FLC日記 2015年3月22日(日) 晴れ
ここは、熊本県菊池市、菊池水源の山奥です。
標高が高いため、平地よりも遅い春の訪れを、やっと感じています。
今年の梅の開花は、3月5日のことでした。
現在は、やっと7分咲きと言ったところで、熊本県の平均からするとやはり2週間ほどは遅いようです。
これが株式会社旬援隊の本社社屋です。
私(笠泰紀)は、この地に株式会社旬援隊を立ち上げ、自然の中で自ら農業を営みながら、ネットショップ「FLCパートナーズストア」で、熊本産の最旬の“本物”と呼べる食材を販売しています。
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株式会社旬援隊でも様々な農作物や野草を育て、烏骨鶏を飼育しています。
写真(昨年4月10日撮影)は、4月より販売予定の『タラの芽』です。
毎年、ご購入頂くお客様もあり、すでにご予約を頂戴している人気商品です。
その他には、自然栽培で育てた『利平栗』、『水源キウイ』、『烏骨鶏のタマゴ』などは、オリジナルブランド商品として販売しています。
株式会社旬援隊へは、この1本道を来るしかありません。
とにかく山奥なんです。
梅の開花はずいぶんと遅いですが、サクラの花はすでに咲いているんですよ!!
と言っても、ソメイヨシノの桜ではありません。
これは、「さくらんぼ」が実る桜です。
ここの敷地内にも、ソメイヨシノがありますが、そちらの桜の花は、早ければ今月中に咲くかな?ってとこです。
ソメイヨシノには、「さくらんぼ」が実ることはありません。
ここでは、「さくらんぼ」が実る桜を栽培しています。
よく見ると、雄しべの長さがソメイヨシノに比べ、ずいぶん長いです。
ちゃんと果実を実らせることができる仕組みになっているようです。
「さくらんぼ」の収穫は、毎年5月10日前後です。
完全無農薬栽培なので、葉っぱはご覧の通り虫食いだらけです(笑)。
昨年は、ヒヨドリにほとんど食べられたので、今年は何か対策をしようと思っています。
さくらんぼの木の下に、『ふきのとう』を見つけました。
毎年、この場所に出てくる自生している『ふきのとう』です。
『ふきのとう』も、オリジナルブランド商品として販売しています。
ここまで花が開くと、もう食べられませんが、今年もたくさんのご注文を頂戴し、すでに完売とさせて頂きました。
この『ふきのとう』は、来年もまた芽吹くように残しているものです。
昨日、新しいオリジナルブランドとすべく、ラズベリーを定植しました。
これは、ここより約500mほど降りたところにあり、同じ村に住む『菊池水源茶』生産農家の赤星武利さんからお借りしている畑です。
お昼の2時をまわった頃には、畑のほとんどが日陰になってしまいます。
まわりの杉が大きくなり、以前ほど陽があたらないため、耕作していなかった畑をお借りしたのです。
何とかこの地で育つ作物はないかと、さんざん調べて、『ラズベリー』が条件的に適していることがわかりました。
寒冷地で、半日陰状態を好む『ラズベリー』なら、上手く育つのではないかと考え、苗を購入し定植をしたのです。
相棒の管理機(耕運機)で、朝早くから何度も何度も耕し、なんとかそこだけは畑らしくなりました。
幸い、すぐ横には清らかな水の小川が流れています。
弊社がある場所より山の上には誰も住んでおらず、もちろん農作物栽培もしていないので、完全なピュアウォーターです。
私はこの畑での作業中、のどが乾けば、いつもこの小川に直接口をつけ、そのままこの美味しい水をゴクゴクと飲んでします(笑)。
この水を使えば、作物を育てることができます。
それに、昨年この畑の草刈りをした際に、野イチゴや木苺がたくさん自生していたのを見ていました(写真は野イチゴ)。
ですから、『ラズベリー』も、きっとうまく育つはずです。
ちなみに、『木苺』の英語が『ラズベリー』で、フランス語が『フランボワーズ』なんですよ。
水はけを考え、少し畝を立てるようにして定植しました。
肥料も与え、水もかけたので、しっかりと根付いてくれると良いのですが・・・。
赤い果実のラズベリーを5本、黄色い果実のラズベリーを3本植えました。
今年は、まずこの子らの成長を見て、来年以降さらに数を増やしていく予定です。
この時期、敷地内には、たくさんの花々が咲きます。
これは玄関脇の「クリスマスローズ」です。
クリスマスローズと言えども、咲くのはこの春先です。
紫色の他に、黄色のクリスマスローズもきれいです。
春を告げる福寿草の花も満開で、これから、チューリップ、芝桜、芍薬、石楠花、紫蘭などなど、次々に咲いてくれるのが楽しみです。
これは、私が住む前にここに住んでいた私の叔母が植えた、「スイスかずら」と呼んでいた花です。
ここは、私の叔父と叔母の夫婦が定年後、田舎暮らしをしようとこの地に家を建て住んでいたところです。
写真の椿も、先ほど紹介した花々も全てもともとは叔母が植えていたものです。
先日(3月17日)、その叔母が他界しました。
82歳の生涯でした。
私を本当に本当にかわいがってくれた、大好きな叔母でした。
その日の朝、知らせを聞き、庭に出てみると、今年初めて1輪のスイセンが咲いていました。
叔母の旅立ちを温かく見守ってくれているようでした。
心から冥福を祈るとともに、叔母が残してくれた花々や果樹たちを、これからもしっかりと育てていこうと思いました。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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