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熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し

FLC日記 2014年10月2日(木) 雨時々くもり
『清正人参』と言う野菜をご存知ですか?
戦国武将の加藤清正公が日本に持ち込み、熊本で最初に栽培された野菜ですよ。
ご覧下さい!これが『清正人参』です!!
熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17303387.jpg
『清正人参』とは、今で言う『セロリ』のことなんです。
加藤清正公は、日本3名城の1つ「熊本城」を建設した戦国時代の武将です。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17362640.jpg豊臣秀吉の時代に熊本統治を命じられ、あの名城「熊本城」を築き、肥後54万石を治めた大大名です。
その清正公が、朝鮮出兵の際にその種子を「ニンジンの種だ!」と騙されて持ち帰ったとも言われています。
当時、清正公は肥後藩(現在の熊本県)を統治していましたので、熊本が、日本におけるセロリ発祥の地となっているのです。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17425343.jpgその熊本で、親子2代にわたり20年以上も、熊本セロリ『清正人参』を作り続けている、匠の農家さん「大島農園」さんの、熊本県合志市(こうしし)にある熊本セロリ『清正人参』の栽培ハウスに伺いました。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17444686.jpg9月下旬に定植(栽培地に苗を植え替えること)を行ったハウスです。
とにかく広いんです!
この様な数ヵ所のハウスに、定植時期をずらしながら、「大島農園」さんは『清正人参』を育てています。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17485068.jpg先ほどのハウスより、2週間ほど早く定植されたハウスです。
ご覧の通り、この時期はまだ温かいので、ハウスのビニールがはってありません。
この様子が、11月下旬の収穫時期になると・・・。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17522031.jpg元気に成長し、青々としたセロリ畑になるんです!
セロリの独特な香りが苦手な方もいますが、私のような「セロリ好き」にはたまりません。
この時期うかがうと、いつもたくさんたくさん深呼吸をして、その香りを楽しんでいます!(笑)

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_17562913.jpgセロリの匠「大島農園」さんが育て上げた熊本セロリ『清正人参』は、まさに“本物”と呼べる逸品です。
「大島農園」の大島徹也さんに収穫したばかりのセロリをもっていただきました。
どうですか?
驚きの大きさでしょ?

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_1812987.jpg有機肥料をふんだんに使い作り上げた“元気な土”と、「大島農園」さんの多くの手間ひま、匠の技によって育て上げられた逸品ですね。
セロリは、野菜にしては珍しく、種まきから収穫までなんと6か月以上もかかるんですよ!!

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18104170.jpg8月中旬、「大島農園」さんの熊本セロリ『清正人参』の苗床に伺うと、こうして元気な苗が成長していました。
セロリ栽培は、まず発芽させるための土に種を播き、その後、成長させる土に植え替え、さらにもう一度定植前の土を用意し植え替えます。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18204278.jpgこれは、発芽間もないセロリの苗たちです。
発芽用の土に種を蒔き、発芽させたものです。
清正公の時代には、おそらくこのように1つ1つ分けて種を蒔いたりしていないので、この時点ではまだ、同じセリ科のニンジンと大きな違いは分からなかったことだと思います。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_1823989.jpg発芽後、ある程度、葉が伸びてくると、次に成長させるための土に植え替えます。
1回目のお引越しです。
清正公の時代でも、さすがに「おいおい!これはニンジンではないぞ!!」ってことになったのではないでしょうか!(笑)

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18273685.jpgそしてさらに、2回目のお引越しです。
定植までこの土で育てます。
種まきからここまですでに、3か月の時を経ているんですよ。
清正公の時代では、「なんだかわからんが、とにかく育ててみよう!」ってことになり、清正公が持ち帰ったニンジンと言われるもの、すなわち、『清正人参』となったようです。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18391455.jpg種まきから約3か月後、こうして栽培ハウスに定植されます。
「千鳥」と呼ばれる植え方で、万遍なく陽があたるように、互い違いに植えられるのです。
ちなみに、熊本でのセロリ栽培は6月に始まります。
種まきが、清正公の誕生日でもあり、命日でもある、6月24日頃に行われるのも、なんだか因縁めいたものを感じませんか!

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18472133.jpg最も早い定植のハウスは、随分とセロリらしくなってきました。
でも、セロリ栽培はこれからが本番です!
とにかく、たくさんの手作業による手間ひまが必要なのです。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_18515185.jpg「大島農園」の大島徹也さんのお父さんの大島忠さんです。
親子2代で、セロリ発祥の地熊本で、「日本一のセロリ」を作ろうとしている匠です。
これは昨年11月の写真です。
これから、多くの時間をこの“芽カギ”と言う作業に費やしていかねばなりません。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_1859177.jpgその惜しまぬ手間ひまこそが、あの大きな大きな熊本セロリ『清正人参』となるのです。
もちろん、その成長の様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技などは、今年もきちんと現地取材をしてご紹介していきます。

熊本セロリ「清正人参」 12月上旬の販売に向け、苗床からハウスへ定植&清正公とセロリのお話し_a0254656_1913731.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「大島農園」さんの、熊本セロリ『清正人参』をネット独占販売いたします。
1株そのままをお送りいたします。
昨年ご購入頂いたお客様は、すでに初回発送分をご予約いただくほどの大人気商品です。
11月上旬より、先行予約受付をスタートいたします。
これからも、毎日更新するこのブログ(FLC日記)及び「FLCパートナーズストア」のホームページをお見逃しなく!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2014-10-02 19:06 | 熊本セロリ 清正人参 | Trackback | Comments(0)
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