FLC日記 2014年8月31日(日) 晴れ
野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』のお米の花が今年も順調に咲きました。
毎年、8月下旬に、稲の苗の穂が膨らみ、小さな花を咲かせます。
ここは、熊本県菊池市七城町砂田地区にある、野中逸雄さんの『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼです。
空には、まだ夏らしい入道雲が浮かんでいました。
今年の、8月は雨ばかりで、日照時間がとても少なく、お米の生育も心配されましたが、このように青々と元気な苗が、順調に育っていました。
熊本県菊池市七城町は、日本有数の米どころです。
この広い菊池平野で、たくさんの農家さんが、それぞれの方法でお米を育てています。
そんな中、野中さんは、れんげを肥料とする、『砂田のこだわりれんげ米』を育てています。
4月下旬の野中さんの田んぼは、1面れんげの花に覆われていました。
野中さんは、稲刈り後、整地をした田んぼにれんげの種を蒔き、春先までれんげを育てます。
れんげは、収穫を目的として作物として育てるのではなく、“緑肥”にするために育てられたものです。
花が咲き終わる、5月上旬、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み、有機肥料とするのです。
野中さんがれんげを田んぼに鋤き込む5月上旬の、他の農家さんの田んぼの様子です。
ここでは、裏作として麦を育てています。
裏作とは、稲刈りが終わり田植えをするまでの期間にお米以外の作物を育てることです。
野中さんの田んぼの隣の田んぼは、家畜用の牧草を育てていました。
野中さんがれんげを鋤き込んでいる同じ日に、牧草を刈り集めていました。
しかし、野中さんは、この田んぼで、お米だけを育てています。
さて、話を戻し現在の野中さんの田んぼの様子です。
お米の花が咲く頃、お米の成長に欠かせないのが新鮮な水です。
「竜門ダム」から来る清らかな水が、野中さんの田んぼに使われています。
「竜門ダム」は、菊池川水系の迫間(はざま)川上流の日本で有数のダムです。
菊池川の治水及び熊本県北部地域・福岡県南部地域への利水を目的とした特定多目的ダムで、平成14年に完成しました。
高さが約100mあります。(正確には、堤高99.5m、堤頂長620m、総貯水量4250万m3です)
重力式コンクリート・フィル複合ダムの中では、高さ(堤高順)が日本で一番高いのが竜門ダムです。
稲の花の写真を撮り、野中さんの別の田んぼに行くと、ちょうど野中さんがいて、何かの作業をしています。
「こんにちは!今日は何をしてるんですか?」そう尋ねました。
「おぉ!笠さん!田廻りして、水の管理ばしよるとたい。この時期、ピシャッと新鮮な水ば与えんと、うまか米の育たんけん、1日に2回は見て廻るとたい。」と野中さん。
「この時期、どの田んぼでもあぜ道の草刈りばさすけん、その草が給水口や排水口に詰まるけん、それば見て廻って取り除かにゃんとたいね。せっかく良か水の来たっちゃ、田んぼに入らんなら何にもならんけんね!(笑)」
「今年も、安全で美味か米ば作るために、毎日2回は田廻りばするとたいね。こうして、手間ひまば惜しまんで管理していくことこそ、この時期の仕事たいね。その甲斐あって、今年もとても順調に育ちよるばい。」
野中さんは、基本、野中さんの家族や親せき、知人の方々のために安全・安心、美味しいにこだわり、『砂田のこだわりれんげ米』を育てています。
コストのかかる、れんげを緑肥として使用するのも、美味しいお米を育てる為です。
野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』を、私は、“ご飯がごちそうになるお米”と呼んでいます。
一般流通はない、大変貴重なお米です。
「FLCパートナーズストア」では、今年もその貴重なお米をネット独占販売いたします。
まだ、青々としてる稲ですが、10月上旬にはこのように黄金色に輝き、野中さんの笑顔とともに収穫(稲刈り)です。
安全・安心にこだわりぬき、美味さを追求したお米です。
まもなく、平成26年度新米の予約受付をスタートいたします。
売り切れ必至の貴重なお米です!!
予約受付はまもなく!出荷(販売)は10月中旬!の予定です!!
今後も、弊社ホームページ、このブログをお見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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