FLC日記 2015年2月6日(金) 雪(積雪)のち晴れ
「今年も順調に花芽の芽吹いて来よるばい!ばってん、この時期の温度管理が一番難しかとたいね。だけん、こうして1日に3回も4回もハウスの中ば廻って、ピシャッと花芽のそろうごつ、温度管理ばしよるとたい。」
マンゴーの匠、「上野マンゴー園」園主の上野幸伸さんが、そうお話しいただきました。
ここは、熊本県合志市(こうしし)にある、「上野マンゴー園」さんの、『樹上完熟マンゴー』の栽培ハウスです。
「上野マンゴー園」さんは、今から20年前に熊本で最初にマンゴー栽培を始めました。
こちらは、昨年「FLCパートナーズストア」でネット独占販売した、「上野マンゴー園」さんの樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』(2玉入りタイプ)です。
「上野マンゴー園」さんのマンゴーは、糖度がなんと18度以上!!
宮崎県で育ったあの有名なマンゴーでさえ、糖度の基準が15度となっているので、「上野マンゴー園」さんの、糖度18度は驚異的な数値です!
「FLCパートナーズストア」の大人気商品で、すでに今年のご予約を多数頂戴しています。
「笠さん!ちょっと奥に来てみなっせ!」
上野さんにそう言われ、まるで熱帯雨林のジャングルの様なマンゴーの林の中を進んでいきました。
「上野マンゴー園」さんのマンゴーのは、樹齢が20年にもなる果樹たちです。
「ほら!花芽のもうこぎゃん伸びとるばい!!今年は、芽吹くともばってん、どうも花の早かごたるねぇ~!」と上野さん。
「それじゃ、良い傾向だということですか?」と尋ねると、
「確かに、花芽のきちんと育ちよるとは良かことばってん、それがそうとばかりは言えんとたい。こっちはまだ、芽吹いたばかりでしょ?こうも違うとば、ある程度の時期に花が咲きそろうように調整してやらにゃんとたいね。」
「調整って、そうするのですか?」とまた尋ねると、
「温度管理たい!上げ過ぎると、先に伸びた花芽ばかりが成長するし、低すぎると先に伸びた花芽は成長せんし、全体のバランスば見て温度ば管理していくとたい。」
「そのために、1日に3回も4回もこうしてハウスば廻って、成長の様子ば確認しながら、温度ば調整していきよるって言うっわけたいね。そうやって、3月下旬から4月にかけて花ば咲かせるわけたい。」
こちらは、昨年4月上旬のマンゴーの花の様子です。
マンゴーは、1本の枝から伸びた花芽に、このようなとても小さな花をたくさん咲かせる植物です。
これら1つ1つがマンゴーの果実になる可能性を秘めています。
1つの枝から芽吹き、伸びた花は、全体的にはとても大きなものです。
小さな花が無数に集まり、なんだかとてもキラキラと煌(きらめ)いています。
「上野マンゴー園」さんの樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』の、名前にまつわる3つの由来の一つはこの花です。
花全体がどれくらい大きいかと言うと・・・。
私の手と比べてみまても、私の手は花よりもずいぶんと手前にあるので、その大きさは想像できると思います。
しかし、この大きくて無数の花を持つ全体で、収穫できるマンゴーは1つあれば良い方なのです。
詳細は、昨年の花咲く頃に取材した時のブログでご紹介していますので、興味のある方はのぞいてみて下さい。
FLC日記 2014年4月3日
「完熟アップルマンゴー これがマンゴーの花ですよ!!」
「笠さんは、知っとるごつ、あぎゃん大きくてたくさんの花の咲いても、収穫できるのは1つあるかないかでしょ?だけん、元気な花芽の芽吹いてきたけん、これらに良か花ば咲かせるごつしていかにゃんとたい。良か花の咲かんと絶対にうまかマンゴーはできんけんな!」と上野さん。
「それに、今年は果樹ばずいぶん若返らせたとたい。古か枝ばずいぶん落として、若い枝を残して育てよるとたい。だけん、まだ葉っぱの色のきとらんともあるとたいね。」
「これから、この下の葉っぱの色位に追いついてこらせにゃんとたい。うちのマンゴーが、何で糖度が高かとかわかるね?」と上野さん。
「それはやはり、上野さんの“匠の技”でしょ?」と言うと、
「嬉しかことば言ってくれるねぇ~。でも、この樹齢もあるとたいね。ほとんどのマンゴーは樹齢5、6年の果樹で育てよるとたい。そうすると、果実の色はきれいに出るばってん、味はやっぱり樹齢を重ねた果樹のマンゴーには勝てんとたい。だけん俺は、この子たちば、こうして若返らせながら、大事に大事に育ててきたわけたい。」
こちらは、「上野マンゴー園」さんの、“ファミリータイプ”として販売しているマンゴーです。
私は、十分に美しいマンゴーだと思うのですが、マンゴーの匠、上野さんからすると色つきが足りないとのことなのです。
しかし、その味わいは、「上野マンゴー園」さんの最高級マンゴー『煌(きらめき)』と、全く変わらない美味しさです。
こちらは、ファミリータイプの2kgの詰め合わせです。
色だけが若干のっていないだけで、香り、糖度、食味、味わいは、『煌(きらめき)』と全く変わりません。
もちろん「FLCパートナーズストア」でも販売し、昨年は、その美味さを知ったお客様が、2回も3回もリピート購入頂くほどの大人気商品です。
しかし、上野さんが求めるマンゴーは、あくまで、味はもちろんのこと色合いまでしっかりとした、自信をもって『煌(きらめき)』として出せる最高級のマンゴーなのです。
樹上完熟マンゴー『煌(きらめき)』は、「上野マンゴー園」さんが収穫したマンゴーな中で、わずか1割ほどの最高級マンゴーです。
「今年はしっかりと果樹ば若返えさせて、色もピシャッとついたマンゴーの割合ば増やそうと思いよるとたい。味は絶対に良かとのできる!あとは色をどう乗せるかが勝負たい。」
マンゴーの匠の言葉に、とても強い意志と誇りを感じました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「上野マンゴー園」さんの樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』、及び『ファミリータイプ』をネット独占販売いたします。
6月中旬からの発送予定です。
「上野マンゴー園」さんは、これからが、いよいよ休みなく収穫までノンストップです。
これからも、成長の様子や匠の技、惜しまぬ手間ひまなど現地取材にてご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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