FLC日記 2014年10月22日(水) 雨時々くもり
「このへこみが、みかんが美味しさと、甘さを、しっかりと閉じ込めた証拠ですよ!!今年も、この時期にぴったりな酸味と甘さのバランスの良いみかんに仕上がりました。」
「小春農園」専務の小原将輝さんが、完着(完全に色が乗ること)間近の『ザ・みかん』を手にお話しいただきました。
取材に伺ったこの日は、秋晴れでとても気持ちの良い日でした。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんのみかん畑です。
陽のあたる山の斜面を利用して、『ザ・みかん』を育てています。
「小春農園」さんの『ザ・みかん』は、全く飾らずみかんそのものの本当の美味さを楽しんでいただきたく命名された名前です。
現在は、「日南」と言う種類の早生みかんを好評発売中です。
その後、「中世みかん」の『ひのみらい』(写真)、そして「晩生(おくて)みかん」の『青島』、『金峯』と続きます。
今年も、「日南」をみかんの季節の始まりを告げる“極早生みかん”として、10月7日より販売しました。
そのころはまだ色が付き始めたばかりですが、気温の高いこの時期には、その甘さと酸味のバランスが最高に美味いんです!!
みかんは、フルーツの人気ランキングでは常に上位に位置づけられている、、日本でも代表的な果物です。
この時期のみかんも人気が高く、私も大好きです。
現在は、この写真よりさらに熟して8分くらいの色付きとなっています。
「小春農園」さんのみかん畑は、とにかく広いんです。
この写真は、ほんの一部!
道は曲がりながら山の上の方まで続いていて、道から外れると私一人では迷子になりそうなくらいなんです!(笑)
「小春農園」専務の小原将輝さんです。
私は取材に行くと、将輝さんの後を着いて行き迷子にならないようにしているんです。
将輝さんのお父さんの「小春農園」代表の小原正宏さんとの親子の匠が中心となり、様々な“本物”と呼べる作物を育てています。
「笠さん!これは中世みかんの「ひのみらい」ですよ。11月下旬か、12月上旬の収穫ですね!」
「小春農園」さんでは、この広いみかん畑を早生みかん、中世みかん、晩生みかんのエリアを分けて栽培しています。
「今日は、極早生みかんの取材でしたね!ちょっと上の方に登ってみましょうか!」
将輝さんは、足取りよくみかんに触れないように気を付けながら、どんどんと登っていきました。
ここではぐれたら、本当に迷子になってしまいます。
私も必死についていきました。
「このあたりなら見晴らしも良くていいんじゃないですか?」と将輝さん。
「やっと止まってくれましたね!置いていかれたら迷子になるとこでしたよ!」と言うと、
「ハハハッ!いよいよの時には携帯があるから大丈夫ですよ!(笑)」とこの笑顔です。
軽トラックがあるところからずいぶんと登ってきました。
青いシートのハウスは、「小春農園」さんの、究極の柑橘『せとか』のハウス、右の木造のハウスは、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』のハウスです。
「せっかくここまで登ってきたから、私が美味しいみかんを選ぶので、みかんの味見をしましょうよ!」
将輝さんはそう言いながら、みかんのお尻の部分を確かめています。
そうして選ばれたのが、本日のブログの冒頭でご紹介したお尻がしっかりとへこんだこのみかんです。
みかんのお尻のへこみは、みかんの成長時に、甘さと美味さをギュッと閉じ込めた証拠なんです。
「同じみかんを半分にしてその味を二人で確かめた方がいいでしょ?さぁどうぞ!」
さっそくいただきました。
爽やかなみかんの香りが漂っています。
1房口に入れると、甘さと程よい酸味が口いっぱいに広がり、山登りをして乾いたのどを果汁が染みわたるようにして潤してくれました。
「うま~い!!」
思わず遠くの山にむかって叫んでしまいました!(笑)
「ハハハッ!そのリアクション良いですね!笠さんはテレビの食レポもいけるんじゃないですか?(笑)」と将輝さん。
「いやいや、本当に美味しいからこそのこのリアクションですよ!今年もホントに美味いみかんですよ!良い仕事してますねぇ~!」
そう言うと、将輝さんはさらに笑顔でとても嬉しそうでした。
みかんの美味しさのポイントは、
1.みずみずしくあること
2.酸味と甘味のバランスがいいこと
3.みかんの味が濃いこと
4.後味がすっきりとすること
5.袋ごと食べてもとろけるような食感であること
と言ったところでしょうか?
このどれか一つでもかけていると、美味しいみかんとはいえないと思います。
「今年は、8月の長雨による日照不足で、みかんの品質があまり良くないと聞いています。まずサイズが大きすぎる傾向にあるようです。そうなると大味になり、うちのような濃い味のみかんになりにくくなります。」
「また、“浮き皮”と言って、みかんの皮と中の果実の間が成長の過程で隙間ができると、美味しいみかんにはならないんです。今年も、“浮き皮”になることなく、仕上げることができましたよ。」
「小春農園」代表の小原正宏さんはいつもこうお話しされます。
「果樹栽培は、その年1年だけ良くても絶対にダメ!!毎年毎年コンスタントにピシャッと良か果実ば実らせにゃんとたい。そのためには、絶対に妥協せんでしっかり手ばかけていくとたいね!昨年食べて頂いたお客様が、「この味!」って今年も、来年も思ってもらえるようにね・・・。」
これは、8月下旬のみかんの摘果作業の取材時に撮影した親子の匠のツーショットです。
惜しまぬ手間ひまと、匠の技で、日照不足もなんのその!今年も『ザ・みかん』を、変わらぬ美味しさに仕上げました。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『ザ・みかん』をネット独占販売中です。
今年も、変わらぬ“本物”と呼べる味わいをぜひご賞味ください。
「みかんの味にそんな違いがあるはず無い!」とお思いの方も多いはず!
でも、食べればきっとわかりますよ!
2kg入りからの販売しています。
ご注文は、下記「FLCパートナーズストア」のホームページより!
ご来店お待ちしてます!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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