FLC日記 2015年4月28日(火) くもりのち雨
「これから、茶摘みまでは、あえて日のあたらんようにして、お茶の色ば濃くするとたいね。この茶畑は、全部碾茶(抹茶用のお茶)だけんそうするけど、一般的なお茶はもう茶摘みの始まっとるばい。」
『菊池水源茶』生産農家の赤星武利さんがそう言いながら、お茶の苗たちに寒冷紗をかけていました。
今年も、赤星さんの『菊池水源茶』の茶畑には、お茶の元気な新芽が芽吹いていました。
寒冷紗をかける前の若葉も実に美しいですね!!
ここは、熊本県菊池市、菊池水源にある原(はる)の伊牟田地区。
ブランド茶の『菊池水源茶』発祥の地です。
伊牟田地区の公民館のすぐ近くには、ブランド茶『菊池水源茶』の発祥の地を示す石碑が建てられています。
この地は、九州熊本と言えども、標高500mを越える高冷地で、朝夕の寒暖差が非常に激しく、とても霧深く、お茶の栽培に適しています。
山間部の土地を利用して、たくさんの農家さんが、『菊池水源茶』を生産しています。
株式会社旬援隊が運営するネットショップ「FLCパートナーズストア」では、『菊池水源茶』をネット販売しています。
清らかな水と、豊かな大地、農家さんたちの匠の技で育てられた至高のお茶です。
これは株式会社旬援隊の本社社屋です。
『菊池水源茶』発祥の地と同じ、伊牟田地区にあります。
本日取材をした赤星さんの茶畑は、すぐお隣にあるんですよ。
弊社の前の道を上るとすぐそこ!
写真中央の軽トラックが止まっている高台に、赤星さんの有機栽培で育てている茶畑があるんです。
この茶畑は、有機栽培で育てる抹茶用の茶畑です。
有機栽培のお茶は、とても厳しい基準があり、もちろん農薬や化学肥料などは一切使用できません。
それでも、大切にしっかりと手をかけ育てることで、今年もこんなに元気な新芽が芽吹いていました。
作業中の赤星さんに声をかけました。
「ホント惚れ惚れする美しさですね!」
「今年もこの季節が来たばい!ほら!見てみなっせ!これが新芽たいね。これば本来なら1番茶って言うてこの時期茶摘みするとたい。」
「昔はこれば、1つ1つ手で摘みよったばってん、今は機械でするけんな!ただ、ここは碾茶用だけん、茶摘みまでのしばらくの間、寒冷紗(日を遮るシート)をかけて、しっかりと色ば付けるわけたいね。」と赤星さん。
こちらは、昨年5月下旬の同じ茶畑の茶摘みの際の様子です。
寒冷紗をはずすと、今とは全く異なる濃い色のお茶の葉が現れました。
この、濃い色のお茶が、抹茶となる為に育てられた色なのです。
今日は、お茶摘みの時期を逆算して寒冷紗をかける作業を行っていたのです。
「雨の予報の出とるけん、急いでこればしぎゃ来たとたい。茶摘み前の最後の仕上げたいね。」
赤星さんはそう言いながら、手際よく寒冷紗をかける作業をしていました。
寒冷紗をかけた後は、風でめくれたりしないように、しっかりとお茶の枝にひもで結びつけ固定します。
毎年繰り返されてきた作業とはいえ、実に効率的な手際の良い作業ぶりです。
「熊本県産で有機抹茶として販売されているのは、ここで育てられた有機抹茶『雲上の白』だけの様ですよ!大変貴重なお茶を今年も育てて頂きありがとうございます。」と言うと、
「なんかそぎゃんのごたるな!(どうやらそうみたいだね!)」と赤星さん。
こちらがその有機抹茶『雲上の白』です。
化学肥料や農薬を使用せずに育てたお茶で作られています。
熊本のある有名お菓子メーカーでも使用されている大人気商品で、大変希少な抹茶で“幻の逸品”と呼ばれています。
「寒冷紗をかけ終わる前に、この色のお茶をバックに写真を撮らせて下さい!」と言ってカメラを向けると笑顔で答えてくれました。
「FLCパートナーズストア」では、ブランド茶の『菊池水源茶』をネット独占販売しています。
名水百選にも選ばれた『菊池渓谷』の清らかな水と、お茶栽培に適した霧深く朝夕の寒暖差の激しい標高500mを超える高冷地で、お茶の匠たちによる惜しまぬ手間ひまで育て上げられた至高のお茶です。
写真は、この地域独特の製茶法で作られた『玉緑茶』です。
まもなく、平成27年度の新茶の予約受付もスタートいたします。
今年のお茶摘みの様子も、もちろん現地取材にてご紹介いたします。
平成27年度の新茶は6月からの販売予定です。
今年からは、有機栽培の『菊池水源紅茶』の販売も準備中です!!
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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