FLC日記 2013年9月26日(木) 晴れ
ご覧下さい!
これが、パイナップルの花ですよ!!
ここは、熊本県山鹿市菊鹿町にある、農業生産法人「有限会社チヒロ産業」さんのパイナップル畑です。
九州、熊本県でパイナップルですよ!!
私も今回の取材で、パイナップルが熊本で育つことを初めて知りました。
昨日のブログに続き、熊本産のパイナップルのお話です。
連なる山々、黄金色に輝く稲、この壮大な大自然の中、パイナップルは育っています。
成長中のパイナップルを見ているのは、「有限会社チヒロ産業」代表取締役の木庭徹成さんです。
「今、こうして研究しながら育てて、どんどん株を増やしていきよるとたい。どの時期に花を咲かせ、いつ収穫するのか?パイナップルの大きさと熟成度合いの関係はどうなのか?まだまだ研究せにゃんことはいっぱいあるばい!!」
と木庭さんがお話いただきました。
「木庭さん!!“株を増やす”って、いったいどうやって増やすんですか?」と、尋ねると、
「これば見てみなっせ!ここにパイナップルの育ちよるたい。その横にこぎゃんして新か芽の出て来るとたいね!その芽をかいで、新しく植えるわけたい!」
「これを、ポットに移してある程度まで育てて、畑に定植するわけたいね。少しずつだけど、確実に増やしよるけん、今後の安定供給と品質の維持を進めていかにゃんたいね・・・。なかなか難しいところも多いけど、とてもおもしろかばい!ただ、品種はこのスナックパインはちょっと止めようかと思いよるとたいね。」と木庭さん。
スナックパインとは、正式名称をボゴールパインと言います。手でちぎれる果肉で、芯も食べられる」のが特徴です。
しかし、この葉っぱを見てください!まるでのこぎりのようです!!
ちょっと触れただけで、怪我しそうなくらい危険なので、栽培をやめようと思っているとのことでした。
パイナップルは、表面の6角形みたいな1つ1つが花なんですよ!指差していただいている紫の花びらがお解かりいただけますか?
その一つ一つの花がこうして寄り集まって、1つのパイナップルになるのです。
ですから、スナップパインはその部分を手でむいてちぎって食べることができるのです。
花が咲き終わると、果実が成長していきます。
これは、もう随分と、パイナップルらしくなってきましたね。
でも、季節により異なりますが、開花後、約半年もかけて成長し収穫を迎えるのです。
株を増やし、定植して成長させ、花が咲きます。その後半年もの歳月の間、水の管理、果実の日焼け対策などなどの手間ひまをかけ収穫です。
当面の課題は、熊本で栽培する際、どの時期に花を咲かせ、いつ収穫するのがベストなのかを、様々なデータを取り研究中とのことでした。
次世代のパイナップルの株たちです。大きさが異なるのは、最初に親株からかいだ時の芽の大きさの違いとのことでした。
ぜひ順調に成長し、あの香り高い、極甘の熊本産パイナップルを実らせて欲しいものです。
昨日、「有限会社チヒロ産業」さんの熊本産パイナップルを試食させて頂きました。
これが実に美味い!!!
芳醇な香りと共に、押し寄せるパイナップルの甘さたるや、一瞬で「美味い!!」を連呼するほどのおいしさです。
しかも、パイナップル特有の舌を刺すようなジカジカ感が、全く無いんです!!!
それには、ホント感動さえおぼえました。
木庭さんは最後にこうう話いただきました。
「絶対に、安定供給と品質の維持を実現させ、収穫の見極めを成し遂げるよ!!今回、笠さんと知り合えたことで、がぜんやる気も出てきたしね!」
その言葉を受け、「その際には絶対に「FLCパートナーズストア」で販売させてください!」とお願いしました。
日本で流通しているパイナップルで、国産はわずか3.6%。
そのほとんどの99.5%は沖縄県産です。
木庭さんは、芯まで食べれて、舌がジカジカしない、もちろん極上の旨さのパイナップルを作ろうと頑張っています。
また、パイナップルジャムの生産も計画中とのことでした。
これからも、熊本産パイナップル生産への苦労や喜びの様子、木庭さんの思いなどなど取材をしてまたこのブログでご紹介いたします。
同じく、熊本県山鹿市菊鹿町で、熊本産パイナップルの生産に取り組んでいる、「木庭健康畜産」の木庭泰文さんにも取材に伺いたいと思っています。
お楽しみに!!
それにしても、生まれて初めて見た“パイナップルの花”はとてもきれいでした。
いやいや、やはり熊本産パイナップルの美味さに感動でした。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。