FLC日記 2014年8月13日(水) 晴れ
熊本県菊池市、菊池水源は、その名の通り、水の源(みなもと)にある地区です。
その水の源の清らかな水で、後藤武臣さんは、『菊池水源棚田のれんげ米』を育てています。


高台から見た、『菊池水源棚田米』の現在の田んぼの風景です。
中央の建物が堆肥センターで、後藤さんの田んぼはその左手、最も南にあります。

この高台から、西側にもたくさんの棚田がありますが、ごらんの通り、どれも真っ直ぐな田んぼはありません。
棚田特有の、曲がりくねった田んぼばかりです。

今年も、太陽の光を浴びながら、新鮮で清らかな菊池水源の水をたくさん吸い上げて、稲は元気に成長中です。
棚田でのお米作りは、通常の四角い田んぼに比べ、労力が5倍とも10倍とも言われています。

お米作りの命は、水と土。
後藤さんは、この清らかな水に惚れ込み、どんなに手がかかろうが、この棚田で『菊池水源棚田のれんげ米』を育てています。

後藤さんは、土作りのために、稲刈り後にれんげの種を田んぼに蒔きました。
これは4月下旬の様子です。
満開に咲き誇るれんげがとても美しかったです。

れんげは、“緑肥”と言って、そのまま田んぼに鋤き込み、有機肥料にします。
花が咲き終わるころの、5月中旬に、花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込んでいくのです。
「ここには、水の源から、きれ~いか水の来るとたい!だけんあとは、しっかり土ば作り上げて、ピシャッと手ばかけてやると、やっぱりうまか米のでくっとたいね!」
後藤さんの口癖です!

青々としてしっかりと立った元気みなぎる稲たちです。
今日は残念ながら、後藤さんの田んぼの奥に、阿蘇五山の一つ“鞍岳”をしっかりとのぞむことはできませんでした。

これは、昨年のちょうど同じころの写真です。
『鞍岳』の雄大な姿を望むことができます。
「鞍岳」の名前の由来は頂上付近の形が、馬具の鞍(くら)に似てることから、名づけられたとのことです。
しかし、菊池方面から見る「鞍岳」は、こうして、女性の横顔のように見えます。
時には、大仏様と言われたり、弁天様と言われたりもしています。

あれあれ?
後藤さんの田んぼには、田んぼにもかかわらず、水がありません。

もちろん、水路には、菊池水源から、最初に流れ込む清らかで新鮮な水が、たくさん流れているにもかかわらずです。

実はこの時期、あえて田んぼの水を抜いて、稲たちが水を求めてしっかり根を張り巡らすことをさせているのです。
稲たちにとっては、試練の時ですが、これも大切なお米作りの方法です。

後藤さんの稲たちは、水を抜かれても、ホントビックリするくらい元気ですね!
ちなみに、中央に見える建物が、堆肥センターで、水源地区の田んぼや畑の土作りのための有機肥料を作る場所です。

堆肥センターは、後藤さんが発起人の一人となって作られました。
この堆肥が有機肥料となり、元気な土ができ、この地区の作物は、美味しく育つのです。

この地には、1級河川の菊池川の水の源から最初に流れ込む清らかな“水”があります。
そして堆肥を使った有機肥料、さらに後藤さんはれんげを緑肥として元気な“土”を作りました。

9月には稲の花が咲きます。
そして10月になると、こうして黄金色に輝く棚田を見ることができます。
収穫(稲刈り)は、10月上旬です。

今年も、後藤さんの『菊池水源棚田のれんげ米』の新米を食べるのが楽しみでなりません。
「FLCパートナーズストア」では、今年も後藤さんの『菊池水源棚田米』をネット独占販売いたします。
これからも、稲の花が咲くなどの成長の様子や、今年の黄金色に輝く棚田の様子、そして稲刈りも、しっかりと取材をして、このブログでご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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