FLC日記 2013年12月25日(火) くもり
熊本県菊池市七城町砂田地区。
この地で育つ『砂田米』は、“天下第一の米”と称されて将軍家や皇室への献上米としての歴史がある、日本で有数の美味い米の産地です。
江戸時代には、美味しいお米の代名詞とされたほどの美味しいお米の産地です。

熊本県菊池市七城町砂田地区で、「野中逸雄」さんは、れんげを緑肥として、にこだわりの安全で美味しいお米を作っています。
「FLCパートナーズストア」では、野中さんの『砂田米(野中さんのこだわりれんげ米)』をネット独占販売しています。

今年の10月中旬、稲刈りの様子です。
れんげを緑肥として、有機肥料をふんだんに使った元気な田んぼに、1年間しっかり手をかけて育ててきた稲が、黄金色に色付き収穫の時を迎えています。

気持ちよい秋晴れの日です。
しかし、大きく実り、頭をたれた稲が、倒れるかと思うほどの、強い風の吹いています。
でも、野中さんが育てた稲は、強風にも負けない力強さを持っていました。

美しく黄金色に輝く稲穂のはるか遠くには、阿蘇5岳の1つ鞍岳(くらだけ)がその雄大な姿をみせています。
菊池川と迫間(はざま)川の間の地区で、砂の混ざった独特な土壌は、日本一の米を育てます。

本日の野中さんの田んぼの写真です。
冬らしい天気で、うっすらともやもかかり、鞍岳はそのシルエットだけをかすかに臨むことができました。
稲刈りを終えた田んぼはきれいに整地されていました。

近づいてみると、そこにはたくさんの“稲ワラ”がありました。
野中さんは、稲刈り時の“稲ワラ”と、これから芽吹き育つ“れんげ”だけを肥料として、安全で美味しいお米を育てています。

さらに近づいてみると、れんげが芽吹いていました。
細い緑の植物は雑草です。これもいずれは田んぼに鋤き込んで緑肥にします。
稲刈り後、時期を見て田んぼを整地(耕運)して、れんげの種を蒔いたのです。

3月下旬には、成長したれんげで、野中さんの田んぼは一面、れんげ畑となります。
昨年は、同じ緑肥の「フェアリーベッチ」も植えてみましたが、来年はまたれんげだけを緑肥として使うのだそうです。

4月末から5月にかけては、れんげの鮮やかなピンクの花が咲き誇ります。
ここの周りでは、れんげを緑肥として使用していませんので、野中さんの田んぼだけは別世界のようです。

れんげは、ミツバチが蜜を集め終わると、そのまま田んぼに鋤き込まれて肥料とします。
ここ直線距離にして約2kmの野中さんの所有する地に、養蜂農家さんに場所を貸して、ミツバチの巣が置いてあります。
その養蜂農家さんから、毎年、美味しいれんげのハチミツを頂くのだと野中さんはお話いただきました。

5月上旬、花が咲き終わったれんげは、花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込まれていきます。
「俺が育てよる米は、基本うちの家族や親戚、知人たちのための米たいね!だけん、“米ワラ”と“れんげ”の有機肥料以外には何にも足さんで、安全な米ば育てよるとたい!!」
野中さんの強いこだわりです。

『砂田米 野中さんのこだわりれんげ米』生産農家の野中逸雄さんです。
「“米ワラ”と“れんげ”の有機肥料で、しっかり土ば作るでしょ!あとは、俺がどれだけ手ばかけてあげるかが勝負たいね!お天道様や台風にはどぎゃんしたちゃ勝てんばってん、それでも負けん元気な米(稲)ば育ててきたばい!今年も良か米のでけたばい!!」

「FLCパートナーズストア」では、野中さんの『砂田米 野中さんのこだわりれんげ米』をネット独占販売しています。
ただし、数量限定の販売で、平成25年度のお米は残すところわずかばかりとなりました。
一般流通のほとんどないお米で、安全・安心にこだわりぬき、美味さを追求したお米です。
これからも、れんげの花咲く様子、苗床や田植え、稲の生長の様子、稲刈りまで、しっかりと取材してご紹介していきます。
平成26年度の野中さんの『砂田米 野中さんのこだわりれんげ米』作りはスタートしています。
来年もまた安全で美味しいお米が実ると確信しています。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
