FLC日記 2015年2月4日(水) 雨のちくもり
「うちでは、一切農薬や除草剤なんて使わずにたけのこば育てよるとたいね。そのためには、こうして毎年たくさんの親竹を伐採して、“たけのこ畑”ば活性化(若返らせる)せんといかんとたい。その積み重ねで、毎年美味いたけのこが収穫できるわけたいね!」
「小春農園」代表の小原正宏さんが、そうお話しいただきました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの、幻の白い『長生たけのこ』をネット独占販売いたします。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんの“たけのこ畑”です。
1月下旬、雨上がりにおやだけの伐採作業の取材に伺ったのです。
遠くで、チェーンソウの音がします。
「こんにちは!」と声をかけながら近づくと、ちょうど伐採した親竹を倒しているところでした。
「小春農園」さんでは、5か所の“たけのこ畑”を所有していて、この日は、最も急斜面の“たけのこ畑”の伐採作業をしていました。
ここは、弊社で販売する、幻の白い『長生たけのこ』の栽培地ではありません。
その違いは、後ほどご紹介するとして、まずは親子の匠が、伐採作業をしている現場までひたすら上りました。
「小春農園」代表の小原正宏さんと、息子さんで専務の小原将輝さんです。
「小春農園」さんでは、年間を通してしっかり管理しながら育てるたけのこの栽培地を、“竹林”とは呼ばず、“たけのこ畑”と称しています。
「おぉ!これは、昨年、親竹として残した1年目の竹ですね!」と言うと、
「笠さんもずいぶんわかってきたねぇ~。たけのこの時に、両サイドに竹の枝ばさして、目印にしとくとたいね。」
「計画的に、“たけのこ畑”にバランスよく親竹を残していくとたい。すると、雑草もあまり生えんとたいね。たくさんの親竹を立てて、たくさんの古い親竹を伐採して、毎年活性化していくとたい。」と小原さん。
1年目の親竹は、節がこのように白いのです。
この“26”と言う数字は、平成26年に親竹として立てたと言う印で、毎年“たけのこ畑”の仕事始めの際に1本1本に記載していくのです。
たけのこは、2年目、4年目、6年目・・・と、偶数年の親竹から出てきます。
ですから、この親竹からは、今年はたけのこは出てきません。
年数がたつにつれ、竹の節はこうして黒ずんできます。
「小春農園」さんでは、もちろん6年目の親竹からたけのこを出させるなんてことはありません。
毎年、親竹に数字を書き込み、徹底管理しているのです。
「正直言って、節の色、枝のはり方を見ると、何年目かはだいたいわかるとたい。ばってんね、せっかく育ててきて今年はたけのこが出るのに、その23年のを切るわけにはいかんけんたい。絶対に間違わんために、念のために年号ば入れよるとたい。」と小原さんがお話しいただきました。
「それにしても、よくこぎゃんとこまで登ってきたね!」と小原さん。
「えぇ!私は、私が販売する商品の全ての作付地に取材に行って、農家さんのお話を聞いてご紹介するのがモットーですから!」と言うと、
「ばってん、ここは、笠さんとこで販売している幻の白い『長生たけのこ』の栽培地じゃなかばってん良かとね?」と小原さん。
「確かにそうですね。でも、こうして徹底管理しているということがお客様にわかれば良いと思います。」と答え、取材を続けようとすると、
「笠さんほら足元!たけのこが出てきていますよ!!」と将輝さん。
「え?このこんもりしたところですか?」とすぐにシャッターを切りました。
「たけのこが地面を押し上げているんです。ここまではっきりしているとわかりやすいですね!」
将輝さんはそう言いながら、その場所を手で掘ってくれました。
すると、確かにたけのこが出てきていました!!
「長生の“たけのこ畑”と違って、ここは黒土ですよ。もちろん、ここのたけのこも美味しいのですが、やっぱり『長生たけのこ』にはかないませんね!」
こちらは、「小春農園」さんの“たけのこ畑”の一つ『長生たけのこ』の栽培地の写真です。
この長生(ながそ)地区は、独特な赤土の土壌で、特別なたけのこが育つのです。
熊本県山鹿市鹿北町の「長生(ながそ)地区」にある、粘土質の赤土の特別な土壌で育つたけのこは、その驚く白さと共に、やわらかい食感で、幻の白い『長生たけのこ』と称されています。
その違いをご覧ください!!
右がもちろん、幻の白い『長生たけのこ』です。
左は、「小春農園」さんが、同じように徹底管理で育てた、他の“たけのこ畑”のたけのこです。
その違いは歴然!
その特別な赤土の土壌は、こうも見事に真っ白なたけのこを育てるのです。
これだけ大きなたけのこでも、筋張っていなく、とってもやわらかいんです!!
「将輝さん!もうたけのこが出てきてるんですね!!まだ1月ですよ!このたけのこはもう掘り上げるんですか?」興奮気味に話す私に、
「いえいえ、まだ掘りませんよ。また同じように土をかけて、収穫の時を待ちます。」と将輝さん。
「そうですかぁ。もしかしたら、1月に『長生たけのこ』ではないにしても、「小春農園」さんのたけのこが食べられると思ったのに・・・。」と言うと、
「笠さん!興奮しすぎ!カメラ近すぎですよ!!(笑)」と思わず苦笑いの将輝さんでした。
「そぎゃんあわてんでも、3月下旬か4月上旬には今年も『長生たけのこ』ば収穫するけん、もうちょっと待ちなっせ!ホント笠さんはおもしろか人ねぇ~」と小原さんが笑いながら言いました。
あまりにも興奮していたので、せっかくの笑顔の写真のピントがずれちゃいました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの、幻の白い『長生たけのこ』をネット独占販売しています。
農薬や除草剤など一切使用せず、有機肥料とミネラルを与え作り上げた“たけのこ畑”で育つ、安心安全なたけのこです。
まだ、一瞬たりとも太陽の光を浴びていない、穂先(たけのこの先端の葉っぱ)がこのように黄色い、土の中のたけのこを、朝掘り即日発送でお届けいたします。
3月上旬から、先行予約の受付をスタートする予定です。
4月上旬から5月上旬までの、期間限定、数量限定の完全予約販売です。
これからも、幻の白い『長生たけのこ』の成長の様子や、惜しまぬ手間ひま、匠の技など現地取材にてご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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