FLC日記 2014年1月13日(月) 晴れ
熊本県玉名郡和水(なごみ)町三加和(みかわ)にある「古川果樹園」さんのアスパラのハウスに伺いました。
今年も、「古川果樹園」さんの「なごみの里の朝採り『グリーンアスパラ』」の栽培が始まりました。
これは、昨年8月の「古川果樹園」さんのアスパラのハウスの様子です。
「え?これがアスパラ?」と思われた方も多いことでしょう!
この生い茂る竹のような植物がアスパラで、私たちが食すアスパラは、この地面から生えてきたものを収穫するのです。
その地面の写真がこれです。
このように、美味しそうなアスパラが出ていますね!
この時期は、アスパラの最盛期!
朝、夕の2回収穫をして、全国のお客様に届けていました。
「FLCパートナーズストア」では、「古川果樹園」さんの「なごみの里の朝採り『グリーンアスパラ』」を今年もネット独占販売いたします。
その成長の様子や、惜しまぬ手間ひま、匠の技をこうしてその都度ブログでご紹介していきます。
これが現在(1月10日)のアスパラのハウスの様子です。
ハウスと言えども、雨風からアスパラを守るためのもので、このようにハウスのサイドの部分はがら空きなんです!
アスパラの栽培地に、何か白いものがまかれています。
これは、石灰です!
これから、有機肥料の堆肥を散布して元気な土を育てますが、その元気な土の養分をアスパラがたくさん吸収できるように、石灰をまくのです。
「古川果樹園」の古川孝人さんです。
「古川果樹園」さんは、屋号でおわかりの通り、『熊本産太秋柿プレミアム』、『熊本産高級種なしかぼす』などを生産する“匠”です。
いずれも、「FLCパートナーズストア」の大人気商品です!!
「石灰ばふる前に、昨年のアスパラの葉、茎、アスパラの実、それから雑草ば全部片付けたとたい!病気や害虫の可能性のあるけんな!それに火炎放射器で表面ば全部焼いて、消毒するとたいね!普通の農家さんはそこまではせんよ!」
「というより、ここまで手をかけきらんと思うよ。ばってんね、人がせんことをして、こうして手をかけてやりよるけん、あのアスパラのできるとたい!自分でいろんな研究をして良いアスパラを育てると「見せて欲しいと!教えて欲しい」って県内外からもバスに乗って研修に来たこともあったよ。」
古川さんは、この地で10年以上もアスパラを育てています。
アスパラの栽培は、連作障害といって、5年ほどで病気などの要因で良いアスパラが育たなくなると言われています。
アスパラは、多年生の植物で、冬の間地中で冬眠し、春の訪れでまた芽吹いてくるのです。
連作障害も一切なく、毎年高品質のアスパラを育て続けるには、「古川果樹園」さんの徹底管理と惜しまぬ手間ひまがあるからなのです。
奥様のアツ子さんが、ハウスの中でなにやら探し回っています。
「古川果樹園」さんは、孝人さんとアツ子さんの仲良しご夫婦の二人三脚で、至高の作物を育てています。
「笠さん!ほら!!これがアスパラの実!これを拾って処分しないといけないの!この後、堆肥をたくさん入れるでしょ?そうするともう解らなくなっちゃうからね!」
アスパラは、秋口にたくさんの赤い実をつけます。
これが地面に落ち新しいアスパラが芽吹くのですが、「古川果樹園」さんでは、それらを全て取り除きます。
新しい芽からは良いアスパラが育たないし、何より病気になる危険性があるからです。
2月下旬、有機肥料をふんだんに使った元気な土で、冬を越えたアスパラが芽吹いてきます。
芽を出してすぐはこのように赤い色をしていますが、伸びると共にグリーンのアスパラに育つのです。
そして、3月中旬からは、いよいよアスパラの出荷です!
そのころには、毎日たくさんのアスパラが収穫できます。
5月になると、“立茎”と言って、アスパラの親を立てるために、収穫を一時中断して成長させます。
それらの様子も、また現地取材をして、古川さんご夫婦にたくさんのお話をうかがって、またこのブログでご紹介していきます。
「なごみの里の朝採り『グリーンアスパラ』」は、古川さんご夫婦の愛情たっぷりに育て上げる“本物”と呼べる逸品です。
惜しまぬ手間ひまと、様々な工夫。有機肥料をふんだんに使った元気な土と清らかな水で育った、朝採りの新鮮アスパラは、甘味が強く柔らかいんです。
今年も、最高のアスパラが育つことを確信しています。
3月の初出荷が楽しみでなりません。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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