FLC日記 2015年1月20日(火) 晴れ
自然派農業で育てる「小春農園」さんの『山あいの南高梅』の冬の剪定作業の様子の取材に伺いました。
今年も、大きな『南高梅』を実らせるための、匠の技を見せて頂きました。

ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの梅園です。
この雄大な大自然の中、『山あいの南高梅』は育てられています。
道なりにずっと奥まで梅園は続いていて、遠くで心地よい剪定ばさみの音が聞こえました。

「小春農園」専務の小原将輝さんが、『南高梅』の冬の剪定作業をしています。
「こんにちは!今年もおじゃましました!!」と声をかけると、

「笠さん!こんにちは!!大事な大事な剪定作業なので、しっかりと見て行ってください!」と将輝さん。
「ありがとうございます!今年も“本物”と呼べる最高の『山あいの南高梅』をよろしくお願いします!」と言うと、
「お任せください!」と自信あふれる笑顔でお答えいただきました。

「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの『山あいの南高梅』をネット独占販売しています。
こちらは6月上旬販売予定の「青梅」です。
青梅でも『南高梅』は、陽があたった果実はこうして色づくのが『南高梅』特徴です。
この写真では、1粒がどれくらい大きいかわかりませんよね!
それでは、これぞ“本物”と呼べる『南高梅』をお見せしましょう!!

どうですか?
こんなにも大きくて見事な『南高梅』を育てる「小春農園」さんは、まさに匠の農家さんです。

さらに、6月中旬出荷予定の「完熟梅」となると、さらにもう一回り大きくなります。
手のひらからこぼれんばかりの大きさです。
「小春農園」さんの『山あいの南高梅』は、青梅、完熟梅とも弊社の大人気商品で、すでに今年のご予約を多数頂戴しています。

さて、冬の選定作業へと話を戻すことといたします。
「将輝さん!軽トラックを止めてある所くらいまでは、剪定作業が終わっているようですね?」と尋ねると、

「そうですね!ずいぶんとスッキリしているでしょ?今年、梅の果実が実る枝と、残しながらこれから活かしていく枝を見極めて、不要な枝はきちんと剪定ができていますよ。」

梅の果樹の栽培の基本は、“杯状形”と言って、盃(さかずき)のような樹形にして育てることです。
万遍なく太陽の光が注ぎ込むように、夏、冬の剪定で樹形を整えていきます。

剪定をする前の果樹たちと見比べると、その違いは明らかですね!
「将輝さん!これだけ元気な枝が伸びているということは、今年もたくさんの『南高梅』が実りそうですね!」と言うと、

「そうですね!収穫後のベストタイミングで有機肥料を与え、夏の剪定も上手くできたので、元気な新芽が伸びてますね!それだけ樹勢が保たれているという証拠です。ただ、それらの新しい芽には果実は実らないんですよ!」と将輝さん。

「え?それではどの枝に梅は実るんですか?」と尋ねると、
「梅の果実は、このような細い枝に実るんです。新しい元気な枝は、樹勢を保つためにとても大切ですが、それらには実りません。」

「これを見て下さい。むしろ、短くてもこのような枝に実るんです。だから、この冬の剪定で、いかにこのような細い枝がたくさん出るように仕上げていくかが大切なんです。」と将輝さん。

これは、収穫時に撮影した写真です。
確かに、収穫時の取材で見た『南高梅』の果実は、このように細い枝に鈴なりに実っていました。
「基本的に、『南高梅』は、私たちが育てている『デコポン』や『せとか』みたいに、摘果をしないんです。ですから、鈴なりに『南高梅』は実ります。あんなに細い枝でも、しっかりと実をつけ成長の途中で落果したりしないためにも、果実を実らせすぎて、樹勢が弱らないように、また、良い果実が実るように、的確な冬の剪定が必要なんです!」

「細くて短い枝にでも、いかに元気な花を咲かせ着果させるかが重要なんです。樹勢を保ちながら、細い枝をたくさん芽吹かせて、そこににも万遍なく花を咲かせて、たくさんの果実を実らせるんです。」

「もう、1ヶ月もすると、梅の花が咲きはじめます。3月上旬には満開です。そのころ、まるで桜の花が咲いたかのようなたくさんの梅の花を咲かせるイメージをもって、剪定しているんです。」と将輝さん。

こちらは選定作業前の果樹ですが、こうしてたくさんの細い枝を匠の技で芽吹かせていました。
そして、それらの枝には、梅の花の蕾が元気に成長していました。
「今年もたくさんの花が咲きますよ!!」将輝さんも自信の笑顔をのぞかせています。

さぁ!ではいよいよ具体的な選定作業のお話し・・・
といきたいところですが、本日のブログは少々長くなりましたのでこの続きはまた後日とさせて頂きたく思います。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』を、ネット独占販売いたします。
安心・安全な南高梅を育てるべく、除草剤などは一切使わず、有機肥料を使いながら減農薬の自然派農業にこだわり育て上げられた“本物”と呼べる『南高梅』です。
今年の「小春農園」さんの『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』にもご期待ください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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