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砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業

FLC日記 2014年11月17日(月) くもり
『砂田のこだわりれんげ米』生産農家の野中逸雄さんの田んぼでは、来年(平成27年)の米作りの準備がスタートしました。
本日は、稲刈り後の田んぼの様子と、耕運作業についてお話しいたします。
砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1658271.jpg
ここは熊本県菊池市七城町砂田地区にある、野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼです。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1755035.jpg10月9日に行われた、稲刈りの様子です。
野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』を育てる、砂田地区とは、名の通り、砂混じりの独特な土壌の田んぼです。
菊池川と迫間(はざま)川の間の地区で、砂の混ざったこの田んぼで育てられた七城町の『砂田米』は、東京で行われた料理新聞社のコンテストにおいて、“おいしいお米日本一”に輝いた実績があります。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17114951.jpg台風接近中の強風にあおられながらも、野中さんの稲たちは力強く立っています。
『砂田米』は、江戸時代から、美味いお米の代名詞と称賛されているお米です。
“天下第一の米”と称されて将軍家や皇室への献上米としての歴史がある大変おいしいお米です。
しかし、同じ砂田地区でも、農家さんによってお米の育て方は様々です。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1721489.jpg野中さんは、れんげを“緑肥”として使用した、『砂田のこだわりれんげ米』を毎年変わらず作っています。
4月下旬の写真です。
左が野中さんの田んぼで、右は他の農家さんの田んぼです。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17245975.jpgれんげは、花が咲き終わる頃、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み、有機肥料とします。
多くの手間ひまやコストがかかるため、れんげ米の生産農家は年々減少しています。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1740727.jpgまたまた稲刈りの際の様子です。
野中さんは、稲刈りをしながら“稲ワラ”を細かく裁断しながらそのまま田んぼにまいています。
この“稲ワラ”も大事な有機肥料です。
野中さんは、“稲ワラ”と“れんげ”だけを肥料とし、『砂田のこだわりれんげ米』を育てています。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17422710.jpg稲刈りを終えた、10月中旬の様子です。
刈り取った稲の切株と、一面の”稲ワラ”がありました。
この切株も“稲ワラ”も、肥料とするために、11月上旬に田んぼに鋤き込んでいくのです。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17465744.jpg野中さんに、「田んぼば鋤き込むばい!」とお電話を頂き、早朝より取材に伺いましたが、野中さんの姿がありません。
それどころか、いつもきちんきちんと作業をされる野中さんが、なんだか中途半端に作業を終えています。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17502969.jpg野中さんは、砂田地区に数ヵ所の田んぼを所有しているので、別の田んぼに行ってみました。
こちらは、もうすでに、鋤き込まれていて、耕運作業は終わっているようでした。
野中さんの携帯に電話してみると・・・。
「いつもの田んぼに来とるとだろ?今は別のとこにおるもんね!」と野中さん。
「苗床の田んぼですか?」と尋ねると、
「いやいや、全く別のとこにおるとたい。今から道ば説明するけん、こっちゃん来なっせ!!」と言われ、さっそく行ってみました。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_17564253.jpg私が初めて伺う田んぼに行ってみると、野中さんはすでに耕運作業を始めていました。
毎年毎年、こうして年間を通し取材をしてきた私は、なんだかこの田んぼに違和感を感じました。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1825420.jpg一言で言うと、野中さんの田んぼらしくないのです。
あぜ道も微妙にがたがたで、ご覧の通り刈り取った稲の切株もかなり曲がっています。
こちらまで耕運しながら戻るのを待ち、お話をうかがいました。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1891249.jpg『砂田のこだわりれんげ米』生産農家の野中逸雄さんです。
「おはようございます!ここも野中さんの田んぼですか?」と尋ねると、
「なんでね?なんか違う?」と野中さん。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_1814623.jpg「さっき、写真を撮りながら思ったんですが、あぜ道もがたがただったし、田んぼがうねってたんですよ!野中さんなら、代かきの時にきれいにならされるので、なんか違うのじゃないかなぁ・・・と思って!」

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18162147.jpg「ほ~う!笠くんの取材する力も大したもんたい!その通り!!ここは俺の田んぼじゃなかばい。毎年見てきたけん、さすがに解るごたるね!(笑)」と野中さん。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18233020.jpg「知り合いに「来年からこの田んぼで米ば作ってくれんね!!」と頼まれてね!「俺のやりかたでして良かならよかばい!」って引き受けることにしたとたい。」
「では、この田んぼにもれんげを撒くのですか?」と尋ねると、

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18285646.jpg「れんげは撒くよ!ばってん、来年できたこの田んぼの米は、俺の『砂田のこだわりれんげ米』としては出さんよ。長年繰り返して作り上げてきた田んぼだけん、あの米ができるとだけん、今年からしても同じようにはならんけんね!」
野中さんの、強いこだわりを感じました。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18351441.jpg野中さんは、自分や家族が“安全”で“美味いお米”を食べたいと“れんげ”にこだわりお米を作っています。
私は、野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』を、「ご飯がごちそうになるお米!」と呼んでいます。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18413457.jpg以前は熊本市のデパートに「野中さんのれんげ米」として出荷もしていたとのことですが、今回たまたま頼まれてこの田んぼでお米を作ることになりましたが、今は生産量を減らし、自分や家族のために作っているお米で、一般流通のないお米です。

砂田米 来年も美味しいお米を育てるために!その1:冬の耕運作業 _a0254656_18423777.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も野中さんの「砂田のこだわりれんげ米」を、ネット独占販売しています。
ただし、数量限定です。
定数になり次第、予告無しで締め切らせていただきます。
一般流通のない、野中さんちの『砂田のこだわりれんげ米』のご注文は、下記「FLCパートナーズストア」のロゴをクリックしてホームページより!
ご注文お待ちしてます。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2014-11-17 18:49 | 砂田米(熊本県七城町) | Trackback | Comments(0)
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