FLC日記 2014年8月20日(水) 雨のちくもり
「今年も果実は順調に成長していますね!玉吊り作業も終わって、野球ボールくらいの大きさになったでしょうか!!夏の新芽が芽吹いているので、果樹が元気だということがわかりますね。この新芽に来年元気な花芽が来るんです。」
熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんのデコポン(肥後ポン)のハウスに伺いました。
「小春農園」さんは、“柑橘王”こと『デコポン(肥後ポン)』を育てる匠の農家さんです。
本日ご紹介する柑橘王『デコポン(肥後ポン)』をはじめ、『山あいの甘熟イチジク』、『原木しいたけ』、究極の柑橘『せとか』、幻の柑橘『麗紅』、『ザ・みかん』、幻の白い『長生たけのこ』、『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』などなどを育てる匠の農家さんです。
そのいずれの農作物を、「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売しています。
とりわけ、柑橘王『デコポン(肥後ポン)』は、リピート率ナンバー1の大人気商品です。
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
「小春農園」専務の小原将輝さんに、『デコポン』の栽培ハウスの中を案内して頂きました。
「良い夏の新芽が芽吹いてるでしょ?果樹自体が元気な証拠です。こうしてこの時期に夏芽が芽吹くくらいの体力が果樹に無いと、今年の果実は美味しく育たないんですよ。」
「夏の剪定はしないのですか?」そう尋ねると、
「おぉ!良い質問ですね!!ここでは、木造のハウスの中で、雨風や病気、害虫から果樹や果実を守って育てています。ですから、このハウスの中で『デコポン』の果樹を育てなければいけません。あそこに新芽が2本芽吹いているのがわかりますか?あれは、剪定後に伸びた新芽ですよ。」
示して頂いた先には、まだ若い新芽が芽吹いていました。
「あそこには、強い夏芽が芽吹いていたんです。そのままだと、ハウスの天井にあたるので、剪定したんです。」
「するとこの時期、あのような新芽が芽吹くんですね。ベストなタイミングで、的確に剪定しないと、この時期の新しい新芽は芽吹きません。この技術はかなり重要なことなんですよ。」
美味しいデコポンを育てるためには、果実を出来るだけ上の方で実らせることも重要です。
しかし限られた空間の中での栽培なので、徹底的に果樹を管理しコントロールせねばなりません。
果樹栽培にとって、最も重要なことは、毎年毎年コンスタントに高品質の果実を実らせることです。
「小春農園」さんでは、ここにあるたくさんの果樹全ての特徴を把握して、それぞれの果樹に合った剪定をしています。
また、実らせる果実の数が、前年より1割も多かったり少なかったりするなら、そのクオリティーを保つことができません。
果樹の特徴の完全把握と、それらを徹底管理するための、卓越した技術こそが、「FLCパートナーズストア」で、リピート率ナンバー1の『デコポン(肥後ポン)』を育て上げることができるのです。
「将輝さん!これから収穫までは、どんなことをするんですか?」と尋ねると、
「そうですね・・・。潅水作業は大切ですね。特に潅水(作物に水を与えること)は、与える量とタイミングで果実の成長が変わってくるので、神経を使いますね。」
「毎日こうして話しかけながら、果樹の様子を見ているんです。それから、ここでは“草生栽培”を取り入れているので、草刈りも大変ですね!むこうのハウスは、まだ草刈りをしていないので、その様子もご覧になりますか?」
二人で、隣のハウスに移動しました。
「小春農園」さんは、“草生栽培”で、安全で美味しい食物を育てようと取り組んできています。
「笠さん!ビックリしないで下さいよ。こちらはジャングル状態ですよ!(笑)」
地面には、びっしりと雑草が生い茂っていました。
しかしこれらの雑草は、生えているのではなく、あえて生やしているのです。
“草生栽培”とは、文字通り、草を生やして果樹などを栽培する方法です。
こうして、あえて雑草を伸ばしておくことで、ハウス内に病気や害虫が侵入した際も、この草にとどまることが多く、過剰な農薬や消毒をする必要がありません。
また、この草には、病気や害虫に対抗する良い虫も住みつくことも期待できるのです。
これらの雑草は、時期をみて草刈り機で刈り取り、そのままこのハウス内で有機肥料とします。
ですから、除草剤なんて一切使用しません。
こちらのハウスでも、当然のことながら、夏の元気な新芽が芽吹いていました。
「これは、来年大活躍してくれる新芽です。こんなに元気な新芽がこの時期に芽吹くということは、育つ環境も良く、果樹が元気だということです。もちろん今年の果実も良い状態で育っていると思いますよ。」
「来年1月から収穫が始まる『デコポン』にも大いに期待していいということですよね!」と言うと、
「ええ!お任せください。今年も最高の『デコポン』を育て上げます!!」と、自信の笑顔でお答えいただきました。
「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの柑橘王『デコポン(肥後ポン)』を、来シーズンもネット独占販売いたします。
熊本限定栽培品種の樹上完熟デコポン『ひのゆたか』と、蔵出し完熟デコポン『不知火』です。
いずれも、デコポンのベストバランスの「糖度13度以上、酸味が1.0~1.2」の“本物”と呼べる逸品です。
出荷予定は1月上旬より!
これからも、その成長の様子、匠の技などを取材しご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!