FLC日記 2013年10月17日(木) 晴れ
日本有数の米どころ熊本県菊池市七城で、『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』生産農家の「長尾農園」さんの、平成25年新米の稲刈り最終日に、取材に伺いました。
この地で育つ「七城のこめ」は、“おいしいお米日本一”に輝いた実績を持っています。
平成24年度の「七城のこめ」は、日本穀物検査協定が行う、食品ランキングで『特A』を獲得しました。
なんと、5年連続7回目の受賞です。
秋空に、秋らしい雲が浮かんでいます。
「長尾農園」さんの“美しすぎる田んぼ”の稲穂は、黄金色の輝きを放っています。
「長尾農園」さんの代表、長尾千行さんは、惜しまぬ手間ひまと、とても丁寧な作業、さらには徹底管理で、同じように見事に実った田んぼを今年も育て上げました。
私は、「長尾農園」さんの田んぼを、敬意を表し「美しすぎる田んぼ」と呼んでいます。
長尾さんがコンバインで稲刈りをしています。
「お米は、ダイコンやニンジン、ほうれん草などの野菜や、果樹で育つ果物と違って、1つ1つを見ながら収穫するわけじゃなかでしょ?だけん、その田んぼは1面全て同じように育てて、同じように成長させて、全てが同じように実った時に収穫(稲刈り)せにゃんとたい!そのために、1年かけてピシャッとそろうように育てあげにゃんとたい!そこが誰にでもは出来ん難しかとこであり、最もやりがいのあるところたい!!」長尾さんは、いつもそうお話いただきます。
奥様のとも子さんが、最後に稲刈りをする、すぐ隣の小さな田んぼで、コンバインが入る部分を手作業で稲刈りをしていました。
「長尾農園」さんは長尾千行さんととも子さんの仲良しご夫婦で、『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』の他に、ダイコン、ニンジン、ほうれん草、ジャガイモなどを育てる匠の農家さんです。
本日は、「長尾農園」さんの『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』作りを、振り返ってみます。
5月下旬、先ほど奥様のとも子さんが立っていた田んぼは、苗床でした。
苗床とは、田植えまでの稲の苗を育てるところです。
この時点ではすでに、「長尾農園」さんの“こだわり”のお米作りは始まっています。
苗床にお米の種を蒔いたトレーをならべる前の「地ならしペタペタ」と言う作業です。
お米の発芽とその後の成長が均等になるように、その土台となる田んぼをこうして徹底して平らにならすのです。
その後、種蒔きをしたトレーをこうしてこれまた丁寧に並べていきます。
見事に平らにならされた苗床は、トレーを置いた順番にグラデーションがかかったかのように水を吸い上げていきます。
「お米の種たちが、一斉に『ヨーイドン!』でそろって育つようにこうしてこだわりの苗床ば作りよっとたい!!」と長尾さん。
ここまでのこだわりが、きれいに同じように育った苗を育てるのです。
6月中旬、均一に育てた苗床の苗を見守りながら、田植えのための“代かき”をします。
苗が育つ田んぼを、これまた徹底的に平らにならすのです。
「このあぜ道のすぐ脇の端には苗は植えんとばってん、ここまできれいにならしとかんと絶対に同じように米が育たんとたい!」そういいながら、長尾さんのこだわりの田んぼは作られていきました。
6月下旬、美しすぎる田植えです!!
徹底して平らにならした代かきの田んぼは、真直ぐに苗が植えられていきます。
その様子を見ながら、奥様は、「苗床もあぎゃんしてきれいに作るでしょ?だけん、“欠株”はほとんど無くて、いっちょん(全く)手直しはせんで良かとよ!」と長尾さんの田植えを笑顔で見守っています。
7月中旬雨の晴れ間に撮影しました。
美しく並んだ稲たちは、順調に成長しています。
長尾さんのこだわり、一斉に『ヨーイドン!』で、植えられた苗たちは、成長のスピードもここまで均一です。
全ての苗が、手と手を取り合い、同じスピードで生長しているかのようです。
8月下旬、お米の花が咲きました。
田植え後も、水の管理を徹底して、とても強い稲の根っこが、このたくましい稲の花を咲かせたのです。
8月上旬には、一度田んぼの水を抜き、田んぼを乾かします。
そうすることで、稲は水を求め田んぼに力強く根を伸ばし、元気な稲が育つのです。
9月中旬。丸々と太った1粒1粒の籾たちで、稲穂が一斉に頭をたれています。
本当に、きれいに同じように成長し実っていますね!
この時点ではすでに、良いお米が出来ると予想できます。
10月上旬、いつでも稲刈りが出来るほどに稲穂は実りました。
しかし、ここで怖いのは、自然災害!とりわけ台風です。
この日は、九州地方に接近した台風24号が過ぎた直後!まだまだ強風が吹いていましたが、長尾さんの田んぼの稲たちは、風に吹かれても吹かれても、見事に起き上がってきました。
長尾さんのどの田んぼも全く稲が倒れることはありませんでした。
そして、例年通りの10月10日、「長尾農園」さんの稲刈りの日を迎えました。
“美しすぎる田んぼ”で育った稲たちは、どの稲穂も見事に同じように実っていました。
天気とも相談しながら、数ヶ所ある「長尾農園」さんのお米の収穫(稲刈り)は、本日、無事に最終日を迎えることが出来ました。
奥様が、「なんもそこまでこだわらんでも・・・と思う時が正直あるとよ!ばってんね、こうして見事に実った稲を見ると、「やっぱりお父さんはすごかねぇ~」って、しみじみ思うとよね!」と、とても満足げにお話されました。
「長尾農園」の長尾千行さん、とも子さんご夫妻です。
この“美しすぎる田んぼ”で、今年も『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』を育て上げました!
このとても素敵な笑顔が、今年のお米の出来栄えを語ってるかのようです。
日本有数の米どころ、熊本県菊池市七城町で、徹底的に手をかけ育て上げられた「長尾農園」さんの『七城米 長尾さんちのこだわりのお米』を、「FLCパートナーズストア」では、ネット独占販売しています。
私がその旨さに惚れこんだお米です。
自信を持ってお勧めします。年間購入しても絶対に間違いないお米です。数量限定での販売とさせていただいているため、定数になり次第、完売とさせて頂きます。
長尾夫妻のたくさんの愛情と、惜しまぬ手間ひま、さらに徹底した作業と管理により、今年も最高のお米が出来ました。
収穫(稲刈り)後、乾燥、籾摺りを終えた、今月(10月)下旬には、全国へ向け発送いたします。
まだ、ご注文(ご予約)頂いていない方は、お急ぎ下さい!
数量限定での販売とさせていただいているため、定数になり次第、完売とさせて頂きます。
ご注文はお早めに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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