FLC日記 2013年12月31日(火) くもり
「こうして選んで、特別に手をかけて育てても、全体の収穫量のわずか1割程度ですね!それだけ、ジャンボしいたけ『トリプル1』は希少なしいたけなんですよ!!」
「小春農園」専務の小原将輝さんがお話いただきました。

ジャンボしいたけ『トリプル1』とは、3つの“1”を兼ね備えた特別なしいたけです。
“1番”最初(1年目)の原木から育ち・・・
“1割”しか採れない貴重な大きさ・・・
“1級品”の旨み、食感、味わい・・・
「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんのジャンボしいたけ『トリプル1』を好評発売中です!!

この大きさ!
この肉厚さ!
驚きでしょ!!
芳醇な香りをお伝えできないのが悔しくてなりませんが、見ているだけでもワクワクする、すばらしい『原木しいたけ』です!!

熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんの原木しいたけの栽培地に伺いました。
ここ鹿北町は、清流の里として知られています。
この豊かな森と、清らかな水で、「小春農園」さんは、『原木しいたけ』を育てています。
『原木しいたけ』とは、主にクヌギやナラの木にしいたけの菌(コマ)を打ち込み、より自然に近い形で育てられたしいたけです。

『原木しいたけ』は、収穫するまでには、原木の伐採から、約2年もの長きにわたる歳月を要し、多くの労力、手間ひま、経験、技術が必要です。
その手間ひまと長期にわたる栽培期間で、生産者が激減し、国内流通量の約2割にまで減少しています。
とりわけ、原木の“生”しいたけともなれば、おそらく1割程度だと思われます。

「小春農園」さんの『原木しいたけ』の栽培地で待ち合わせをして、専務の小原将輝さんにいろんなお話をうかがいました。
ちょうど、小原さんが来られたところです。

「それにしても、すごい広さ!おびただしい数の原木ですね!!」と言うと、
「そうですね!でもこのような栽培地が他にもまだあるんですよ!こちらが今年、起こした1年目の原木で、むこうは2年目の原木です!『トリプル1』は、この1年目の原木から育つんです。」

「『トリプル1』は、このようにたくさん芽を出しているところからは、なかなかできないんです。原木の栄養を分け合ってしまうから・・・。『トリプル1』になる可能性のあるしいたけには、袋をかけて育てるんです!」
「袋をかける?」そうたずねると、

「ほら!こうしてところどころ、しいたけに袋をかけているでしょ?これらが『トリプル1』になる可能性があるしいたけです。芽を出して3日目くらいで袋をかけて特別に育てるんですよ!」と小原さん。

「ほんのこれくらいの大きさの時に見極めます。石づき(原木としいたけの接点)がしっかりしてて、しいたけのかさと石づきの間の茎が大きくないとダメですね!袋かけの作業をお見せしましょうか?」

小原さんはそう言いながら、その作業を見せてくれました。
『トリプル1』になりそうなしいたけを見つけて、袋をかけるのです。
まずは、ビニールの端をこうして小さくまとめます。

そして、しいたけの原木の間にそ~っと差込み袋をかけていきます。
その時、『原木しいたけ』を傷付けたり、ましてや折ったりしない様に、とても丁寧な細かい作業です。

かけ終わるとこんな感じです。
このビニールで、湿度や温度が守られて、より大きな『原木しいたけ』が育つのです。
「これだけの数ビニールをかけていても、全体の収量の約1割程度しか『トリプル1』にはなりませんね!」と小原さん。

「笠さん!これなんか、もうこの時点でここまで大きいし、きっと『トリプル1』になりますよ!」
「芽が出てどれ位の期間で『トリプル1』になるんですか?」とたずねると、
「そうですね・・・。天候にもよりますが、2週間から3週間ってとこですかね!」

「これなんか、しいたけのかさに対して、茎の部分がすごく大きいでしょ?この茎が原木の栄養をたくさん取り込んで、時間をかけて成長して『トリプル1』ができるんです。」

「なにせ、栄養をしっかり保っている1年目の原木からしか育たず、収量もわずか1割でしょ?もちろん味や旨みは文句なしの1級品ですね!」
「小原さん!オードリーの春日の「トゥース」みたいになってますよ!」と言うと、
「ハハハッ!「トゥース」じゃなくて、トリプル「1」ですよ!」と思わず笑顔がこぼれます。

『原木しいたけ』は、最も自然に近い環境で育てられたしいたけです。
完全無農薬、完全無化学肥料、もちろん除草剤なども一切使わずに育てられます。
スーパーなどで見かけるしいたけのほとんどは、「菌床しいたけ」と呼ばれるもので、おがくず等と肥料を使い“菌庄”として栽培する方法で、国内流通量の約8割をも占めています。
ですから、『原木しいたけ』は、今ではとても貴重なしいたけといえると思います。

「小原さん!先日、『しいたけとはこんない美味しいものだったんですね!!!』と、購入者の方からお電話がありました。」と言うと、
「うわぁ!そう言っていただくと、ますますやりがいが出てきますね!これからも、最高の『原木しいたけ』を育てますよ!」と自信に満ちた笑顔を見せてくれました。

「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの『原木しいたけ』、『ジャンボしいたけトリプル1』を、ネット独占販売しています。
『トリプル1』は、数量限定の完全予約販売です。
昨年は、3週間待ち状態が続いた、大変人気の高い希少な商品です。
安全・安心な『原木しいたけ』で、しいたけの美味さをぜひ味わってみてください!
ご購入(ご予約)は、下記「FLCパートナーズストア」のホームページより!!
お待ちしてます。
< ご挨拶 >
いつも、「FLC日記」をごらんいただきありがとうございます。
本年度のブログは、これで最後となります。
来年も、現地で取材をした“わが家の専用農家さん”の様々な情報や、ここ(㈱旬援隊)での田舎暮らしの様子、熊本や菊池の情報などご紹介していきます。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年をお迎え下さい。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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