ』として育てています。
日本国内で収穫し販売される、国産キウイは全体のキウイ流通量のわずかに30%ほどしかありません。
さらに、完全無農薬・完全無化学肥料で育てた『水源キウイ』の存在は、大変貴重です。
ぜひたくさんの方に食べて頂きたいと思っています。
今年の『水源キウイ』にもご期待ください!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2015-05-04 19:38 | 水源キウイ | Trackback | Comments(0)
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