FLC日記 2014年10月15日(月) 雨のちくもり(強風:台風19号)
「究極の柑橘『せとか』は、収穫後に糖度が増したりはしないんです。ですから、じっくりと樹上で完熟させなければいけません。これから、もう1回り大きくなり、色付き始めてからもさらに1回り大きくなります。その間の水の管理が決め手ですね!」
「小春農園」専務の小原将輝さんがそう言いながら、究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスを案内して頂きました。
「小春農園」さんの惜しみない手間ひまと、たくさんの愛情、そして匠の技で、今年も究極の柑橘『せとか』が順調に成長していました。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。
ハウスと言えどもこの時期は、ハウスにビニールをはっていません。
自然豊かなこの地で、太陽の光と澄んだ空気、清らかな水で「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』は育てられます。
この写真は、「小春農園」さんのみかん畑から撮影しました。
右の木造のハウスは、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスです。
「小春農園」さんでは、本日ご紹介する究極の柑橘『せとか』の他にも、様々な作物を育てています。
山あいの『甘熟いちじく』、『ザ・みかん』、柑橘王『デコポン(肥後ポン)』、幻の柑橘『麗紅』、『原木しいたけ』、『原木しいたけ“トリプル1”』、幻の白い『長生たけのこ』、『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』、『乾燥しいたけ』、『干したけのこ』などすべてが“本物”と呼べる逸品です。
いずれもネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
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「小春農園」専務の小原将輝さんです。
「せとかがだいぶ大きくなりましたよ。伸ばし放題にしていた草も刈って、今はしっかり水の管理をしています。」
と将輝さん。
小春農園さんでは、この時期はハウスのビニールを外しています。
ハウス内が暑くなりすぎるのを避けるためです。
天井の青いものは、網目のシートです。
直射日光に弱いせとかの果実を守ることと、害虫が入ることを避けるためのものです。
雨が降れば、自由に水分を与え、好天が続けば潅水チューブから散水して水を与えます。
これは草刈りをする前の真夏の写真です。
「小春農園」さんでは、“草生栽培”と言って、地面の雑草をあえて伸ばして果樹を育てています。
時期をみて、全て手作業で草刈りをして、それらの草はそのまま有機肥料としています。
もちろん、草だけでは肥料は足りませんので、時期をみて有機肥料の“ぼかし肥料”を与えています。
また、草を自由に伸ばすことで、仮にハウス内に病気や害虫が侵入しても果樹に影響することなく草にとどまるという効果もあるのです。
「夏の時期にハウスにビニールをしていると、どうしてもハウス内は高温になり、『せとか』にとっての良い環境ではないんです。だから、毎年この時期はビニールをはぎます。」
「でも、そうなると水の管理が大変なんです。閉め切っていれば、何日に1回と言ったことも決められるのでしょうが、天候と果樹の状態を毎日見ながら潅水を決めているんです。」
これぞ、匠の徹底管理技術ですね!!
「その甲斐あって、今年もかなり順調に成長していますね!葉っぱも青々としていて元気でしょ?果実も十分に大きくなってきたし、確か、そのあたりには、もう色が抜け始めているのがあったと思いますよ!」と将輝さん。
「え?色付くのではなく、色が抜けるんですか?」と尋ねると、
「そうです。まず最初に、果実の緑の色が抜けてきて、それから色付いてくるんです。」
「確か・・・、このあたりに!ほら!!ありましたよ。他の『せとか』とは、色が少し違うでしょ?これ状態が色が抜けるってことですね。」
「それにしても、そんな変化があってた場所をすぐにわかるんですか?」と言うと、
「ハハハッ!それはそうですよ!!毎日こうして『せとか』のハウスを見回っているんですから!(笑)」と将輝さん。
やはり、そこまでの徹底管理と観察をしてこそ、惜しまぬ手間ひまをかけることができるんですね。
「でも、『せとか』は、究極の柑橘と呼ばれるだけあって、栽培はすごく難しいですよ。花は他の柑橘と同じように、4月下旬から咲くのですが、収穫は2月になってからと、その間、約9か月もありますからね!」
「色が抜け始めても、1回り大きくなるし、色が付き始めてさらにもう1回り成長します。その間、しっかりと樹勢を保ってあげないといけないし、来年実るための枝を準備させないといけないから、全く気が抜けない柑橘類です。」
『せとか』は、全ての柑橘類の良いとこどりをした“究極の柑橘”と呼ばれています。
果実が1つ300gほどでとても大きいのですが、ご覧のように皮が薄いため簡単に手で剥けます。
さらに、種がなく、内皮(じょうのう膜)がとても薄くそのまま食べられます。
しかも、果肉のつぶつぶがとても柔らかいので、多くの方に大変喜ばれる柑橘です。
ひとたび口に入れると、その芳醇な香りが広がり、糖度と酸味のベストバランスの美味さが口いっぱいに押しよせて来ます。
非の打ちどころのない、まさに“究極の柑橘”です。
「もう少し寒くなると、ハウスにビニールをはり、温度管理をしていきます。ボイラーを炊いて加温するのではなく、あくまでハウスの開閉だけでの温度管理です。これから、収穫の2月中旬まで、さらにしっかりと育てていきますよ!」
将輝さんは、今回の取材の最後にそうお話しいただきました。
「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』を、来年もネット独占販売いたします。
大切に、惜しまぬ手間ひまと徹底管理、匠の技をもって育て上げられた「小春農園」さんの『せとか』から、さらに選び抜かれた“極選”の『プリンセスせとか』です。
来年2月の収穫が待ち遠しくてなりませんが、それまでは「小春農園」さんにしっかりとお任せすることとしましょう!!
これからも、その成長の様子や惜しまぬ手間ひまなど、現地取材にてご紹介していきます。
お見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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