FLC日記 2014年9月10日(水) 晴れ
株式会社旬援隊では、『烏骨鶏』を飼育しています。
弊社のネットショップ「FLCパートナーズストア」で、『菊池水源の烏骨鶏のタマゴ』を販売しています。
これが烏骨鶏のタマゴです。
鶏のタマゴより、ちょっと小さめですが、とても栄養価が高いんですよ。
左は市販されているタマゴ、右が烏骨鶏のタマゴです。
こうして比べてみると、大きさの違いは歴然ですよね!!
でも、烏骨鶏のタマゴは、栄養価が非常に高く、古来中国では、食することで、「不老不死」になると言われ、大変重宝されていました。
そして、これが烏骨鶏(親鳥)です!!
ニワトリに似た鳥で、別名“薬用鶏”とも呼ばれています。
栄養価の高いそのタマゴはもとより、肉、皮、骨、内臓にいたるまで、“薬用鶏”と呼ばれるほどの高栄養食材とされてきました。
とても勇ましい顔つきですが、性格は全く逆で、むちゃくちゃ臆病な鳥です。
毎日世話をしている私には少し心をゆるし、こうして直接葉っぱを食べたりもしますが、ちょっとの物音や上空を飛ぶカラスの鳴き声にも大騒ぎなんです。
烏骨鶏のタマゴはその栄養価もさることながら、産卵数の少なさも重なり大変貴重なんです。
通常ニワトリは、ほぼ毎日タマゴを産みますが、烏骨鶏は年間40個ほどのタマゴしか産みません。
約9日に1個の確率です。
ここ(株式会社旬援隊)では、定期的にタマゴを親鳥に温めさせ、孵化させています。
これは、今年の7月2日から温めさせて、21日後の7月23日に孵化する瞬間のタマゴです。
この日孵化した1羽のヒヨコは、訳あってその日1日私の手の中にいました。
一睡もせずに温め続けました。
まだ、毛も乾いていないので、きちんと温めてあげないと死んでしまうからです。
人間より体温の高い烏骨鶏の親鳥の羽の中なら、通常1時間ほどで乾くのですが、約4時間ほどかかっても、まだこの状態です。
時々、目を開け「ピヨピヨ」と鳴くのですが、その日は終日ぐったりと眠ったままでした。
次の日の朝、私の手を離れ、他の親鳥のもとで育ててもらうことになるのですが、その壮絶な誕生秘話をブログでご紹介していますので、ぜひご覧ください。
涙なしではけっして読むことのできない、感動悲話ですよ!!
FLC日記 2014年7月23日(水)
ヒナ誕生!しかし・・・大惨事!!そして残った命を守る話
FLC日記 2014年7月24日(木)
ヒナ誕生!の続き!! “母親鳥”誕生の感動のお話し!
ご覧いただけましたか?
泣けたでしょ?
これは孵化後、17日目の様子です。
現在は、新しいお母さん鳥と、新しい兄弟と元気に暮らしています。
今日で孵化後ちょうど50日です。
産毛も抜け落ち、随分大きくなりました。
毎日、こうして直接私の手から葉っぱを食べます。
そろそろ、庭デビューをさせようと試みました。
ここでは、烏骨鶏たちを全て、庭付きの鶏舎で飼育しています。
毎日昼間はドアを開放しているので、烏骨鶏たちは自由に庭と鶏舎を出入りでき、こうして自然の草を食べたり、ミミズや虫を食べたりしながら暮らしています。
狭い鶏舎に閉じ込めて飼育するのではないので、ストレスはないようです。
ですから、ここの烏骨鶏たちは年間約70個ほどのタマゴを産んでくれます。
今朝、エサを与えた時に、ヒナたちが育つ鶏舎の庭へのドアを開けました。
3羽のヒナは、見慣れぬ景色に驚き狭いところに入ったり、鶏舎の奥へと逃げたり大騒ぎです。
もちろん、母鳥は外の世界を知っています。
奥には、隣の鶏舎の烏骨鶏たちが自由に暮らしています。
でも、まずは親鳥一人で出ていき、安全を確かめているようです。
そのあたりをひと廻りして、安全を確かめた親鳥は、「コ、コ、コ、コッ」っと、親鳥特有の声を出しヒナたちを呼び寄せました。
「さぁ!私についておいで!!外の世界を見せてあげるわ!」
なんだかそんなことを言っているかのようです。
でも、1羽が不安そうに「ピヨピヨ」とまだ鶏舎の中で鳴いています。
ヒナの声を聞くと、すぐに振り向きまた「コ、コ、コ、コッ」と呼びました。
「待ってよ!どこに行くんだよ!!置いていかないで!!」
最後のヒナも、急いで親鳥を追いかけます。
ヒナたちは、丸い目をさらに大きく丸く見開き、初めての外の様子を見ています。
最初に外に出たヒナは、早くも何かを見つけて「お母さん!これ食べられるの?」と聞いてるみたいです。
母鳥は、さらに庭の奥へとヒナたちを連れて行きました。
その間、エサとなる草を見つけると、また「コ、コ、コ、コッ」と鳴いて、ヒナたちに教えていました。
でも、私が少しでも物音を立てようものなら、すぐにこの表情!
警戒心を常に持って、ヒナ達の安全を確かめています。
この母鳥なら大丈夫のようです。
今日から、昼間は毎日庭に出してあげることにしました。
本日紹介したヒナたちが、タマゴを産むようになるのは、約9か月後の4月中旬ってとこでしょうか。
また、同じ鶏舎では、9月1日より6個のタマゴを温めさせていて、孵化の予定は9月22日です。
全て元気に、孵って(かえって)くれることを願うばかりです。
ここは、熊本県菊池市、菊池水源の山奥で、ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する、株式会社旬援隊の本社所在地です。
私は、自然と共に生き、自ら畑を耕し野菜を作り、さまざまな果樹や原木しいたけを育て、本日紹介した烏骨鶏たちを飼育しながら、自給自足の生活を目指しています。
私は、この地で自らの農業を営みながら、消費者であり生産者でもあるという目線で生産の過程や商品を紹介し、匠の農家さんが育てる“本物”と呼べる農作物、旬の食材を販売しています。
熊本の採れたて新鮮野菜や、安心・安全なお米、最旬フルーツなど、匠の農家さんが育てた食材で、他では手に入らない貴重な商品ばかりです。
もちろん、『菊池水源の烏骨鶏のタマゴ』も好評発売中です。
詳細は、下記「FLCパートナーズストア」のロゴをクリックして、ホームページをご覧下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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