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熊本梨 岩永農園 匠の剪定作業に今年も同行取材!その2(梨が実るのは弱い枝)

FLC日記 2015年2月15日(日) くもり
「こうして、誘引して枝を配置していくのには、3つの理由があるとたい。1つ目は万遍なく陽のひかりを当てるようにすること。2つ目は、ワイヤーにしっかり固定して、枝がゆれて実った梨をキズ着けさせないようにすること。そして3つ目は、この枝を弱らせて、しっかりと果実が実る枝にすること。」
梨の匠「岩永農園」代表の岩永敏行さんがそう話しながら、枝の誘引作業をしています。
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昨日に続き、熊本県菊池市野瀬の梨の匠「岩永農園」さんの、剪定と誘引作業の様子をご紹介いたします。

a0254656_16504817.jpg「梨の枝は、とても強いとたいね。だけん、枝の皮1枚でもつながっとると、ちゃんと生きとるとたい。だけんて言って、あまり手荒な真似はできんとたいね。これば誘引するけん見よきなっせよ。」

a0254656_16525720.jpg「まずはこうして、枝に沿って剪定ハサミの刃を使てタテに切込みを入れるとたい。慣れてくるとわかるけど、切込みの長さと深さは、枝によって違うとたいね。一概には言えんけん、それは長年の経験によるものになるね。」

a0254656_16561791.jpg「しっかり聞きよきなっせよ!とても良か音のするけん。」
次の瞬間!
“パキン!!”と乾いた音がしました。
「聞こえたろ?今の音がしたら文句なし!ピシャッと枝に無理をかけず曲げることができた証拠たいね。」

a0254656_16592513.jpg「あとは、他の枝をどう配置するかを見極めて、重ならんために、出来るだけ平行になるように、こうしてワイヤーにしっかりとくくり付けるとたい。基本、これの繰り返したいね。」

a0254656_1785884.jpg「岩永さん!さっきから見ていると、誘引する枝、根元からズバッと切る枝、途中から切って残す枝とあるようですが、どうやって決めているんですか?」そう尋ねると、
「おぉ!それは良い質問ばい!(笑)」

a0254656_1712311.jpg「地面から伸びている幹ば“主幹”、そこから分けて伸ばしてる大きな枝を“主枝”って言うとたい。“主枝”から果実を実らせる“結果枝”を、曲げて配置する作業が誘引たいね。」

a0254656_1719516.jpg「“主枝”の上から伸びている枝は、強すぎて果実が実らんとたい。」
「え?強い枝だから実ら②のですか?」と尋ねると
「そう!果樹の枝は基本上の部分をたくさん栄養が通ってるけん、そこから伸びると強い枝になるとよ。」

a0254656_17221537.jpg「ほら、これならよくわかるかな?誘引する枝は、“主枝”の下もしくは横あたりから伸びている弱い枝を使って、しっかり果実を実らせるとたい。強い枝は、花芽にならずにそこからまた枝を伸ばそうとするけん、梨が実りにくいとたい。」

a0254656_17255614.jpg「なら、どうするか?と言うと、強すぎる枝は、こうして斜め45度位に誘引して弱らせて、枝を出しにくいようにするとたい。その枝はそれでもおそらく強すぎるけん、手前に脇芽を残してそっちにも栄養が逃げて弱らせるとたいね。」

a0254656_17335273.jpg「元気な枝の方が良い果実が実りそうですが逆なのですね!」と言うと、
「面白かろ?わかりやすく言うと、果実は子孫を残すために実るとでしょ?だけん、弱ってると子孫を残そうとして、強かとまだまだ勢力拡大しよう!ってことになるわけたい。」

a0254656_17361419.jpg「これを見て!昨年、斜めにしといた枝たいね。先端の方の上から出ている枝が1本あるだけで、あとは全部花芽になっとるとたい。昨年1年待って、今年結果枝として使うわけよね。」

a0254656_17414729.jpg「“主枝”の根元からでなく、中途半端に剪定している枝は何のためのものですか?」とまた尋ねると、
「あれは、“待ち枝”と言って、来年以降に使うための枝たい。」

a0254656_17443633.jpg「そこに2本“待ち枝”を作ったとたい。奥の太い枝は、誘引すればいい梨が育ったろうけど、その場所にはすでに誘引しとったけん、来年使うために残したとたい。手前の細い枝は、ちょっと細すぎるけん、今年太らせて使うために残したとたいね。」

a0254656_17463789.jpg「これが昨年待ち枝として残した枝たい。剪定した部分から元気な枝が伸びて、花芽もしっかり着いて来とるでしょ?こうやって、今年のことだけじゃなく、3年先くらいまでは見越して剪定と誘引作業ばしよるとたいね。」

a0254656_17492378.jpg岩永さんは、私の質問に答えつつ、様々なことを教えながら、見事に誘引作業をしていました。
根元から選定する枝、誘引し実らせる枝、来年使うための“待ち枝”を見極め、匠の技で作業を進めていました。

a0254656_17535528.jpgこうして剪定と誘引作業が終わると、3月下旬から4月上旬にかけて、梨の花が咲き誇ります。
これは昨年の「岩永農園」さんの花咲く頃の様子です。
見事に平行に誘引された枝に、元気な花がたくさん咲いていました。

a0254656_17582397.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「岩永農園」さんの、こだわりの『樹上完熟梨』をネット独占販売いたします。
梨の本当の美味しさを味わっていただきたいと、完全予約制での樹上完熟を待った朝採りの梨たちです。

a0254656_1805968.jpg7月下旬の『幸水』からスタートし、8月中旬からの『豊水』、そして、昨年より新しく販売をスタートした『秋月(あきつき)』(写真)、さらに、9月中旬からは、いよいよジャンボ梨『新高』と続きます。
すでに、「「岩永農園」さんの梨が出たら、全部の種類を必ず今年も送ってちょうだいね!」とご予約を頂いているほどの、大人気商品です。

a0254656_1873180.jpgこうして、写真を見ていると、「岩永農園」さんのこだわりの『樹上完熟梨』の旨さを思いだし、私もすっごく食べたくなっちゃいました。
でも、まだまだ5か月も先の話ですね。
その間、1日も休むことなく、摘蕾、摘花、摘果作業などなど、惜しまぬ手間ひまをかけて、今年も“本物”と呼べる至高の梨を育て上げます。
その様子は、もちろん今年もきちんと現地取材をしてこのブログでご紹介いたします。
お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2015-02-15 18:11 | 熊本 梨 | Trackback | Comments(0)
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