FLC日記 2015年2月12日(木) くもり
『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』の、平成27年度のお米作りがスタートしました。
今年も、変わらぬ育て方で、惜しまぬ手間ひまをかけ、“美しすぎる田んぼ”で、ばらつきのない甘くてふっくらとしたお米を育て上げます!!
熊本県菊池市七城町は、日本有数の米どころです。
この地で育つ「七城のこめ」は、“おいしいお米日本一”に輝いた実績があります。
その中でも、「長尾農園」の長尾千行さん、とも子さんご夫妻が育てた『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』は、粒がそろったばらつきがないことで、お米(ご飯)が大好きな方々が、一目置くほどの最高のお米です。
本日、今年のお米作りのスタートの肥料散布の取材に伺いました。
私が伺った時は、ちょうどトラックに乗せた有機肥料を、散布するためのトラクターに乗せる準備をしているところでした。
とっても仲良しのご夫婦で、2人3脚での作業です。
「長尾さん!昨年の有機肥料ふりの作業を、ちょうど1年前の2月12日に私が書いているのですが、毎年やはり同じ日にするのですか?」と尋ねると、
「あら、そうね!毎年この日って決めてるわけじゃなかばってん、1月の終わりから2月の中旬にかけてしよるとたい。」とのこと。
これが散布する有機肥料です。
「長尾農園」さんが規約している養鶏業者さんで作られた、鶏糞を原料とした有機肥料です。
発酵させ、寝かせて乾燥させてあるので、サラサラとした土と言った感じです。
全く臭いもありません。
しっかりと作り上げられた有機肥料です。
「この機械に入れて、田んぼに散布するけん、こぎゃんして乾燥させたとば頼んで毎年お願いしとるとたい。」と長尾さん。
そのころ、とも子さんは目印にする竹をあぜ道にさしています。
毎年決まった場所(この田んぼでは4か所)を目印にして肥料散布を行うのです。
変わらぬ方法で毎年同じ肥料散布作業を行うために、あぜ道には杭を打ち込んでありました。
肥料を散布する長尾さんが、一目でわかるようにその杭のすぐ横に竹を立て目印とするのです。
さぁ、準備万端整いました。
有機肥料散布のスタートです。
トラクターの後方の緑色の機材に入れて散布します。
その間に、とも子さんにお話をうかがいました。
「こぎゃんして、当たり前のようにしよらすばってん、お父さんの徹底した仕事ぶりはすごかよ!さっきの杭もそうたいね!毎年変わらぬやり方で同じように美味しいお米ば育てられるように、ホント徹底しとらすもんね。」
「こうして肥料も偏りの無いように、ピシャッとするでしょ?そぎゃんして、1枚の田んぼのどの場所でも、同じような土に仕上げるとたい。それで、秋にはやっぱり美味しかお米の出来るとだけん、ホントすごかと思うね!」
なんだかとも子さんは、徹底した仕事ぶりのご主人に、あらためて惚れ直したって感じでした(笑)。
そうこう話していると、長尾さんが田んぼの奥まで進み、Uターンをしてこちらに戻ってきています。
どうですか?
本当に目印に向かって、一直線に進んでいますよね!
長尾さんはいつもこう話します。
「お米は均等に成長させ、ばらつきなく収穫せにゃんとたい。野菜や果物は、その1つ1つを見て判断して収穫できるけど、お米はそうじゃなかでしょ?だけん、そのためには、稲が育つステージとなる田んぼを、どれだけ均等に作り上げるかが重要になるとたい。」
こちらは、昨年の7月中旬、田植え後、2週間ほどたった「長尾農園」さんの田んぼの様子です。
どうですか?
ホント、惚れ惚れする美しさでしょ?
私は、徹底した土作りと、惜しまぬ手間ひまで育てられた苗で育つ「長尾農園」さんの田んぼを、敬意を表し“美しすぎる田んぼ”と呼んでいます。
10月初旬の稲刈りの様子です。
「長尾農園」さんの“美しすぎる田んぼ”で均等に、かつ元気に育った稲たちは、黄金色の輝きを放ち、一切倒れることなく風になびいています。
引き合いに出して大変恐縮なのですが、2週間ほど前、お隣の田んぼはこうして稲が倒れていました。
おそらく、道路に近いこの場所に肥料を入れて、そこから田んぼ全体にまいたのですが、ここだけ肥料が効きすぎて倒れたのでないかと思います。
長尾さんが稲刈りをする時には、稲が倒れたからなのでしょうか、早々に稲刈りを終えていました。
「今年も“美しすぎる田んぼ”でのお米作りがはじまりましたね!」と言うと、
「も~う、笠さんが“美しすぎる田んぼ”なんて言うけん、プレッシャーよ!(笑)」とも子さんがそう言って笑っています。
「“美しすぎる田んぼ”なぁ~。俺は毎年変わらぬ方法で、きちんと手をかけて育てよるとばってん、やっぱりきれいに育てることは美味しい作物を育てることになると思うとたい。当たり前にするだけばってん、今年も“美しすぎる田んぼ”って呼んでもらえるように頑張らにゃんね!(笑)」と長尾さんは笑顔でお話しいただきました。
3月上旬、稲刈り時に細かく切ってまいた“稲ワラ”と、本日散布した“鶏糞”の有機肥料を、「天地返し」と言って、田んぼを深く掘り返し、肥料が万遍なくきいた田んぼを作り上げます。
約40cmほどは掘り返しますので、「天地返し」と言う言葉はピッタリです。
この作業も、「長尾農園」さんの美味しいお米を育てるために不可欠な作業です。
もちろんその様子を、今年も取材しご紹介いたします。
徹底的に手をかけ育て上げられた、“美しすぎる田んぼ”で育った「長尾農園」さんの『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』を、「FLCパートナーズストア」では、ネット独占販売しています。
私が、長尾さんちのお米の味に惚れ込み、2年がかりでお願いして、念願叶い販売しているイチオシのお米です。
おかげ様で大変好評頂き、平成26年度の『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』は、残りわずかとなってまいりました。
ご注文は下記ホームページよりお急ぎ下さい!
定数になり次第、締め切らせていただきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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