FLC日記 2014年1月25日(土) くもりのち雨
「完全無農薬で、消毒も一切なしで、この“たけのこ畑”でたけのこば育てよるたいね。もちろん除草剤なんかいっちょん(全く)使わんばい。“たけのこ畑”って呼ぶからには、ピシャッと管理して、有機肥料とミネラルを与えて、土作りもしよるばい。この独特な粘土層の“赤土”がなかと、幻の白い『長生たけのこ』はできんし、こうして手をかけてあげることで、さらに良かたけのこが育つとたいね・・・。」
“たけのこ畑”をバックに、「小春農園」代表の小原正宏さんがお話いただきました。

熊本県山鹿市鹿北町長生地区にある、「小春農園」さんの“たけのこ畑”です。
この地の独特な赤土の土壌により、真っ白なたけのこ「幻の白い『長生たけのこ』」を、栽培しています。
この鹿北町は、鹿北町を通る国道3号線が、「たけんこ街道」と呼ばれるほどの、国内有数のたけのこの産地です。

国内有数のたけのこの産地の鹿北町においても、「小春農園」さんの『長生たけのこ』は、群を抜いた逸品です。
掘り上げたたけのこには、こうしてこの地独特の赤土が付いています。
でもこれだけじゃ、何が違うのか解りませんよね!
では、その違いをお見せしましょう。

左が、普通のたけのこ。
そして、右が『長生たけのこ』です。
『長生たけのこ』は、ご覧の通り、このように驚きの白さなんです!!
色だけの違いではなく、味もまた格別です。
やわらかさの中の歯ごたえ、みずみずしさの中のたけのこの旨みは、最高級の美味さです。
今年も「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売いたします!!

「小春農園」代表の小原正宏さんと、息子さんで専務の小原将輝さんです。
「笠さん!せっかく来たとだけん、今から伐採ばして見せるけん、後で笠さんもしてみなっせ!笑」
そう言いながら、伐採作業の様子を見せていただきました。

「小春農園」さんでは、毎年、新しい“親竹”をたくさん立てて、古い“親竹”をたくさん伐採して、“たけのこ畑”をドンドン活性化させていきます。
それには、徹底管理が必要です。

新しく立てた“親竹”には、その年の年号を記入します。
たけのこは2年目、4年目と偶数年の親竹から立ちます。
新しい“親竹”は、節の部分が白く、一目でわかりますが、古くなると同じように黒くなってきて、見分けにくくなるので、たけのこを伐採する際、無駄のないようにこうして徹底管理をしているのです。

伐採作業は、2人一組で行います。
“たけのこ畑”の山側から“親竹”にロープをかけ、谷川の“親竹”の根本をチェーンソウデ切り倒します。
根本が全て谷側になるよう倒して、倒した“親竹”は全て積み出し、業者さんにもって行きます。
業者さんではそれをチップに加工し、それから高級和紙になります。
全く無駄のない、地球に優しい自然農法に「小春農園」さんでは取り組んでいます。

伐採作業の手順をご紹介します。
伐採する“親竹”を決めると、まずは山側からロープをかけます。
将輝さんが、ロープを鞭のように使いながら、とても起用に“親竹”の上部へと移動させました。

すると“親竹”の山側の根元の3分の1ほどを切り込みます。
水平方向に1回、斜め上から斜め下に向かい1回、チェーンソウの音が響きました。

山側の根本を3分の1、三角に切り込みました。
そうすることで、“親竹”は、伐採後山側へ倒れやすくなるのです。

それから、谷側のほうから水平にチェーンソウデ切って仕上げます。
切り終えると同時にチェーンソウを引き抜かないと竹の重さで挟まるので、その点は要注意です!!

最後に、山側からはロープで引き、切り取った根本部分を谷側へとずらしながら倒して伐採完了です。
チェーンソウが動いていた時間はわずか10秒ほど!倒し終えるまで20秒ほどの、まさに匠の技でした。

伐採の様子を何度か見せていただきながら、ご説明頂き、いよいよ私も挑戦します!
普段から、薪ストーブ用の丸太をチェーンソウで切ったりするのですが、水平にチェーンソウを使うことはなかなかありません。
カメラの撮影を小原さんにお願いして、いよいよ伐採スタートです。

まずは、山側を3分の1ほど、2回切って、三角に切り込みます。
これは、なかなかうまくいきました。

そして、谷側から水平に切っていきます。
少し、下過ぎたみたいで、何度も何度も切り込んで、やっと伐採できました。
ちょっと失敗ですね・・・。

切り終えると、谷川に引きずらすのですが、20mほどもある“親竹”です・・・。
そう簡単には言うことを聞いてくれません!!

やりました!!!
何とか、切り取ることができました。
満面の笑みですね!笑

ロープでフォローしていただいている、将輝さんに誘導してもらいながら、さらに切った根本を谷側に引いていきます。
何とか上手く倒すことができました。
伐採の完了です!

「将輝さん!今の伐採作業何点ですか?」とたずねると、
「初めてにしてはまぁまぁですが、点数にすると30点くらいですかね!笑」とのこと・・・。
来年はもっと上手くできるよう頑張ります!

“たけのこ畑”を徹底管理し、惜しまぬ手間ひまによって幻の白い『長生たけのこ』は、育てられているのです。
無農薬栽培!もちろん除草剤なんて一切使いません。
こだわりの有機農法です。

今年も、「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんが育て上げた、幻の白い『長生たけのこ』をネット独占販売いたします。
たけのこの穂先(先端の葉っぱ)も地中にある、完全に掘り起こしたスペシャルなたけのこです。
そのなかから、さらにお選び抜かれた“極選”の逸品の数量限定販売です。
4月上旬からの販売予定です。
3月上旬からは、「FLCパートナーズストア」のホームページにて、先行予約の受付をスタートします。
お見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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