FLC日記 2013年12月16日(月) くもり
「春の新ジャガイモの種蒔きばするばい!種蒔って言うても、“種芋”ば植えるとばってんね!見においで!!」
「長尾農園」の長尾千行さんに、ご連絡頂き取材に伺いました。

これが、これから植える種芋です。
丸々としていて、これをそのまま食べても美味しそうです!
もちろん、そんなことしたら、春の新ジャガが食べれなくなりますけどね!(笑)

熊本県菊池市木柑子の高台にある「長尾農園」さんの畑(ハウス)です。
「長尾農園」さんでは、こだわりの無農薬栽培で、様々な野菜を育てています。

ハウスの中は、準備万端整っていました。
有機肥料をふんだんに使った元気な土に、マルチビニールをしき、長尾さんのこだわりの間隔で、植え付け用の穴が開けてあります。

「長尾農園」の代表、長尾千行さんが、いつもの笑顔で迎えてくれました。
おいしく、美しく、安全・安心な食材作りにこだわる“匠”です。
奥様のとも子さんとの二人三脚で、「長尾ブランド」と言える野菜や、七城米(長尾さんのこだわりのお米)などを育てています。
「長尾さん!その道具はなんですか?」とたずねると、

「ハハハ!初めて見るど?これはもともと「タバコ」の苗ば植える用の道具ばってん、ここでは野菜の苗や種芋ば植えるように使いよるとたい!とても便利だし、仕事の効率も上がるばい!笠さんは見たことなかろうと思って、今日来てもらったとたい!」と、笑顔でお答えいただきました。

「さぁ!今日中に終わらせにゃんけん、さっそく始めるばい!」そう言いながら、奥様のとも子さんと絶妙なリズムで、次々に種芋を植えていきます!
「このタイミングでジャガイモば植えとくと、おそらく新ジャガば一番早か時期に出せるとじゃなかかなぁ・・・。ジャガイモの品種も、いろいろ試してきて、この土に一番合うこの品しょば見つけたとたい!!」

そうお話いただきながらも、作業の手は止まりません。
とても気持ちのよいリズムで、次々にジャガイモの種蒔き作業は進んでいきます!

写真撮影を止めて、急いでお2人に追いつき、「せっかくだから、少しゆっくり見せてください!」と言うと、
「ついつい集中して!ごめんごめん。まず、種芋ばこの道具の中に入れるでしょ!それを閉じたまま土に突き刺す。そして、先端を開いて種芋ば土の中に埋めたら、ハイ!その繰り返し!!って感じかな。」

奥様のとも子さんがさらに続けて教えてくれます。
「種芋も向きがあるとたい。お父さんが植えよる間に、しっかりその向きば見極めよるとよ!」

「ほら!解る?こうしてもう芽が出よるでしょ?そっちを上にして入れてあげるとたい。」
あのスピーディーなリズムの作業の中に、そんな細かいチェックと手間ひまがあったのです。

スコップを2つあわせたようなと言いますか、鳥のくちばしのようなと言いますか、そんな道具で種芋を入れたまま土に差し込んで、それを両サイドに開いて種芋を土の中に落とすのです。

種芋を落としながらスーッと引き抜くと、ご覧の通り、きれいに土がかぶさります。
「これば使うようになって随分楽になったよ!ばってん、こればかりは1人じゃできんけん、2人で仲良くしよるたいね!笑」と長尾さん。

「では、仲良しご夫婦のツーショットを撮らせて下さい!」と言って、この笑顔のお2人を撮影しました。
私は、「長尾農園」さんの様々な作物を育てる様子を取材して、その栽培方法を「ABEK(アベック)農法」と名付けました。
A・・・合う品種を探し出し
B・・・ベストな収穫時期を知るお2人が
E・・・笑顔で楽しく働き
C・・・ちゃんと管理して育てた野菜たち

2月末から3月上旬には、こうしてジャガイモの元気な葉が繁り、地下にはたくさんの新ジャガが育ちます。
あの、ホクホクとした新鮮な「長尾農園」さんのジャガイモが待ち遠しいです!

「FLCパートナーズストア」では、「長尾農園」さんの春の新ジャガを今回もネット独占販売いたします。
長尾さんが出荷する野菜たちは、「長尾ブランド」と呼べるほどの大人気の商品で、直売所でも指名買いされる“本物”の美味さです。
現在好評発売中の『長尾さんちのダイコン』や、ニンジン、ほうれん草、キャベツなど、「長尾さんちの~シリーズ」の成長の様子や惜しまぬ手間ひまなど、取材してこのブログでご紹介いたします。
ぜひ、下記「FLCパートナーズストア」のホームページものぞいてみて下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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