FLC日記 2014年8月2日(土) 雨
ここは、熊本県山鹿市鹿北町岩野の柏ノ木の「古川果樹園」さんの『太秋柿』の柿園です。
いつ伺っても、本当にきれいに整備された柿園です。
今年も、秋の果実の王様『太秋柿』が順調に成長しています。
『太秋柿』は、「梨のような食感、ぶどうのような甘さ」と称されて、秋の果実の王様と言われています。
その中でも、「古川果樹園」さんの『太秋柿』は、サクッとした食感と糖度18度を超える爽やかな甘さが大人気です!
「古川果樹園」さんの『太秋柿』の柿園は、山あいののどかな田園風景の中にあります。
「古川果樹園」さんでは、柿園全体をネットで覆い、大切に大切に至高の『太秋柿』を育て上げています。
柿園をネットで覆うのには、大きく2つの理由があります。
果実を野生動物(とりわけ野鳥)から守るため。
もう一つは、台風などの強風から果実や枝を守るためです。
6月下旬に取材に伺った際の写真です。
「古川果樹園」の古川孝人さんが、脚立に登り『太秋柿』の枝のひもつり作業をしています。
「『太秋柿』が大きくなったけん、今年はネットば全体的に押し上げたとたい。だけん、太か枝ば吊り下げとったひもも外してしもたけん、全部一からやり直ししよるけんやおいかんばい(大変ばい)。」
昨年8月中旬の写真です。
「古川果樹園」さんでは、太いひもで大きな枝を吊り下げ、細いひもで、果実が実る細い枝を吊り下げて『太秋柿』を育てています。
これは毎年毎年繰り返される、途方もない手作業です。
なぜそこまで手のかかることをするのか?
理由はとてもシンプルです。
「美味しい『太秋柿』を育てるため!!」ただそれだけなんです。
しかし、ここまでしてでも、果実を守らないといけない訳があったんです。
柿園の写真を撮り終えたころ、「笠さん!」と大きな声が、古川さんでした。
「上の柿園で作業しよって、そこば通ったら、笠さんの車のあったごたっけん!よってみたたい。」
っと、いつもの素敵な笑顔です。
「母ちゃんと(奥様)と2人で、摘果作業ばしよったとたい。ほら!見てみなっせ、今年もたくさんでけよるけん、おおごつばい。なにせ、摘果する『太秋柿』の方が多かとだけんなぁ!(笑)」
「古川果樹園」さんでは、着果した『太秋柿』の6割もを摘果し、残りのわずか4割を大切に育てます。
4割しか残さない訳ですから、それらは1本1本ひもで吊り大切に育て上げるのです。
「古川さん!そんなに大きく実りつつある『太秋柿』も摘果するんですね!」と言うと、
「この時点でこぎゃん大きくても、いっぱい実らせるなら決して大きくもそして甘くも育たんとたい!」
「4割くらいしか残さんけん大きくもなるし、美味しく育つとたい。ばってん、それが台風でやられるならどぎゃんしようもなかけん、1本1本果実の実りよる枝ば吊るして守ってやらにゃんとたいね!摘果と同時にひもつりばピシャッとして、今年も美味か『太秋柿』ば育てるばい!今はまだ真っ白しとるっばってん、ほら!食べてみなっせ!もう甘くなりよるし、いっちょん(全く)渋さはなかはずばい!(笑)」
さっそく食べてみました。
「ん?甘い!」
ほんのりとした甘さです。
ついつい、もう一口、もう一口と全部食べちゃいました!
もちろん、古川さんが育て上げた“本物”の味を知っているので、それには程遠いですが・・・(笑)
10月には、「古川果樹園」さんが育て上げた『太秋柿』はこのサイズにまで成長します。
私の手はけっこう大きい方ですが、その手のひらから落ちそうなほど大きくなるのです。
「古川果樹園」さんでは、古川孝人仁さんと奥様のアツ子さんの仲良しご夫婦で、“本物”と呼べる『太秋柿』をはじめ様々な作物を育てています。
まもなく出荷を迎える、無農薬・無化学肥料で育てた山あいの『種なしかぼす』、現在好評発売中の『なごみの里の朝採りグリーンアスパラ』、『山竹たけのこ』なども生産しています。
いずれも、「FLCパートナーズストア」でネット独占販売する大人気商品です。
とりわけ『太秋柿』は、「古川果樹園」さんが大切に大切に育て上げ、収穫した『太秋柿』からさらに選び抜いた“極選”の『太秋柿プレミアム』です。
これからも、『太秋柿』の成長の様子や、匠の技、惜しまぬ手間ひまなど現地取材を重ね、このブログでご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!