FLC日記 2014年6月18日(水) 雨のちくもり
「イチゴは、実は多年草の植物なんだよね!ランナーと呼ばれるツルのようなものを伸ばし、そこに新しい株ができるので、それを今年の冬の収穫に向けて育てていくとたい!!」
「牛島農園」代表の牛島武文さんがそうお話しいただきました。
ここは、熊本県菊池市にある、「牛島農園」さんのイチゴの苗床です。
親株から伸びるランナーに育つイチゴの子株を育てています。
減農薬栽培で育てたイチゴ、「牛島農園」さんの『完熟紅ほっぺ』の収穫時の写真で、牛島武文さんと息子さんの修さんです。
「牛島農園」さんは、安全・安心、美味しいにとことんこだわる、“匠の農家さん”です。
「笠くん!これだけは、はっきりとお客様にわかるように伝えてね!俺は、完全無農薬・無化学肥料の有機栽培でキャベツ、白菜、水田ゴボウを育てよるでしょ?でも、イチゴは完全無農薬ではないとたいね!!」
「収穫を迎えるこの時期には、もちろん農薬なんかは絶対に使わんけど、夏の時期のイチゴの株を増やす頃は、最低限の農薬を使うとたいね!でも、慣行栽培の半分だけの農薬で育てよるとたい。だけん、お客様には、しっかりとそれがわかるように表記して、完全無農薬栽培のイチゴではなく、あくまで減農薬栽培のイチゴだということをご理解いただきたいとたいね・・・。」
安全な食へのこだわりを持つ牛島さんの、とことん正直な一面がうかがえます。
「牛島農園」さんでは、40年ほど前から“有機栽培”に取り組み、現在は、キャベツ、白菜、水田ごぼうを「有機JASマーク」を取得して出荷しています。
とりわけキャベツは、ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
さて、イチゴの話に戻り、赤く色づいたイチゴの表面の種子(ブツブツ)には、既に発芽能力が備わっているので、条件さえ調えばイチゴの株に成長します。
しかし、親となったイチゴの形質とは異なる場合が多く、大抵の場合、品質が劣るものになる事が多いのです。
では、イチゴはどうやって増やすのかその流れをご説明します。
イチゴの株は、このような“ランナー”と呼ばれるツルを伸ばします。
その先には、親株から栄養をもらいながら、葉っぱと根を伸ばし、子株が育ちます。
ランナーを固定し、子株を培養土を入れたポットに育てていきます。
子株がしっかりと自立するまでは、親株とつなげて育てます。
ランナーは、子株の先にもさらに伸びて、孫株も育っていくのです。
それがこの写真!
たくさんのポットを用意して、子株、孫株を親株から送られる栄養で育てていくのです。
葉っぱや芽の数、根っこのはり方を判断し、親株とつながっているランナーを切って、子株や孫株を自立させます。
そうしないと、いつまでたっても親株からの栄養で育とうとするからです。
切り離された子株や孫株は、こうして集められ、集中管理をして定植まで育てていきます。
しかし、夏を迎えるこの時期は、どうしても害虫や病気が出るので、「牛島農園」さんでは、元気な株を育てるため、最低限の農薬を使っているのです。
元気な株の苗が育たないと、美味しいイチゴは決してつくることはできません。
牛島さんは、何とか無農薬で育てることはできないかと、試行錯誤を繰り返しましたが、結果は厳しかったのです。
「様々な研究ばして、慣行栽培の農薬の量の半分で元気なイチゴば育てることができるとたい!ばってんね、その分かなり手はかかるよ!何とか少しでも農薬の量を減らして育てたかけん、そこには努力ば惜しまんとたい!!」
牛島さんの、安全で美味しい食への強いこだわりです。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「牛島農園」さんのイチゴ『こだわり完熟紅ほっぺ』をネット独占販売いたします。
安全のこだわり、減農薬栽培と、美味しさへのこだわり完熟朝摘みの『紅ほっぺ』を、即日発送致します。
今年も、12月中旬からの出荷予定です。
それまで、「牛島農園」さんの惜しまぬ手間ひま、減農薬栽培の苦労、イチゴの株たちの成長の様子などなど、さらに現地取材を重ねこのブログでご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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