FLC日記 2014年11月12日(水) くもり
熊本県山鹿市鹿北町の「小春農園」さんは、様々な“本物”と呼べる作物を育てる、匠の農家さんです。
その中でも、代表的な作物が、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』です。
来年1月上旬の収穫に向け、今年も、順調に成長していました!!
広い広い木造のハウスの中で、デコポン(肥後ポン)たちは、1玉1玉丁寧にひもで吊るされ、順調に育っていました。
ハウスと言えでも、ボイラーを焚き加温して育てるのではなく、あくまで雨風や病気、害虫からデコポンたちを守るためのハウスです。
また、“草生栽培”と言って、あえて下草を伸ばしながら、デコポンを育てています。
「小春農園」専務の小原将輝さんに、ハウスの中を案内して頂きました。
「将輝さん!今年もこの時期に、順調に色が抜けてきましたね!」と言うと、
「おぉ!笠さんさすがです!!この時期の色の変化は、“色付いてきている”のではなく、まずは“色が抜けてきている”んです。こうして色がぬけはじめましたが、もう一回り大きくなります。」
「その後は、色がどんどん“デコポン色”になりながら糖度がどんどん増していくのです。これからは、水分の調整をして、果実に甘味とうま味をギュッと凝縮して閉じ込めさせる時期ですね!!」
「今はまだきちんと管理しながら潅水(作物に水を与えること)していますよ。足元の草が濡れているでしょ?」と将輝さん。
「ちょっと待ってください!このクローバーむちゃくちゃでかくないですか?」と言うと、
「そうかもしれませんね!有機肥料をしっかりと与えているので、土が肥えているんです。その分草もどんどん伸びますけどね。あっ!確かに大きいですねぇ!!」
将輝さんは1つクローバーを摘むと、顔の横で比べて見せてくれました。
それにしても、二人で大笑いするくらいに、大きなクローバーです!!
「小春農園」さんが行う“草生栽培”では、時期をみて下草を全て刈り、そのままそこで有機肥料とします。
このクローバーは、有機肥料にはぴったりの雑草です。
また、あえて下草を生やしていることで、仮にハウス内に害虫や病気が入っても、この下草にとどまり果樹への影響が少なく、農薬も最小限で育てることができるのです。
今年も、「小春農園」さんのデコポンは、順調に育っていました。
惜しまぬ手間ひまをかけ、安全・安心・美味しいにこだわった最高級のデコポンです。
デコポンは「有葉果」と言って、花が新葉を伴った新しょうに咲きます。
今年もこの様に、葉っぱをたくさん伴った、充実した結果母枝にデコポンが実っていました。
そしてこれから、さらに色が抜け、もう一回り大きくなり、そしてあの輝く“デコポン色”へと色付いてくるのです。
そして、1月上旬には今年も収穫を迎えます!
そのころは、この“デコポン色”になるのです!!
「小春農園」さんの、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』は、ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」のリピート率ダントツ1位の大人気商品です!!
この1つ1つのデコポンの美しさに加え、酸味と糖度のベストバランスの旨さが、その人気の秘密です!!
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
私は、「小春農園」さんのデコポンの収穫の様子のみならず、このようにその成長の過程や惜しまぬ手間ひまなど何年にもわたり現地取材を重ねてきました。
これは、4月上旬のデコポンの“花芽”が芽吹いた様子です。
将輝さんのお父さんで「小春農園」代表の小原正宏さんです。
この日は、デコポン栽培にとって最も重要と言える“花芽剪定”の作業中でした。
その様子は、以前のブログで詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください!
デコポン(肥後ポン) 命を吹き込む「花芽剪定」
「小春農園」さんでは、豊富な経験と匠の技術を持つ小原さんと、大学で専門的に学んだ知識と更なる向上心を持つ将輝さんの、2人の匠が中心となり、毎年、変わらず最高級のデコポンを育てています。
4月下旬から5月上旬にかけ、デコポンはこのような白い花を咲かせます。
開花から収穫までは、8ヶ月以上かけ育っていきます。
その間、日々の水の管理はもとより、摘果、玉吊り、などなどたくさんの手間ひまと惜しまぬ労力を要するのです。
小原さんは口癖のようにいつもこうお話しされます。
「果樹栽培は、その年、1年良くても絶対にダメ!!毎年毎年コンスタントに良いものを育てて、初めて評価に値するとたい!」
その言葉通り、今年も一切の妥協を許さず、惜しまぬ手間ひまと匠の技で『デコポン(肥後ポン)』を育ててきました。
1月上旬からは、熊本限定栽培品種の、樹上完熟デコポン(肥後ポン)『ひのゆたか』の収穫と販売のスタートです。
通常、収穫後の追熟を待ち出荷すべきデコポンですが、『ひのゆたか』は、樹上で最高の状態に完熟する特別なデコポンです。
さらに、3月下旬または4月上旬からは、「小春農園」さんの昔ながらの土壁の「蔵」で追熟させた、蔵出し完熟デコポン(肥後ポン)『不知火』の販売です。
いずれも“本物”と呼べる逸品です。
そして、今年も「FLCパートナーズストア」でネット独占販売いたします。
「デコポン」の美味さは、果実の糖度と酸味のベストバランス!
それこそ、“柑橘王”と呼ばれる所以なのです。
12月より先行予約受付をスタートいたします。
私も待ち遠しくてなりませんが、販売開始まで、もう少々お待ち下さい!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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